街の中国料理2店

先月15日に発売された「大人の週末 2月号」。毎月購入するとまずはじめに山本益博さんの「食べ歩き手帳」を読むのですが、最近はあまり面白いネタを見つけられません。
まず取り上げる店がラーメン、うどん、洋食、街の中国料理、とかなりB級、もしくは低価格路線に偏ってきました。柳生九兵衛さんの領域にどんどん近づいています。しかも得意の繰り返し訪問で行稼ぎしており、「リョウリ ゲンテン」も毎月登場させるなど新鮮味も薄れてきました。ランチものも多くなっています。
取材費を節約しているのでしょうか。自分がプロデュースした「ゲンテン」が不振なので、宣伝に躍起なのでしょうがちょっとやりすぎにも見えます。そんななかで、ランチで2回の記述がある2店を訪問しましたので簡単に感想を述べます。
華園
六本木、テレ朝通りにある小さなお店。こんなところに中国料理があるとは気がつきませんでした。
早速おススメの「三陸産牡蠣の黒豆炒め」(1680円)を注文。定食についてくるスープを飲んでまずは?。そして主役の牡蠣の炒め物を食べてさらに?
マスヒロさんが大好きなモノが入っているように感じないのです。並木橋の「有昌」でみられた大量の「化学調味料」を感じないというか、入っていないかもしれない味付け。この味、マスヒロさんには物足りなく感じると思うのですが、どうしたんでしょうか。「有昌」での化学調味料まみれの椎茸スープ推奨の失態からの名誉挽回のため、使用していない店を探し出してきて自分の嗜好とは関係なく推奨してきたのではないかとも思ってしまいます。
確かに落ち着いた味付けの料理でしたが、雑誌でこんな小さな店を煽っていいのだろうかと思いながら店を出ました。
アンジュ
銀座、ソニー通りのこれまた小さなお店。ランチ客で満席でしたが、この店も雑誌で何回も煽るような店なのだろうか。このままこの手の店の「紹介」を続けたら、九兵衛さんには大きな脅威となるのではないでしょうか。
当然おススメの「牡蠣の煮込みそば」(1000円)を頼みました。オマケででてくる半チャーハンも食べて納得。しっかり「濃過ぎるお味」を確認、マスヒロさんの舌の嗜好が変わっていないので安心した次第です。
しかし最近のマスヒロさんの取材店の迷走振りにはがっかり。ラーメン、洋食など自分の原点に戻ったのかもしれませんが、これでは友里の突っ込みネタが激減です。なんでも「渾然一体」を連発する名調子の復活を望みます。

今週発売の週刊誌にちょっと出ます

偶然なのですが、先週2誌から取材を受けました。テーマはまったく違うのですが、今週発売のその2誌にコメントなどがちょっと出ることになりましたので、宣伝させていただきます。
まずは講談社の「週刊現代」。先月28日に書いた、有毒魚「あぶらぼう」問題です。水産関係者やその有名料亭の女将の発言がすべて「実名」で載っています。勿論私のコメントも載っていますので、出来ましたら購入してお読みいただければ幸いです。明日5日発売で47ページに載っているそうです。
そして次が徳間書店の「週刊アサヒ芸能」。6日発売です。今のところ、この業界ではレストラン批評家という立場で認識されているようで、勿論飲食店に関連した取材でありました。
「石原都知事に関する特集記事」の中、「知事交際費」の使途をめぐる住民訴訟の判決を受けて、開示された店に対するコメントを求められました。そして石原都知事は「食通」なのかどうか。
豪華なヨット、別荘に邸宅を持ち、知事の収入以外に印税など多額の副収入もある勝ち組の石原慎太郎氏。傲岸不遜な言動は若いときから「先生」と呼ばれ続けた結果の勘違いなのでしょう。
売れない芸術家の四男の渡航費や自分のファーストクラスへのアップグレード代くらい、その収入や資産を考えたら微々たるものですから、自腹をきってこそ上に立つものの「矜持」と思うのですがいかがでしょうか。親子3人が税金から収入を得るようになってしまって、自腹感覚がまったくなくなってしまったようです。
「経費族、文化人、業界人、芸能人、政治屋に味のわかる人なし」が持論の友里。3つも条件が当てはまってしまっているので出した結論は勿論「食通ではない」であります。
取材に答えただけで、どのように編集されているか確認していないのですが、こちらもぜひお読みいただければ幸いです

店評価ブログを更新しました

店評価ブログに、銀座の「鮨 奈可久」と浅草のフレンチ「ビストロ シブレット」を追加しました。
J.C.オカザワ氏が紹介した鮨屋では珍しく当たりだった予約の取りやすいというか結構空いている穴場的鮨屋と、近辺の「モンペリエ」へ行くくらいならこちらをおススメしたいビストロです。読者の方から、「台東区の奇跡」と紹介されましたが、それほどのものなのか。
お暇なときにお立ち寄りください。