このまま逃げ切るつもりか、東芝のPチャレンジ

せっかく歴代3社長と取締役の半数が辞任という形をとったのに、この一言で水泡に帰するのではないか、東芝。

 

田中氏「直接指示の認識ない」…東芝不適切会計

https://archive.is/UL6Xw

 

直接指示の認識がないと詭弁を弄しておりますが、それは

 

お前がそう思い込みたいだけ

 

ではないか、田中前社長。

わずかな期間で10億、100億の利益の割増しを完了しているのですから、これは通常の営業改善(売上アップや利益アップ)や経費改善でないことはサルでない限りわかるはず。

普通の頭なら

 

経理や会計処理で数字を合わせた

 

と考えるはずだからです。

 

例えば以下の記事をご覧ください。

 

東芝を組織ぐるみで不正に走らせた魔の言葉「チャレンジ」

https://archive.is/GUMJ9

 

「12年9月27日に開催された社長月例で、佐々木P(社長)は、PC事業を行うDS社(東芝の社内事業部門)に対し、残り3日での120億円の営業利益の改善を強く求めるとともに、検討結果を翌9月28日に報告することを求めた」「このため、DS社は119億円の損益対策を実施するとの検討結果を説明し、佐々木Pをはじめとする幹部もそれを認めた」(第三者報告書より)

 

9月27日といえば上半期の〆の3日前。この段階で1万円や10万円ではなく

 

100億円単位の利益改善なんて無理に決まっているだろ

 

しかも翌日にそれを達成するとの報告があったのですから、

 

インチキ会計処理

 

であるのは、アフォでもわかるということです。

それとも田中前社長はじめ東芝は

 

佐々木はサル並のアフォ

 

だと認めるのでありましょうか。

 

友里も弱小ではありますが上場会社のトップに就いていますので、会計処理の重要さ(当然インチキしてはいけない)は理解しているというか、普通に考えたらこんな無茶は1円たりとも出来るはずがない。

 

だいたい経理部門のサラリーマンたち、利益の割り増しをインチキ会計で処理しても

 

自身にとっては何のメリットもない

 

ではありませんか。

経理畑が己の保身や利益以外で、そんなリスクを冒すはずがない。ということは、

 

インチキ会計処理をしなければ、己の首が飛ぶというリスク

 

を感じたとしか考えられない。換言すれば

 

トップがインチキ会計処理を指示した

 

と経理が判断したということです。

 

例えば脅迫罪。脅迫した加害者が

 

俺は脅迫したという認識がない

 

と弁解して、罪を逃れられるのか。

要は、受け取った相手側の感触で判断されるものなのであります。

 

はっきりいって、田中をはじめ西田に佐々木(佐々木と西田の二人はなぜ記者会見に出てこなかったのか)は

 

刑事告訴や株主代表訴訟が怖くて、認識していたとゲロできない

 

だけであると友里は考えます。

 

 

肝心の粉飾、もとい、不適切会計に至った動機が糾明されていないのではないか、東芝第三者委員会報告書

報道されていたより少なかったのではないか、修正利益額。

3000億円に達するかもと言われていただけに、

 

ほぼ半値で終わってしまった

 

ではありませんか。

 

東芝、組織的に会計操作…第三者委報告書

https://archive.is/VtdJm

 

銀行OBでも会計や経理がまったくわからないのに、

 

元高検検事長や弁護士が経理や会計をわかるはずがない

 

と友里は思うのですが、委員会はどうやってこの数字をはじき出したのでしょうか。

何とか上場廃止(社長連の刑事告訴も)を免れる額がこの辺りなので、そこへ持っていったのではないかと性格の悪い友里は思ってしまうのであります。

予想している額より少なかったですし、社長連の辞任も想定通り。
本日の東芝株価は

 

悪材料出尽くしで、とりあえず上昇

 

と株下手友里は読んでおります。

 

しかし理解できないのは、こんな1500億だか3000億の粉飾、もとい、利益かさ上げを何年間にもわたって(つまり年に換算すると数百億円)なぜ強要したかと言うこと。

東芝の見かけ上の利益は年で2000億前後ありましたから、こんなインチキをしなくても赤字に陥ることはなかったんですね。

しかも連中はオーナーではなく、単なる

 

サラリーマンシャチョー

 

よく言われていることですが、雇われ社長は

 

社長になった瞬間に、社長をやめた後の人生設計を開始する

 

つまり、社長時代に如何に個人的に利益誘導をもってくるかを考えるんですね。会社の事なんか、考えている暇はないのです。

 

そこで性格の悪い友里が出した結論、

 

権力基盤が脆弱で、利益水増しで基盤を強化しないと己への利益誘導が出来なかった

 

からではないか。

 

とにかく、歴代のシャチョウー連中は、もらった報酬を全額返還し、粛々と株主代表訴訟を自腹で応訴する準備に入るべきであると友里は考えます。

 

 

 

「退任する方向で調整」とはどういう意味か、東芝 佐々木副会長

端から見たら往生際が悪いとしか思えない。

 

東芝、分社化でチェック届かず 調査の概要、20日に公表

https://archive.is/XH1oh

 

上記の記事で問題なのは最後の部分。

 

田中氏(東芝社長)は会計問題による引責辞任を表明する見通し。2009年から13年まで社長を務めた佐々木則夫副会長も退任する方向で調整。

 

おいおい、田中社長は粉飾、もとい、不適切会計を軟着陸(規模を減らして誤魔化す)させようとしていたのではないか。
より罪が重いのは、粉飾、もとい、不適切会計をバンバンやりまくっていたときの佐々木前社長のはず。

そのご当人の処遇が「退任する方向で調整」ということは

 

まだ引責辞任を渋っていて、なんとか辞任するよう説得中なのか

 

田中社長は5月に辞意を漏らしたとの報道がありますが、その前に張本人の佐々木副会長が直ちに辞任するべきと友里は考えるのですがいかがでありましょうか。

 

辞任すると罪を認めたことになり、株価下落で損失を受けた株主から

 

株主代表訴訟

 

を仕掛けられることを心配しているのか、佐々木副会長。

友里が考えるに、自ら辞任しようがしまいが、訴訟される時は訴訟されるもの。

悪質な場合は弁護士費用が保険から補填されないと思いますので、副会長の老後はかなり厳しくなると推測します。

 

現役社長時代も一部(出世させてもらった人)を除いて評判が悪かっただけに、現在の社員やOBの評価はボロクソの佐々木副会長。

せめて引き際だけでも潔くし、株主代表訴訟に臨んでもらいたいと考えます。