読者の方から放映前に教えていただいた「おもいッきりイイ!!テレビ」のマスヒロさん出演。
「お家のひとりランチが極めつきの味になるマル秘アイディア!」として自慢げに益博流のご飯を紹介しておりました。ウェブにもありますのでまずはご覧ください。
http://s01.megalodon.jp/2009-0225-0713-19/www.ntv.co.jp/omoii-tv/teacher/090223.html
この人、油揚げが好きなんですね。昨年は箸に醤油を付けての「舐め箸」を奨励していましたが、今度はご飯に醤油をポトリ。ますますマスヒロ氏の和食の評価が信じられなくなりました。
しかし何の変哲もない調理を「マル秘」と得意げに自慢するのはいかがなものか。ホウレン草にベーコン、オイル、塩を入れるなんて誰でもやっているのではないでしょうか。どこがマル秘なのか。
「油そば」ではインスタントラーメンのスープを使用していますが、
化学調味料が大好きなマスヒロさんの嗜好を押しつけていいのか。この手のものを極力取らないようにしている人もいますし、苦手な人もいるわけです。
平気で化学調味料好きを公表してしまうマスヒロさん。無邪気というか脇が甘い人であります。
高額和食店へ行って、「お椀の出汁が・・・」と今後は一切宣っていただきたくないと考えます。
どこがマル秘なんだ、マスヒロご飯
芸人ディナーショーなんかやって大丈夫? タテル・ヨシノ
読者の方からの情報で友里は椅子から転げ落ちそうになりました。なんと、日テレ主催、太田プロダクション協賛による芸人ディナーショーで「タテル・ヨシノ」の料理が供されるというのです。まずはご覧ください。
http://s02.megalodon.jp/2009-0224-0550-48/www.210.ne.jp/420/productsDetail/1z142
場所は「芝パークホテル 牡丹の間」。ディナーショーは「タテル・ヨシノ」内でないのが唯一の救いですが、芸人のネタショーやビンゴ大会と吉野フレンチがマッチするのでしょうか。
一応パリ、東京ともミシュラン1つ星に輝く店であります。ディナーショーと食事の合計でお代が2万円というのもちょっと安すぎないか。
完全なミスコラボ、はっきりいって「タテル・ヨシノ」のイメージダウン以外の何物でもないと考えます。
みなさん、晴れの日のレストランとしてチェックしていた「ロオジエ」や「ジョエル・ロブション」が吉本とコラボ組んでディナーショーを始めたらどう思うでしょうか。晴れの日のレストランとしてのイメージを保てるでしょうか。
「お笑い」の地位を否定しているわけではありませんが、高額フレンチと「お笑い」のタイアップは、我々日本人には違和感を覚えるのではないでしょうか。
後日このショーの模様がTV放映されるそうですが、芸能人の披露宴のようなイメージで、少なくとも食通や外食好きなど食べ慣れた人は近づかない企画であると思います。
なぜこんな企画に乗ってしまったのか、タテル・ヨシノ。その苦しい事情は誰でも推測出来ると思いますが、ここは我慢のしどころだったのではないかと私は考えます。
大丈夫か、グランメゾン2店
読者の方から「ピエール・ガニエール」と「オーベルジュ・ド・リル」2店の最新情報を聞きました。一般に客入りが不振の店がよく選ぶ営業方針に似ていますが、墓穴を掘る可能性もありますので今後を見守らなければならないでしょう。
ピエール・ガニエール
アラカルトを廃止したようです。そしてHPをチェックしましたが、コース価格も値上げております。2万5000円に皿数の少ない方が1万9000円。3000?4000円値上げたようですが、この不景気の中での値上げは意外でありました。
アラカルトを廃止すると食べ慣れた人や常連を失う恐れがあるのですが、それでも「厨房の効率」をとるため一見客や観光客に舵切りしたこの判断、先行きは厳しいと私は考えます。
近く廉価なコースも登場させるとの話ですが、それなら値上げしない方が良かったのではないか。かなりクオリティを落とさなければ廉価コースは提供できないからです。
オーベルジュ ド リル
「ワイン革命」に加えて1万500円コースの新設、そして照明を明るくするなど色々とてこ入れをしているそうです。あの英国調の重厚な建屋で明るい照明にしてしまって「安っぽさ」がでないのでしょうか。
本店とはまったく趣が違う建屋を「ひらまつ」が選んだことがそもそも間違いではなかったか。名古屋の店も厳しいと聞きますが、長年勤めたマネージャーもグループを去ったようです。
ガニエール、ひらまつグループと未曾有の不景気の今年一年が正念場になると考えます。