読者の方から朝日ドットコムのミシュラン記事を教えていただきました。
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200902070080.html
大手書店への取材で売れ行きは「去年の1/4くらい」という衝撃的な数字がでております。
3/4が売れ残っているとすると、その数なんと20万部前後の赤本が裁断機を待っていることになります。既に2月半ばですから、今後の購買数は知れているはず。初年度はウハウハだったでしょうが、早くも2年目は大赤字となってしまう可能性があるわけです。
日本人の国民性から2年目はそうは売れないとほとんどの人が予想していたと思うのですが、たたき上げの総責任者ナレ氏の読みは強気を超えて暴挙であったと言えるでしょう。
初年度の総刷数を初版で刷る必要があったのでしょうか。初年度並みの初版数に抑えて売れたら増刷する正攻法をとっていたら傷は浅かったはず。一気に刷って、少しでも印刷コストを下げて粗利を出そうとしたセコイ戦略が完全に裏目に出たようです。
ちょっと流行ったレストランが調子に乗って大箱にして転ける図式と同じであります。
恐慌前夜とも言える世界不況はタイヤ業界も例外ではありません。今更日本撤退はプライドがゆるさないでしょうが、私はナレ氏にアドヴァイスしたい。
2010年版の初版は数万部に抑え関西版の出版は諦めろ、と。
どうせ評価基準がいい加減なのですから、経験不足な調査員もコスト削減でリストラしたらどうか。
「東京最高のレストラン」とコラボして、来年版は赤と緑の2色の表紙のガイドにするのも一つの手だと考えます。
ところでミシュラン製ゴルフボール、買った人、貰った人、使った人っているのでしょうか。
売れ行きは初年の1/4? ミシュランガイド
終わるどころか始まっていない、クォーターパウンダー
もう何年も食べていなかったマックのハンバーガー。例の「サクラ騒動」以来気になっていたのですが、ついに昨日食べてしまいました。
祝日だというのに再開発地にあるマック、昼時の割に行列がありませんでした。未曾有の不景気の影響でしょうか。
ダブルは大きすぎると頼んだのが「クォーターパウンダーチーズ」。
マクドナルドはセット物(ハンバーガーではなく割高に見えるポテトや飲み物で稼ぐ戦略)を何とか客に押しつけようとするのか、スタッフが何回も「セットですね」と言ってくるのです。
普通、料理名だけを頼んだら単品の要求のはず。セットが欲しければ「クォーターパウンダーのセット」と言うぞ。
2回ほど「単品です」と強調して、やっと360円の「クォーターパウンダー単品」が買えた次第です。
日本のハンバーガーよ、もう遊びは終わりだ
とのキャッチに期待して食べた感想は、
「最初から始まっていないレベルじゃないか」
クォーターパウンダーと言いますから1/4ポンド、パティは110グラム前後ですか。
ネーミングでは大きく感じますが、アメリカ本土やハワイでバーガーを食べた事のある人には物足りなく感じる大きさと薄さでありました。他の日本のメーカーでも、もっと大きいパティを扱っていたところがあった記憶があります。
少なくとも「遊びは終わりだ」と言い切れるようなバーガーだとは思えません。
大きさだけではなく味も、本場のような「肉」らしい味を感じませんでした。肉肉しい食感もなし。今までの薄くて小さいパティをちょっと大きくしただけみたいなのです。
「サクラ疑惑」を受けるような手法で煽って客を釣りたかったマックの狙いがわかったような気がしました。
本場の本物バーガーには遊びでも相手にされない、単なるチェーン展開廉価バーガーであると考えます。
胃腸は丈夫なはずなのですが体調が悪かったのか、やけに胸焼けが食後に続いたのが不思議でありました。
ナレさん、来日中なの?
銀座の中国料理ランチ取材も一息ついて、昼休みに中央通りを友里がボケッと歩いていたと思ってください。
前方からブランド物らしき紙袋をもった外人が歩いてきたのです。どこかで見たことある人だなー、と思いながらそのまますれ違い。
しばらくして、ミシュランのナレさんに似ていたなと気付きました。その時はもう手遅れ、ナレさんらしき人を見失っておりました。
そういえば先週、ある報道機関の人が「来週ナレさんが来日するはず」と言っておりました。
私がすれ違った人はおそらくナレさん自身だと思うのですが、昨年週刊朝日の対談で仲良く語り合った間柄であります。
「27万部刷ってしまった2009年版、何十万部売れ残っているの?」と聞けば良かったと残念に思った次第です。
この年末も撤退せずに2010年版を出すでしょうが、昨年までのような派手な「プレス発表」などのイヴェントを懲りずにまた打つつもりなのか。2010年版は27万部ではなくどのくらい減らして何万部刷るつもりなのか。
これらの質問もナレさんに振りたかった。
世界的な自動車売れ行き不振で本業のタイヤ販売もかなり厳しいはず。極東の島国で「グルメごっこ」をしている余裕があるのかどうか。ミシュランの判断が楽しみであります。