オテル・ド・ヨシノの手島純也シェフは本当にエスキスを辛口評価したのか?

昨晩台湾からなんとか帰宅しました。本日から2週間ほど、いつものネット環境に戻ります。

それではまずは宣伝です。
休日では新規購読者を釣れないとの判断で配信を1日遅らせた友里ちょくマガ(http://chokumaga.com/magazine/?mid=116)。
本日は購読者数を当初の目標だった650(現在636)へ一気に到達させようとしての担当編集者の戦略で

出禁物語

を久々に出すことにしました。
出禁2軒目はあのルイ・ヴィトン寿司の

鮨 嘉瑞

であります。
物語は結構な文字量になりましたので、新規購読者を釣り上げる意味でも、タダ見部分は全文ではなく前半のみの公開としましたこと、ご理解ください。

ところでここでまた余計な一言。
ちょくマガで苦戦している(購読者数が増えない)他の著者陣(ほとんどです)、騙されたと思って一度友里ちょくマガを読んでみろ。

これが600超えのメルマガだぞ!

如何に己が無策で何の努力もしていないかがわかるはず。
ここまで言ってもわからないなら有料メスマガなんてやめてしまえと言うと、友里が降板となるかもしれません。

宣伝に戻ります。
「しがらみ皆無の店評価」は店名がいつの間にか変わっていた(料理も和食かと思うほど激変)

NARISAWA

であります。
その他は、訴訟回避術が久々に登場。これを読んだらまた古川修さんが顔を真っ赤にするかなと心配する裁判当時の内幕話であります。

先週末から台湾へ行っておりましたが、今回も

文字数は1万字超えと量だけはタップリ(謙遜です)

ぜひご覧ください。

 

さて、友里ちょくマガ購読者限定の会員制掲示板で、面白いネタをいただきました。
でも裏をとろうとしてもネットではソースが見つからない。
そこで思い切ってこの友里ブログで内容を公開して事の真偽を問うてみることにしました。

掲示板への書き込みは、オテル・ド・ヨシノの手島シェフのエスキス評価の体裁をとっております。
ではご覧ください。

 

エスキスへの訪問はちょうど1年ぶりでした。なので食材や調理法が若干被っていたせいかもありで初回訪問時の様なサプライズはアリマセンでしたがやはりシェフはフランス人。
日本人ではまず有り得ないであろ…う柑橘類と果物の香り、甘みの構成です。

だけど・・?前日の夜(朝か・)の酒が完全に残っていた事を差し引いても僕の感覚的には無しな甘さの連続で楽しみにしていた成田さんのデセールにたどり着いた時には既に味覚が甘みを欲して無い状態でした。 

多くの同業者が見ているであろうFBに正直に物事を書くのは気が引けますが見た目のキュイソンは素晴らしいのに全く味のないアニョー、色濃く濃度があるのに羊の味も香りもないジュ。残念でした。

皿の構成自体はシェフの出自を感じさせる物語のあるものだけに余計にそう感じました。
自分も含めて誰でも当たり外れや調子の波、料理に対する苦悩はあります。
ましてやまだまだ経験値の浅い料理長。
自分としては出した時に最高と思った料理が時としてブレたり迷ったりで不完全な状態な事がママあると思います。なので良い時に当たればいいですが悪い時は?

けど食べ手であるお客さんにとってそんな事は全く関係ないですよね。値段が高ければ高いほど高級店に求められるハードルは高いです。
当然ながらそのハードルを越えられなかった時は再びの訪問は無いって事です。

 

うーん、こんなこと同業者が書いて大丈夫なのか(本来は互いに緊張感を持たせるため友里は必要と考える)と思う内容。
でも、友里ちょくマガのVol.003の「しがらみ皆無の店評価」で書いた内容とほとんど同じなんですね。

マスヒロさんはこのエスキスを相変わらずベタ褒めしているだけにこの方(敢えて手島シェフとは書きません)と友里の舌がちょっと違っているのか。
訪問された方のご意見をいただきたいものであります。
KADOKAWAちょくマガ、おかげさまで友里征耶だけ好評です。

http://chokumaga.com/magazine/?mid=116

 

さらば台北

わずか3泊4日の台湾旅行、あっという間に本日帰国となりました。日本では台風の影響で各種注意報がでているようですが、被害が出ないと良いのですが。
JALからは出航時刻が遅れるとのメールが昨日深夜に来ました。台風は夕方には三陸沖に抜けるようなので、おかげさまでなんとか今日中に帰国できると思います。

さて今回の4日間、一番の収穫は、

大陸中国人との一生分の遭遇(日本在住ベース)

台湾、大陸人が多いんですね。故宮博物館では、緑のTシャツを着た団体客が傍若無人に振る舞っておりましたが、

なんと2000人が船で押し寄せていた

とのこと。
今回の旅行で、あらためてアメリカ人とは違った自分勝手な人種であるとわかった大陸中国人。なんと言っても

マナーやルールという概念を持っていない

のが特徴ではないか。

順番を守らないとは聞いておりましたが、行列をかき分けて前でどんどん進んでいく厚顔さには驚くばかり。
故宮の通路は狭くても両側通行でして、中国人は女性でも道を譲らないんですね。
頭にきて一度向かい合ってわざと見合うようにしましたら(こちらは車椅子を押している)、しばらくして先方がやっと譲ったこともありました。
ホテルのエレベーターでも横暴な振る舞いですし、声のデカさも半端ではない。
日本では声がデカいとよく注意される友里ですが、その数倍の音量なんですね、大陸中国人は。飲食店では隣ではなく1席飛んでいてもうるさくて会話がしづらかったです。
来年あたり、本場四川へ行こうと思っていたのですが、台湾以上に大陸人に囲まれるのは尋常ではない苦痛となると躊躇するようになりました。

台北でのわずか4日間でありましたが、気づいた点を挙げますと

・物価は(ワインを除いて)安い、特にタクシー
・右折やUターンが出来ないのか、近距離でもタクシーはかなり遠回りする
・夕方のラッシュでは通常の3倍くらい時間がかかるので、かなりの余裕を持ってタクシーに乗らなければならない
・台湾人は内食より外食の方が多い
・鰹出汁の料理があるとは知らなかった
・大陸人と違って台湾人は親切(サービスという概念がある)
・有名ホテルでも、英語がほとんど話せないスタッフがいる(レストランなど)
・インターネットはアメリカや欧州より繋がりが速い

などでありましょうか。

日本語が通じるとの前情報がありましたが、有名な唐墨屋とお茶屋以外ではまったく通じなかった。イメージ的には中国語

フランス語より難解で意味がわからない

でありました。

最後にお知らせです。
友里ちょくマガ、月曜配信でありますが今週と来週は振りかえ休日の関係で

火曜日配信

となります。ご了解ください。

 

KADOKAWAちょくマガ、おかげさまで友里征耶だけ好評です。

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最近訪問した店 実名短評編 2013-36

普段は1日1食なのに異国の地(大げさ)で朝、昼、晩と食べてしまい体も胃も重くなってしまいました。帰国してからのダイエットが大変です。
本日はこれからまた朝食→土産買いなどに出なくてはならないので、すぐさま実名短編に入ります。

本日の実名店は銀座ナインという高架下の商業施設地下という高額店にはもっとも縁遠い立地にある高額和食

そうかわ

であります。読者の紹介をうけ、接待で行ってきました。

灰皿を完備するまさに接待にはピッタシの店。場所柄同伴や、オープン前のミーティングなのかママさん含めその手の女性グループなど友里の不得意な客層が目立ちました。

この店を一言で表すると

一見にはつらい

愛想が良いとは言えない女将?にかなり年配の主人。更に愛想が悪いというか無口で近寄りがたい2番手(婿さん?)というトリオに圧倒されて友里でさえ萎縮してしまった。
接待なので営業トークでこの雰囲気をしのぎましたが、食べ仲間や身内との訪問では盛り下がりを防ぐことは出来なかったかもしれません。

料理はお任せコース。隣客とは食材自体が異なることが多かったので、客によってかなり幅を持たせたコース仕立てであると思います。

それではいくつか料理をアップします。

 

湯葉の餡かけ

湯葉の餡かけ。メモには何もコメントが書かれていなかった。

 

マツタケのフライ

門上武司さんがいうところの「早松」のフライ。8月でしたから、友里に言わせると

単に8月にとれたマツタケのフライ

量の多さにはビックリです。

 

夏ふぐ

夏ふぐの昆布〆。この食材での昆布締めは数えるほどしか経験がないと記憶しておりまして、昆布の味がしみこんでいますから夏ふぐ自体の味わいがよくわかりませんでした。

 

土瓶蒸し

土瓶蒸しも量が多く、トドメは鯛飯。

鯛飯

 

二人でもこの店は5合飯でつくるそうで、驚きの量。
この他にも、鱧素麺やふぐの唐揚げが出るなどものすごい総量でありまして、鯛飯は客にほとんど持って帰っていただいた次第であります。

現金決済をしようとしたら、後に会社へ請求書を送るからと名刺を要求されまして、どれだけの請求が来るか不安だったのですが

なんと一人当たり2万数千円

と予想外のお安さ。

結論的には接待限定で今後も使えるかもしれません。(しかしあの周りの雰囲気では、2万超えの店と客が思ってくれるかちょっと心配)

 

KADOKAWAちょくマガ、おかげさまで友里征耶だけ好評です。

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