「店評価ブログ」を更新しています

デパ寿司訪問で不思議に思ったことがあります。かなりの確率で「大間の鮪」が出てきたからです。
希少だから高価のはずの大間の鮪が、デパ寿司で供給できるほど出回っているのでしょうか。
日比谷だったと記憶しているのですが、どこかの似非グルメ放送作家が得意の回転寿司店の1つ、「うず潮」では店前に「大間生本マグロ」との大きな張り紙がありました。
回転寿司にまで「大間鮪」が出せるほど豊漁なのか。大間の鮪は「一本釣り」で付加価値をつけていると思っていたのですが、こんなに世間に出回っているということは、一本釣りではない「大間鮪」が存在しているのかもしれません。
大間で水揚げすればなんでも「大間産」となるのでしょうか。ボストンで獲った冷凍物も、大間であげれば「生」と書かなければ「大間鮪」になるのかもしれません。
さて、「店評価ブログ」に油面の天麩羅屋「天ぷら ふる河」と六本木の石鍋屋「石頭楼」をアップしております。
ぜひお立ち寄りください。
http://www.tomosato.net/blog2/index.html

デパートの寿司屋行脚

来年1月6日発売の「大人のウォーカー」の企画物でお手伝いさせていただきました。
「鮨特集」の中の1つ、「デパートの寿司屋でお任せ握り」のコーナーであります。
都内の有名デパートの寿司屋のカウンターに座りお任せで握りを食べてランキングする企画で、ライターの方と二人で毎日食べ歩いた寿司三昧の日々でありました。
「デパ寿司」行脚で驚いたのはその価格。池袋のデパートを除いて、ほとんどの寿司屋のお任せ握り(ツマミなし、お酒なし)が1万円近くもするのです。価格的には銀座の「ほかけ」で昼にお好みで食べる握りと大差ない支払額です。
そう考えると結構高い。
所場代がかなり乗っているのでデパ寿司はあまりCPいいとは言えないというのが、今回の友里の結論となりました。
他にも色々な鮨企画がありますから、ぜひお読みいただきたいと思います。
この企画で毎日寿司屋へ通い続けたのですが、結構つらいものがありました。1週間目くらいで飽きがきてしまったのです。
ライターからも「顔がふっくらしてきた」と言われたように体重も増加、取材終了後慌ててダイエットに励むことになりました。
以前ブログで友里に絡んできた人を思い出しました。毎日鮨屋へ行っていくら支払った、いくら祝儀を包んだ、と生々しく自慢している自称鮨通の方で、あちこちで友里の話を出して追い込もうと色々運動されているとも漏れ聞いております。
私はその方の連日鮨三昧の忍耐力に改めて感心したのです。いくら鮨しか知らないと言っても、よくまあ毎日鮨だけを食べ続けられると。(モツ鍋とラーメンもレパートリーにあるようです)
訪問した鮨屋件数が唯一の自慢のようですが、件数が多ければいいというなら、犬養裕美子氏や来栖けい氏の舌は完璧になってしまいます。それが間違いなのは彼らの文章を見れば誰でもわかることなんですけど。
そういえば犬養さんの露出が最近減ってきたように感じます。懇意だったカメラマン兼所属事務所の社長である方との関係が悪くなったという噂も聞きました。
露出が減ると突っ込みどころがなくなり、友里のブログネタも行き詰まります。犬養さんにはまだまだ頑張っていただきたいものです。

本当に「みぞうゆう」な事態になってきた!

昨日のブログ、日産の幹部からでも文句のメールが来ると予想していたのですが、賛同する方のメールだけで反対意見は1通もありませんでした。ちょっと拍子抜けです。
読者の方から聞いたのですが、ゴーン社長は月700万円(年ではなく月ですよ!)のマンションに住んでいるとのこと。
住居費だけで年1億円近いではありませんか。この贅沢費で何人の契約社員の雇用を維持できるでしょうか。何億もの報酬で何百人も雇い続けられるということをマスコミはもっと指摘するべきだと考えます。
次々と下方修正を繰り返す大企業が後を絶ちません。自動車メーカーだけではなく、どこまで広がっていくのか。本当に未曾有の事態で予測不可能になってきました。
日本は呑気に「グルメごっこ」をしている状況ではないのかもしれません。私は本業に全力投球すればいいのですが(今までもやっています)、これしかやっていない呑気なヨイショライターや料理評論家への風当たりは今後強まると予想します。
先日「ルイ・ヴィトン」が計画していた銀座の「一棟借り出店」を撤回しました。
貸し元の「ヒューリック」と合意しているということは、キャンセル料の類を支払うことでしょうが、企業としては素早い判断に驚きました。
日本の大手サラリーマン経営者ですと、一時的な損失(キャンセル料など)が表沙汰になるのを嫌い、問題を先送り(このまま継続)しがちです。
「先々大きな損が出たとしても、そのときは退職金を貰ってやめていて、誰も責任を追及されない」と考えるからです。
今の小さな損を隠して将来の大損を招くのが大企業の宿命なのですが、「ルイ・ヴィトン」はイメージダウンを承知でよく全面撤回をしたと感心した次第です。
「ヒューリック」はこのままビル建設を続けるのでしょうか。「ルイ・ヴィトン」でさえ無理だと判断した銀座展開、完成しても入居するテナントが多いとは思えません。
不動産会社にも苦しい英断が必要だと考えます。
2日続けてグルメネタから離れてしまいました。
食べ歩き日記だけではなく、経済ネタを書けるグルメライターは日本広しと言え、J.C.オカザワと友里の2人くらいしかいませんのでどうかお許しください。