特定ビール会社の宣伝をしている自称料理評論家

またまた読者の方からの情報です。雑誌「料理王国」で山本益博氏がアサヒスーパードライの宣伝をしているのはけしからんという内容であります。
早速最新8月号を購入した所、10ページ目に「青柳」の鮎とこのスーパードライの相性の良さを強調した「宣伝コラム」を確認しました。1ページ使ったアサヒの宣伝ページなのですが、ワインなど飲料を含めて世間へ発信している自称料理評論家が、自分の稼ぎため一企業の宣伝をしてしまっていいものなのだろうか。
家にあった「料理王国6月号」の12ページでは、マスヒロさんが有料でプロデュースしたといわれている「リョウリ ゲンテン」の桜エビの天婦羅とスーパードライの相性の良さを力説しておりました。ここまでして収入を増やしたいのかマスヒロさん。
ドライの宣伝スペースでちゃっかり自分が関与した料理店まで便乗宣伝しているのですから呆れるばかりであります。
しかしビールの宣伝にマスヒロさんを起用したことは、アサヒにとって良かったのだろうか。マスヒロさん、門上さん、過食のオコチャマ・来栖けい氏はじめヨイショ系ライターたちに下戸やお酒に弱い人が多いのは周知の事実。たいしてお酒を飲まない、飲めない人がいくら「うまい」といっても説得力があるとは思えません。スイーツが得意でない、ほとんど食べないこの友里がパティシエやデザートを絶賛しているようなものです。
不得意な酒類の宣伝を安易に引き受けるマスヒロさんはなぜそこまで稼ぎたいのでしょうか。

芝浦工業大学教授・古川修氏の損害賠償請求事件 6    古川教授、趣味の範囲なのだから経験の少なさを恥じることはない

芝浦工業大学システム工学部教授、古川修教授が友里征耶を相手取った名誉棄損等の訴訟に関する次回期日の被告準備書面を先週末に提出しましたので、その内容を公開させていただきます。
被告側としましては原告と違って急いでいるわけではないので、今回の書面はまだまだ緩い内容のものであります。今の段階では手の内をすべてさらす訳にはいかないからです。
1、「癒着ライター」の部分に関して
癒着とは物と物とが接着することを意味する言葉。被告・友里は、原告・古川修教授が特定の料理人、食材供給者、生産者、飲食関係者らと個人的に懇意になり、いわば持ちつ持たれつの関係にあることに関し、「癒着」状態であると論評したまでである。
原告・古川修・芝浦工業大学教授は、鳴門の漁師「村公一」氏、鴨の養殖生産者「西崎ファーム」を再三再四絶賛している。
しかし、原告・古川修教授は「村公一」氏が獲った鱸と村氏以外の漁師が獲った鱸との客観的な比較をすることなく、原告の主観に基づいて「カリスマ漁師」と称し、あたかも「日本一の漁師」であるかの如く取り上げ、西崎ファームが養殖生産する「バルバリー鴨」と一般的に定評のある「シャラン産の鴨」と具体的な比較検討をすることなく「最高の鴨」であるかの如く絶賛している。
他方、原告・古川修教授は村公一氏と個人的に食事をし、正月には個人的に特別な食材を送ってもらう等一般読者らが希望したとしてもかなえられない特別待遇を受けている。西崎ファームの西崎社長とも人間的に極めて懇意な関係にあることを再三表明している。
このような原告個人と格別に懇意な人間関係を前提とした特定の食材供給者・生産者について絶賛する原告・古川修教授のスタンスに対し、被告友里は「癒着」状態にあると論評したものである。原告と被告友里との飲食ライターとしての基本スタンスの違いに基づく論評である。このような意見表明が名誉毀損云々の問題となり得ないこと、被告友里に悪意がないことは言うまでもない。
2、「井の中の蛙」について
原告・古川修教授は「銀座こびき」の料理をかねてより絶賛している。更に、原告が主宰し原告のブログ読者らが参加した「超美食会」という食事会の会場に選定した際においても、銀座こびきの料理が最高レベルである旨を絶賛した。
しかし、「銀座こびき」を訪問したことがある者であれば、銀座こびきの料理が最高レベルである、との点には疑問を抱くはずである。和食を提供する飲食店のレベルの区分け方について定説があるわけではないが、使用食材の単価の点も考慮したうえ、例えば、「料亭」「割烹」「居酒屋」「食堂」という区分けをした場合、少なくとも銀座こびきの料理は、「料亭」「割烹」の区分けには属さず、「居酒屋」で提供されるレベルの範疇と考えられる。
被告友里は、「居酒屋」の範疇に属すると思われる料理をあたかも「高級割烹」の範疇であるかのように絶賛する原告のスタンスに対し、大いに疑問を持った。被告友里は、原告自身が居酒屋レベルと感じる料理をあえて高級割烹と持ち上げるような人格の持ち主とは考えなかったので、原告がこれまでに訪問した経験のある割烹の料理のレベルが銀座こびきの料理のレベルとさほど差違がなかったということに由来するものと考えた。被告友里は、原告個人の料亭・割烹への来訪経験が本業飲食ライター・評論家等に比べると少ないことについて「井の中の蛙状態」と論評したものである。
原告の料亭・割烹への来訪経験がさほど多くないことは、小滝橋にある「岸由」という店との懇意な関係を示しつつ、「岸由は東京最高の割烹になりつつある」旨絶賛することからも伺われる。東京都内には「岸由」と同等以上の質の料理を提供する和食店が数十軒を下らないことは議論の余地がないと思われる。「銀座こびき」と同等以上の質の料理を提供する店も数え切れないほどである点も異論はないと思われる。
以上のような事情を踏まえて、被告友里は「井の中の蛙状態」と論評したものである。
原告・古川修氏の本業は機械工学を専門とする大学教授であり、国土交通省主宰の公的委員や学会等の要職をも務める中、あくまでも趣味として飲食関係ライターとして著書を出版し、ブログを公開している原告にとって、本業飲食ライター等に比して来訪した和食店の数が少ないことや割烹訪問経験の少ないことは何ら恥じるべきことではない。
ましてや原告の名誉が毀損されるようなこともあり得ない。
最後の一文、本業は大学教授なので高級・高額和食店への訪問回数が少ないこと、本物の割烹や懐石料理店の経験が少ないことをなんら恥じるべきことではない、という文言は正に名文であると自画自賛します。本当に素晴らしい高級店を知らない身で、「こびき」や「岸由」をあたかも東京の最高店の如く絶賛しているのですからこれは「井の中の蛙」と言わずなんと評するのか。
読者の方からは、「本当に古川さんは名誉を棄損されたと考えているのか。それならば、本業である芝浦工業大学の『学長』を証拠調べで呼び出し、友里が日刊ゲンダイで書いたことが芝浦工業大学教授の名誉を棄損することなのか、普段から本業をおろそかにして日本酒メーカーや食材メーカーとの人脈形成に勤しんでいる姿、出張の合間に飲食店や酒蔵を訪問する余裕をブログに公開するほど遊び呆けているとしか思えない姿を自慢していることの方がもっと芝浦工業大学教授としての地位を落としているのではないか、こんな副業に力を入れすぎるなど呑気なことをしているから友里に揶揄されただけではないか」、と尋問したらどうかといったアドヴァイスをいただいております。
名誉の毀損を証明することは、毀損していないと証明することと同様に難しい問題であります。
ここはアドヴァイスのとおり、友里の記事が本業に芝浦工業大学教授としての名誉を棄損したのかどうか、それとも本業より副業の日本酒、食材、飲食店関係者との人脈形成に力を入れ過ぎている古川修氏の行状が大学教授として真っ当な行為なのかどうか、「学長」に聞いてみたいところであります。
芝浦工業大学「学長」・平田 賢氏はこんなつまらない係争に、自大学の現役教授が原告として関与しているとは夢にも思っていないことでしょう。

最近訪問した店 短評編 11

西麻布近辺、最近も店が変わったりリニューアルしたりと動きが多いようです。
驚いたのはヒラマツグループの「レゼルヴ」、変な多皿料理のコース専門だったはずですが、この6月に「レストランひらまつ レゼルヴ キャーヴ・ド・ひらまつ」としてリニューアルしておりました。シェフは池田氏ではなくなり、総料理長として平松氏がHP上に載っております。コンセプトは「ワインを着こなす」とか訳のわからないもので、料理もアラカルト中心、コースも前菜、魚、肉と普通の皿数になっておりました。友里は池田シェフ時代の多皿料理を評価していなかったのですが、他の客にも不人気だったのかもしれません。
さて、本日の3店のうち2店はランチだけの感想です。
鮨処 すゞ木
久々に夜訪問。いつものようにツマミは10種ほど出てくるのですが、ほとんど毎回重複。ちょっと飽きがきてしまいます。シラウオポン酢、ボラ白子、カラスミ、塩辛、イクラとほとんどが自家製のようですが、それほど唸るものと感じないのは、単なる慣れなのか、元々のクオリティの問題なのか。
握り系では今回初めてカリフォルニア巻きなるものが出てきてしまいました。江戸前の鮨屋と思っていたのですが「なんでも有り」のようです。
結構飲んで食べて1万数千円。何とも言えないCP感なのですが、今回は数人で訪問しましたがまったく身内同士で会話ができなかった。主人と女将の腕自慢に他店批判はますます健在で、かなり疲れて帰路に就いた友里一行でした。
毛利サルヴァトーレ クオモ
週末に映画を見てからランチで訪問。どこのサルヴァトーレでもやっているランチブッフェですが、同じ六本木ヒルズ内ウェストウォーク5階のサルヴァトーレより安いので、どうせ入るならここでしょう。
前菜ブッフェとスープで1900円、前菜ビュッフェとパスタで2300円ですが、前菜が冷たいもの6種ほど、温かい前菜もポトフなどいくつかありますのでこの前菜ブッフェだけで充分。前菜をしっかり食べればスープだけでお腹一杯になります。
ワインやビールもグラス600円ですから、週末のランチでは利用しやすい。肝心の味は価格に見合った「それなり」ですので、深く追求しないでください。
札幌 たる善
札幌出張の“ウラ”目的地(!?)的名店が登場!!のキャッチで颯爽と新丸ビルに登場しましたが、最近は行列も出来ていません。私がランチで入店したときは結構並んだんですけど。
ランチはイクラ丼、3色丼(イクラ、ウニ、ずわい蟹)が3000円、握りは
2900円から5250円まであります。
サーモンやボタン海老に昆布の佃煮を使った軍艦までありまして、食べ終えた感想は、「ただの海鮮系寿司」。例え札幌へ出張に行ったとしても、私なら絶対本店へ食べにいかないです。
回転すしほど安くはないし、この内容では高いというか魅力を感じないというか。今後は厳しいのではないでしょうか。