「店評価ブログ」を更新しました

近々にある出版社のポータルサイトで、コンテンツの一つとして店評価のブログを担当することが本決まりになりそうです。
今年初めに出版のオファーが来ているからと読者の皆さんにアイデアを募集させていただきました。沢山のメールをいただきながら出版の話は一時凍結してしまったのですが、形を変えましてサイトでの掲載となることになります。ある程度本数がまとまればそれが出版となる可能性もあるようです。
掲載開始日などが本決まりしましたら、詳細なご報告をさせていただきますので、それまでお待ちください。
さて、「店評価ブログ」にイタリアでは日本人シェフとしてはじめてミシュランの星を獲得したという、堀江純一郎氏の凱旋オープン店、西麻布「ラ・グラディスカ」をアップしました。
ピエモンテの元一つ星シェフの店ですからディープなピエモンテ料理を期待したいのですが、果たしていかがなものか。
お暇な時にお立ち寄りください。

この宣伝文句では逆効果か

読者の方から教えていただいた「麻布十番 風姿花伝」。とにかく「ぐるなび」を見てみろということで開いてみたらそのキャッチの凄さに唖然。
著名人、芸能人、在日大使がお忍びで訪れる。超有名シェフも訪れる。六本木某ステーキ屋社長も来店「美味しすぎる」、「安すぎる」、とここまで自分で書くかと思うほどの宣伝文句があふれています。
今時このような宣伝で釣れる客がいるのか疑問なのですが、ヤフーグルメの投稿では沢山の人が5つ星を乱発しておりました。純粋な客だけのコメントなのか疑問なのですが、キャッチといい、不自然な評価といい、ここまでやると胡散臭さが全面に出ると思うのですが、店側は気にしていないようです。
コースは1万2500円から2万円までのしゃぶしゃぶをメインにした料理。結構高い値付けで驚きました。
アラカルトもあるようですが、この価格では確かに芸能人や業界人でなければそう気軽に行けない店です。
朝方4時までやっていて業界人には使い勝手が良いようですが、このコンセプトと宣伝文句、考え直した方がいいと思うのですが、友里の大きなお世話でしょうか。
本日は行っていない店を取り上げました。あくまで、一般客として、「ぐるなび」や「ヤフーグルメ」をチェックした際、本当に行きたくなるか、行きたくなくなるか、といった簡単な問題提起であります。
何にでも言えることですが、極端すぎるとかえって不自然に見えるものです。店宣伝は必要だと思いますが、やり方を間違えるとかえって逆効果になる可能性がありますね。

ミシュラン調査員は自ら名乗っている?

今日は久々にミシュランネタです。以前のブログで、調査員が訪問した後カメラマンや事務方がミシュランを名乗って訪問しているようだと書きました。しかし、実は調査員自身がその場で名乗っているという確かな筋からの情報が入ったのです。
もう10年以上行っていないというか、すっかり存在を忘れていた学芸大学近くの「S」。友里は普段実名で書いておりますが、出版前ということで気をつかいましてイニシャル表示とさせていただきます。
ここにミシュラン調査員が訪問して食べていたと思ってください。
初回の訪問か2回目かわかりませんが、最後に主人にミシュラン調査員であることを自ら話したとか。
「よろしくお願いします」との主人の言葉に、「未だ載ると決まったわけではないですから」と答えた調査員、その後掲載が決まりその掲載許可を取りに再び訪問したそうです。
店に顔バレなんですけどこれで良いんでしょうか。どうも日本のミシュランは脇が甘いというか、調査員の人数や構成、メンバーにグランメゾンの元関係者がいるなど本来秘密にするべき事項がバレバレになっております。
私は日経新聞の取材の際、日本人のミシュラン調査員の経験や実力に疑問があると述べました。漏れ聞くところ、調査員の一人は和食に無理にワインを合わせて楽しんでいるようで、そのセンスに私の推測は当たっていると確信しました。
しかしこの「S」、ピークは15年前くらいではなかったでしょうか、最近はまったく噂にも聞かず埋没していると思っていたのですが、星がいくつなのか、発売が楽しみです。