服部先生、ここまで悪運が強いとは

昨日の「日刊ゲンダイ」、お読みいただきましたでしょうか。駅のスタンドに張ってある「垂れ幕」(業界では『チンピラ』というそうです)に大きく「服部幸應『経歴詐称』」と出ていましたので、かなり注目されると思ったのですが、突然の「オコチャマ首相」辞任劇でいっぺんに情勢が変わってしまいました。
一面にも「詐称疑惑 服部幸應氏 直撃」と大きく見出しがでていたのですが、辞任のため急遽出されたC版では、チンピラも変わってしまって一面の見出しも消えていました。(5面掲載の記事は変わっておりません)
本来ならかなりインパクトある記事のはずですが、すっかりかすんでしまったようです。
そして今朝、新聞を見たら、週刊文春の広告で大きく「スクープ 服部幸應(料理番組のドン)の『家柄』は偽装だった! 本名は『染谷』、450年続く『服部流割烹家元』も大嘘だった」と出ています。週刊文春がかなり力を入れた告発記事を掲載したようです。
本来ならこの2連荘告発記事でマスコミにはかなり話題になるところでしたが、今は安倍さんの問題で上へ下への大騒ぎですから、本当に服部先生は運がいいとしか思えません。
週刊文春のスクープ記事は昨夕には「早刷り」が業界に回っていますのでかなりのマスコミに周知されていると思います。
日刊ゲンダイより深く踏み込んだスクープ記事になっているはずなので、ぜひ皆様に「週刊文春」をお読みいただければ幸いです。
ところで大きなお世話かもしれませんが、サッポロビールが今派手に展開しているキャンペーン「サッポロ ドラフトワン」。服部先生が考案したという「ドラフード」がウリのようですが、どう対応するんでしょうか、エビスビールファンの友里としては心配です。
しかし、安倍オコチャマ首相、こんな放り投げ辞任では二度と表舞台に立つ機会はなくなるでしょう。「突撃」と号令かけていた大将が勝手に逃げてしまったのですから、もうついていく人なんかいないでしょう。危なくって担げない。
海上自衛隊の補給活動継続の見通しがたたず、持病が悪化してかなり具合がわるかったことなどが辞任理由に挙げられています。真偽のほどはわかりませんが、ある週刊誌がもっと大きなスキャンダルを追及していたといった話も漏れ聞きました。
とにかく就任から辞任発表までの1年弱、日本国としては無駄な1年であったとならないよう新総裁を決めてもらいたいものです。
麻生さん、谷垣さん、額賀さん、福田さん、町村さん、小泉さんなどの名が取りざたされていますが、私的にはあの復党問題で男を売った平沼さんの登板が面白いのではないかと考えます。

服部先生のどこが問題なのか

9/6のブログを最後に服部先生が「決断」してマスコミにカミングアウトするまで黙っていようと思っていたのですが、読者の皆さんから友里の考え方やスタンスについて疑問視するメールを数多くいただきました。文章力がないからか、いろいろと誤解されていると思う部分もあり、詳細にお返事差し上げたのですが問い合わせの数が多くなってきましたので、本日のブログにまとめて述べさせていただき、読者の皆様にご理解いただきたいと思います。問題点と指摘された点は以下の2つに集約されますので、説明させていただきます。
1、服部だろうと染谷だろうとどちらでも良いではないか。公人とはいえ「出自」を暴くのはいかがなものか。
私は「服部幸應」がビジネスネームであり本名が「染谷幸彦」であるだけなら、何ら問題提起しません。友里征耶だってペンネームですからね。単なる出自を暴いて、ビジネスネームだからいかん、と言っているのではありません。
服部先生のカミングアウトがあるまで真相を書くことは避けたいのではっきり書けませんが、私が問題にしている点は、服部先生が最近まで自分の権威付けのために周囲やマスコミに触れまわっていた、
? 武士の出陣の際の料理や作法を教えていたという永禄4年(1561年)から続く「服部流割烹」というものが本当に存在するのか。
? 明治維新後、次々に入ってきた外国料理でカルチャーショックを受けた一般人をケアするため服部先生の祖父が明治に料理学校を開いたことになっているがそれは本当なのか。
? 実妹の服部津貴子氏は本当に「服部流割烹17代家元」なのか。
ここまで細かく挙げてしまうと、私は6日に「衝撃の真相」と述べていますから結論はわかっちゃうかもしれません。
単なる出自を問題にしているのではなく、服部先生が今日の名声を得る上で少なからず助けになったこれら「物語」の真偽を問題にしているのです。仮にまったく違うのであるとしたら、それは許されることではないと考えます。
例えて言うならば、この友里が
「友里の先祖は戦国時代から藩主や宮廷の食に大きくかかわってきた。謙信が信玄に送った塩も友里家が用意したもの。秀吉に利休を紹介したのも先祖である。そして家康に天婦羅をはじめて紹介したのも友里家であります。平賀源内をつかって江戸にウナギの蒲焼を普及させたのも友里家。また、わたくし・友里征耶は、あの魯山人から『私の唯一の後継者は君だ』と言われた」
と世間に吹聴して友里の権威づけに利用しているようなものです。今さら検証できない、「言った者勝ち」の話ですが、当然架空のホラですから糾弾されて当然であります。
服部幸應氏だけがこのような架空の脚色物語を許されて、友里だけが許されないはずがありません。
2、なぜ真相をブログですぐ公開しないのか。メールでやりとりしているようだが、これでは密室取引ではないか。裏取引したのか。
最初にメールを出したのは友里であります。読者が調べた結果などを質問形式にして確認したかったからであります。まさか返事が来るとは思いませんでしたが、その内容が全面的に認められていたので「衝撃の内容」とさせていただきました。
教育者であるだけでなく、数ある政府部会の委員、業界団体の要職、NPO活動などで最近は「食育」にも力を入れ、叙勲まで受けている「公人」なのでマスコミへ真相の告白を勧める内容などのメールを4回送り、その後、服部先生からは告白に消極的なお考えと受け取れる内容のメールが1本きただけでやり取りは終わっております。
決して取引など密室交渉をしたわけではありません。服部先生の立場を考え、他人から真相を暴露される前にカミングアウトを勧めたため、私のブログで積極的に開示することを避けたのであります。
ここまで私なりに配慮してきたつもりですが、夕刊紙だけではなくいくつかの週刊誌も取材を始めたとも漏れ聞いております。
ここまで来てしまっては、服部幸應先生の「潔い決断」で収束するしかないのではないでしょうか。ここまでバレてしまってシカトはもう無理であります。
色々服部先生を利用して仕事をしてきた放送作家や取り巻き連中だけではなく、法律の専門家とも相談して、適切な対応を取られることを望みます。
「服部幸應先生、進退きわまっております。ご決断願います」の非常事態であります。

日経MJでのコメントの少なさにがっかり

金曜の日経MJをご覧になりましたか。あらかじめ宣伝しておりましたが、友里のコメントがほとんどなかったので申し訳ありませんでした。私もかなりがっかりしました。
本当は「・・・国内ではそれほど重要視されない」のほか、もっと面白いコメントをしたんです。
たとえば、
1、 ロオジエの元マネージャーが調査員の一員だとばれるなど脇が甘すぎる。カメラマンが調子に乗って外人が何人、日本人が何人と話し過ぎている。ぜんぜん覆面性を感じない。
2、 ナレ氏(ミシュランブック総責任者)自身、ミシュランに入るまで「食」に興味を持っていたとは思えない。
3、 日本人調査員も和食や鮨がわかるのかどうか疑問。フランスへ連れて行って数ヶ月研修しても和食や鮨がわかるようにはなれない。日本人調査員が経験豊かで日本での実績があるなら、ミシュランがスカウトしたら段階で表立った活動が停止するから身元がすぐばれる。バレていないということは、たいした人たちでない可能性がある。だから評価力は低いはず。私はナレ氏に言いたい。フランス人が山本益博氏や犬養裕美子氏など日本人がフランスの店を評価したガイドを信じると思うか。今回のミシュラン東京版も同じこと。フランス人の和食評価を真に受ける人は少ないだろう。
4、 日本人は立ち読みで充分な内容なので、おそらくそうは売れないだろう。星数だけチェックすればいいわけで、東京の食通や外食好きはじっくり読む必要がない。他のガイド本と掲載する店がそうは変わると思えない。初年度から皆が認める店を落とし、無名の店に星をつけてこられるか。これが出来れば面白いが、特に和食や鮨、天婦羅などでは無理でしょう。調査員たちが自信のないジャンルだからです。
5、 これ以上外人客が増えたら困る店もあるだろうから、掲載を拒否する店が出てくるかもしれない。どの店もミシュランを歓迎、期待しているとは限らない。
日経新聞グループには友里征耶は過激なのかもしれません。今後はもう取材依頼が来ない可能性がありますね。