今年になって訪問した店 短評編 13

「モウラ」のコメント欄がかなり加熱してきました。これがいわゆる「炎上」一歩手前と言うのでしょうか。
http://tomosatoyuya.moura.jp/?p=60
http://tomosatoyuya.moura.jp/?p=59
密室ではなく公開で質問したい。彼らの立派な言い分ですが、本質ではなく言葉尻とらえたつまらない突っ込みや勝手な「決めつけ」(私に言わせるとデタラメ)でコメント欄が消費されるのは有意義ではないと思います。彼らにとっては「有意義」なんでしょうけど。
グルメバトルの出版の際、「上湯が調味料だと思いこんで叩かれた」なんてよくまあ、こんなデタラメが書き込めると感心してしまいます。これこそ「名誉毀損」ですね。彼(くいしんぼう)からメールさえ届けば、IP突き止めて提訴できるのですが・・・(笑
批判は大いに結構なので、彼らもサイトを立ち上げてそれこそ「公の場」で議論を交わしたいと思うのですが、そんなことは出来ないでしょう。
さて、3店です。
エディション コウジ シモムラ
批判的なネットのコメント(ブログ含め)を徹底的に追求して削除させている、といった噂を聞いていたのですが、初訪問での感想は「美味しいじゃないか」。
想定外と言っては失礼かもしれませんが、お任せコース、美味しかったです。
この実力を普段も発揮しているなら、ネットの批判なんて放置していたほうが良いでしょう。
でも下村シェフ、かなり自信家というか「勘違いしやすい」人だと思います。
「ミシュラン2つ以上は確実」みたいなことを言っていました。どこかの店みたいに、掲載されてクオリティが落ちないことを祈るばかりです。
与太呂
天麩羅の1つ星ですが、この天麩羅が美味しいと思っている方、どのくらいいらっしゃいますか。人の良さそうな人たちばかりなのですが、肝心の天麩羅はカラッとしておらず(関西風だから仕方ないのか?)、これでは無星の「楽亭」や「はやし」が浮かばれません。
ミシュラン掲載断って地道に常連相手にやっていた方がよかったと思います。
鯛飯屋が天麩羅出している店と言う感じです。
あら皮
年々食後感に疑問がふくらんできたのですが、今回の訪問で評価を一変することにしました。
肉質もかなり脂っぽくなっており、他の店の霜降りと大差がなくなりました。
ワインは3万円前後が最低値と最悪。昔はもう少し安かった。こんなに脂が多くなったら、若くて安いボルドーで充分だ。
ということで、もうオススメできないと思います。一人8万円以上なんて考えられません。

「モウラ」更新しています

先日神宮前の2つ星和食へ行く前に、「ラ ポルト 青山」を覗いてきました。
このビルには例の「カシータ」が3階に入っております。案内板には「リゾート レストラン」とありましたから純粋なフレンチではないのでしょう。
今回立ち寄ったのは地下フロアであります。オープン当初にこのビルでの飲食経営は難しいと書いた記憶があるのですが、千代大海や片山晋呉の店(チャンコやスポーツバー)は見事になくなっており、なんとその辺りは大きなレストルームのスペースになっております。
そして「輿」という「スシブラッスリー」も「青山鮨 でじま」になっておりましたが、他の2店も含めて18:30では客の姿を店内に確認できませんでした。今後も苦戦が予想されます。
だいたい、この地に飲食含めショップだけのビルを建てる必然性があるのでしょうか。コンセプト自身に問題があると私は思っております。
さて、「モウラ」に2009年度版のミシュラン掲載を拒否した青山の1つ星鮨屋「海味」をアップしております。体育会系のノリの鮨屋、好みは分かれるところでありますが、ツマミや握りタネの豊富さは傑出しております。
ぜひお立ち寄りください。
http://tomosatoyuya.moura.jp/

ガス会社と電力会社のシェア争い

昨日のブログに関して沢山のメールをいただきました。東京ガスや東電も広報誌などで店紹介のようなことをしている、といったご指摘も受けました。勉強不足で申し訳ありません。
今回初めて知ったのですが、「あまから手帖」の出版社は大阪ガスの関連会社だとのこと。
しかし東京の両インフラ会社が関連でこのような店宣伝雑誌を丸ごと出すことはしていないと思いますから、その熱心さには脱帽します。
さて、大阪在住と思われる方から興味深い話を聞きました。大阪では有名飲食店を巻き込んで、大阪ガスと関電がガチンコ勝負をしているそうです。
オール電化キャンペーンを巡って料理店がその争いに巻き込まれているそうです。この情報は伝聞ですので、店名は詳しい方はわかると思いますが、一部伏せ字とさせていただきます。あくまで噂として受け取ってください。
祇園 ○々木
数年前移転した人気店。一番のウリが「ピザ釜」だそうですが、薪や藁にしようとしたが、ガスに変更せざるを得ない外圧が加わったとか。
魔法のレストラン
ガス会社がスポンサーなので、炭火の焼肉店はどんなに有名でも出られないそうです。
対する電力会社としましては、
イタリアンの有名店「○ンテ○○キオ」のシェフを使って「IH販促」をはかっているそうです。
よって、今後は「あまから手帖」はこのイタリアンを掲載出来ないとか。
両陣営入り乱れて、資本援助もちらつかせながら有名店の囲い込みに精を出している様が見えてきますね。
そしてこの「あまから手帖」、大阪ガスの援助なくては厳しい現状との事でした。