この料理とサービスで高評価は”ムリーノ”、イル・ムリーノ

今年はじめだったでしょうか。自宅に送られてきたダイレクトメールを何気に開けて、友里はビックリしたのであります。
「イル・ムリーノ ニューヨーク東京店 開店8周年のご案内」と題しまして、「1万円引き」のクーポン券が入っていたのです。
カプリチョーザや巨牛荘という廉価店を主に運営しているWDIグループ傘下の「イル・ムリーノ」、以前から友里の評価は低く「高額店経営はムリーノ」は言い過ぎでしょうが、8年も続くとは思いもしなかった。

味が濃すぎる、塩が強すぎる、量が不要に多すぎる、など日本での評価は散々なのにまったく改善されていない不思議。この理由は、本家NY店が変なプライドを持っているからか、WDI側の改善提案(味付けなど)を一切受け付けないからだと漏れ聞いております。
WDIが評価や集客に苦しんでも、ロイヤリティだけ入ってくれば良いと思っているのでしょうか。だいたい「ニューヨーク東京店」って何だ。ニューヨークなんて削除して単に東京店にすればわかりやすいのですが、自分中心のアメリカ人の思考は理解できません。

そして1万円のクーポンに釣られて早速予約しようと思った友里に思わぬ障害が待ち受けていたのです。食べログでの評価は最低に近い「3.11」(現時点)。
ネットのレビューもクソミソが多かったからか、誘った食べ仲間たちから「いくら1万円引きでも大事な時間を費やすには割が合わない」と次々に断られ続けたのであります。最悪は一人で突入かと覚悟したのですが、昨年から先送りしていた誕生祝いのオファーがありまして、敢えて自分の誕生祝いの場にこの店を指定して無事入店することが出来たのです。

店内は相変わらず真っ暗でメニューが見にくい。料理だけではなく内装も改善できていない。頼まなくても出てくる前菜ですが、サラミは生臭くフォカッチャとは名ばかりの悪い油で押しつけて焼いただけのパン。固くて油臭く手がベタベタになってしまった。
ガーリックトーストも不自然に味濃いだけ、ズッキーニのフリットも油でカチカチで、まるでニンニクチップのよう。唯一パルミジャーノだけがまずまずでした。

トリュフオイルとポルチーのペーストを使用した自慢のラビオリも不味く、味濃い鴨のローストも食べきれないレベル。
1万円クーポンに釣られたのか店内は満席状態でしたが高額店なのに席間が狭く、ホールスタッフが通る度に客と交差してしまいます。

〆のコーヒーはラウンジへ移動するのですが、垢抜けないブーツを履いた太足女性のサービスにまたまたげんなり。
内装ダメ、料理ダメ、サービスダメ、ワインの値付け高いで、クーポン使っての支払いが3万円弱。この食後感では、クーポンなしでの盛況は「ムリーノ」と判断します。