「レディタン ザ・トトキ」十時氏への反論 1

土曜のブログで反論を予告したからでしょうか、十時氏のブログのコメント欄がかなりの盛り上がりを見せていました。友里罵倒の書き込みもありましたが、十時氏への指摘もかなりありました。
要は、色々な意見を読んでいかに自分に生かすか、ではないでしょうか。心地よいヨイショだけでは人は裸の王様になってしまいます。
さて今日から反論です。今回の「トトキ」に対する私のコラムはそれほど厳しい論調ではないと思うのですが、ツボというか気にしているところを突いてしまったのか、かなり感情的になって筆が滑ってしまった(普段の思いをそのまま書いてしまった)ようです。
http://s03.megalodon.jp/2009-0125-1824-08/thetotoki.sblo.jp/article/24961081.html
件の友里コラムです。
http://tomosato.net/blog2/2008/12/post_157.html

先は辻静雄先生、佐原秋生先生、見田盛夫先生など、教養を持ちながらレストランを愛し、レストランを育てる為の辛口の評価を言うことで、各レストランは成長してきたし、この方達のお陰で現在ここに外国の異文化が日本に根ざし形成、構築されてきたといっても過言でないと思います。
その方々に比べると、近年は本当にレベルの低さが目立ちます。
食文化の食も知らずに、自分の好みに合うか合わないかだけで、すき放題なことを言っている輩が多すぎます。彼らは辛口ではなく低俗な悪口に過ぎず、レストランを愛し育てようなどの気持ちは微塵も持っておらず、悪口で原稿料を稼いでいる低レベルな輩です。
特に悪口批評で巷を闊歩している友里征耶なる人物はかなりレベル的に低俗でかわいそうな方だと思います。

辻氏、佐原氏、見田氏をあまりに神聖化しすぎていませんか。彼らは「教養」があり、友里が「教養ない」と判断した根拠が不明であります。自分で「教養ある」とは決して申しませんが、「教養がまったくない」とも思っておりません。
また、彼ら3氏のおかげだけでレストランは成長してきたのでしょうか。そこに一般客の貢献はなかったのか。
食文化を知らず自分の好みだけで悪口を書いているように言われていますが、私が知る限り3氏も「自分の好み」で判断されていたと記憶しています。
それにもまして疑問なのは、どこまでが「辛口」でどこからが「悪口」と判断されているかの基準。それこそ、十時氏の「自分の好み」で勝手に判断されているとしか考えられません。
低レベルな「輩」で、低俗でかわいそうな友里なら相手にしなくてもいいと思うのですが、何をカッカしてしまったのでしょうか。

友里氏(本名H.T氏)のブログを目にしました。当店が載っており今年の夏にご来店いただいたようです。当店には全てのお客様の召し上がったお食事の記録が残っており調べてみましたら、そこに載っているメニューを召し上がった友里氏(T氏)の名前と顔がわかりました。
T氏のブログの中で当店のアミューズが出てくるのに40分と書かれていましたが、通常のオーダーでしたら絶対にありえないことです。当店はカウンターがほとんどで、カウンターの料理店を開いて分かったことですが、お客様はテーブルなら料理が出てくるのを多少の時間はお待ちいただけますが、カウンターでは少しでもお待ちになるとクレームにつながることが分かりました。ですから当店では最初のアミューズブーシュをお出しするのに時間がかからないよう細心の注意をいたしております。作り置きしてないアミューズの早出しでは都内では相当早いと思います。オーダーが入ってから40分というのはどう考えましてもT氏の作り事 ?もしくは他のレストランと勘違いか(来店日8月 日(日)5ヶ月以上前の為他のレストランと錯覚しているか)また、皿だしの時間がかかりすぎるともありましたがご家族4名様で、マダムとお子様のメニュー、本人のメニューとも全てバラバラで、(当日満席)オーダーされればどこのレストランでも当たり前のごとく時間はかかります。作りおきをしていない良いレストランほど。
当然当店も作りおきをいたしておりませんので、魚の切り出し、肉の切り出しはオーダーが入ってからいたします(より状態のいいものを提供する為)のでそれなりにお時間がかかることはご理解いただけたらと思います。が、40分経過、1時間半経過と時間をチェックし、本来の楽しい食事をする姿勢にはほど遠い感覚でレストランを利用している姿を見ると、ご家族の会話が余り進まなかったのかなと拝察いたします。スタッフの袖口がパン皿に触れてしまったことはこの場をお借りしましてお詫び申し上げます。

コメント欄にあるように、私の本名と推測した名前をイニシャルで晒したことや、同伴者の情報を明かされたことはあまり気にしておりません。サービス業のタブーを犯すほど、それほど頭に来たのでしょう。
ただし、私が作り事や勘違いで「アミューズがでるまで40分かかった」との件には憤慨です。
電話で18時に予約。多少遅れたかもしれませんが入店してからアミューズがでるまでしっかり40分かかりました。これは間違いない真実。隣のグループも皿出しが遅いとクレームをつけていたと記憶しています。
オマケのあとの赤鮑のマリネが出てくるのに1時間半かかったのも真実。これだけ待たされたら、コメント欄の書き込みにもありましたが、時計でチェックするのが普通ではないでしょうか。
時計をチェックしたから楽しくなくなったのではなく、あまりに料理が遅いのでイライラしたのです。
またテーブルウォッチングをしていない店に「家族の会話が進まなかったのかな」などとも言われたくありません。「料理はまだかな」といった話題で会話は弾んでおりました。
家族連れですから食後にウダウダと食後酒を飲んで時間をつぶしておりません。当日はカード決済しましたから、何時にチェックしたかは証明できるはずです。アミューズに40分、マリネに1時間半かからなければ、「エル ブジ」の多皿料理ではないのですから、家族連れで4時間の長編ドラマになるはずがないのです。
私は逆に十時氏の認識違いを指摘したい。
「パン皿にスタッフの袖口が触れた」のではなく、「パンにスタッフのズボンのファスナー近辺が直接触れた」のです。
「トトキ」の奥のテーブルスペースは設計的に無理があります。当初はカーテン幕がなかったと記憶していますが、今は2つのテーブルの間に奇妙な仕切り幕を垂らしています。
ただでさえ狭いのにこの「隔離幕」のおかげで余計閉塞感が増えました。隣のテーブルにサービスする際、狭いからスタッフが押すのでしょう、幕がこちら側に盛り上がってくるのです。
そして壁側の奥のテーブル客へナイフやフォークをサービスする際がもっと問題です。
客の後ろへ回り込めないどころか、奥の客の正面にも回れないので、テーブルの片方の端から手を伸ばしてナイフやフォークを配ることになります。
テーブルの表面積に余裕がありませんから、客のパン皿はテーブル端にギリギリに位置しています。よって乗り出したスタッフのズボンの前(ファスナー近く)がパンに触れてしまったのです。
パン皿にズボン前が触れるのはしょっちゅうで、「こちらでやるからカトラリーは手渡しでいい」と言ったのですが、スタッフは意地になったのか敢行してパンに直接触れてしまったので、パンを取り替えてもらったわけです。
奥の客にサービスするのに何故「袖口」が触れるのでしょうか。十時氏にはスタッフからしっかり事情聴取してもらいたいものです。
(明日に続く)

最近訪問した店 短評編 3

友里征耶もそろそろ賞味期限切れでしょうか。最近HPのヒット数、セッション数とも伸び悩みというか停滞気味、仕事の依頼も副業では激減しました。と言いますか、年末の「ミシュラン特需」が異常であったわけです。
おかげさまである月刊誌から新しいオファーをいただきちょっと安心。今回は取材の後、数人のフード系ライターとの対談もあるようなので楽しみであります。
ただしベースロードは5月までの日刊ゲンダイのコラム1つ。副業的には暇なので、2月まで今年出版予定の新書の原稿に専念したいと思います。
昨日のブログ、「レディタン ザ・トトキ」への反論予告でありますが、思ったほどの反響がなく思惑外れ。賞味期限切れの可能性を悟った次第です。
さて3店です。
古家庵
年末の忘年会で訪問。以前ほどではないですが相変わらず盛況でありました。
チヂミ、カムジャタン、サムゲタン(要予約)などかなりの料理を食べてマッコリを飲みまくって一人当たり7000円。この店では高い客単価になったかもしれませんが、同伴者含めて満足した夜でありました。
クチーナ・ヒラタ
残念ながらミシュランの☆を落としましたがこの日も満席。キャパが小さいだけにこの「平田料理」は常連中心に安泰でしょうか。
料理に種類、調理法に大きな変化はありませんが、連れ共々相変わらず満足した高額イタリアンであります。
山玄茶
「モウラ」の招福楼のコメント欄で知った京都の和食。招福楼の料理長が独立して開いた店だそうです。
場所はなんと昔「祇園 ささき」があったところ。ほとんど居抜きでしょうか。
料理は1万1000円から1万5000円までの3種。ネットなどでかなりの人気店でかなり期待して行ったのですが、食後感は可もなく不可もなし。
東京の和食よりは良いですが、食材の質、出汁ふくめて印象に残るものを感じませんでした。ちょっと「過大評価」ではないでしょうか。
そうそう、先日関西へ行った際たまにご一緒する外食好きの方から「近々に六本木ヒルズのある店が撤退しそうだ」と聞きました。思惑と違ってかなり苦戦している店が多いようです。

「店評価ブログ」を更新しています

読者の方から久々に大きなネタの提供を受けました。
「反論を見つけたのでお知らせします。」との短い文の下にあったURLを開いて私は久々に燃え上がりました。
その反論とは、作年末に日刊ゲンダイと「店評価ブログ」で取り上げた「レディタン ザ・トトキ」の十時氏の友里征耶に対するものでありました。
http://thetotoki.sblo.jp/article/24961081.html
誰かさんと違って批判や指摘は真摯に受け止めるスタンスなのですが、かなり感情的になった氏の長文反論、「友里は事実と違うことを述べている」など事実無根含め私のスタンス自体を批判されていることに注目。早速十時氏に対する反論をブログに掲載することにしたのです。
どうせ掲載するならヒット数が少ない週末より、ヒット数が一番多い週はじめが一番と、本日は十時氏に対する反論掲載の予告だけにします。盛り上がりも考えての「演出」とも言えるでしょう。
マスコミや取り巻きの心地よいヨイショしか耳にしない料理人の典型的な思考の持ち主に見える十時氏の自分勝手な反論への反論、26日からはじめたいと思います。ご期待ください。
しかし誤解のないようにしっかり条件を明記しているのにわざと読み飛ばして私がデタラメを書いているように訴える手法、姑息ですね。一例を挙げますと
中堅コース1万7000円のコースを頼むと3万円を突破するだろう(ワインをボトルで頼んでとの含みはあります)と書いたのに、

当店ではコース料理も9000円からで十分堪能できます。
ワインに関しても情報がまったく違っており、当店のワインは
グラス、1500円から12種類ほど提供しています。ボトルは7000円から提供していますし、当店が一人3万円以上軽く突破してしまうと言う下りがありますが、まったくのでたらめな情報です。

はまったくの自分勝手な「良いところ取り」。一番安いものしか挙げていないではないか。
件のブログのURLも貼り付けますので、事前に読み比べて皆様のご感想などをお聞かせいただければ幸いです。
http://tomosato.net/blog2/2008/12/post_157.html
「店評価ブログ」に、マスヒロさん絶賛だった銀座の「キャンドル」と移転直前に訪れた「あら皮」をアップしています。
ぜひお立ち寄りください。
http://www.tomosato.net/blog2/index.html