初めての香港 その1 初っ端からビックリの連続!

先日初めて香港を訪問しました。正確には30年以上前、トランジットで空港だけ立ち寄りましたから、地を踏んだのは2回目となるかもしれませんが、街に出たのは初めてであります。ブログネタとして何回かに分けて書いてみたいと思います。

日本の広東料理がそれほど好きでないからか、この歳までなぜか縁がなかった香港。「本場の料理も知らない癖に・・・」と突っ込まれ続け、中国料理は友里征耶のアキレス腱の1つでありました。
今回何とか香港を訪問することが出来ましたので、残すところは中国と台湾であります。

さて急な訪問ではなかったのですが事前に勉強をしていなかった友里、勿論今まで興味がなかったので事前知識もなく空港について戸惑いの連続でありました。
正直な話、俗に言う香港が九龍側と香港島に分かれているというのもよく知らなかったくらいですから、仲間とは別ホテルという今回の香港旅行、ほとんど単独行動だった私は戸惑いと驚きの連続でありました。

まずは飛行時間。行きは5時間もかかるとを知りませんでした。勿論JALを利用したのですが、機体がジャンボで内装(装備)も古い。日本にとって身近な観光地で旅行客は多いと思うのですが、ハワイと同じでビジネス客が少ないからか最新の機体と装備ではありません。
映画を見ながらついつい機内食とワインを口にしてほろ酔い気分で飛行機を降りたら、職員がゴルフカートに乗るよう指示してきます。不思議に思いながら乗りましたが、出国手続きの場所がスポットからかなり遠いんですね。カートがなければイミグレーションまでたどり着けなかったかもしれません。
だいたい前日に購入したガイドブック、非常に読みにくくて目を通す気になりませんでしたが、こんなことが注意点として書いてあったかどうか。しかも税関を出てからタクシー乗り場へ行くのも結構遠くて一苦労でありました。

タクシーの中から見た街中の風景も新鮮と言いますかビックリの連続。高層マンションが乱立しているのですが、この外観デザインが非常に垢抜けないんです。芝公園の「ザ・プリンスパークタワー」に似ていました。しかも、各家庭の窓から竿を1本外へ向かって出して洗濯物を干していることに更に驚いたのです。

夕食のための移動も大変。対岸の香港島へ行くには地下鉄やフェリーもあるようですが、ガイドブックが不親切で一人ではどこに駅があるかよくわかりません。
とりあえずホテルをちょっと出たら、現地の人が時計を出して「偽物あるよー」とか「しゃちょー」と声をかけてきました。そのようなタイプに見られたことにショックを受け、初日に地下鉄利用は無理と判断してタクシーを利用。トンネルが渋滞していてすごく時間がかかって集合時間に遅れてしまうという失態を演じてしまいました。

次回のシリーズからは訪問した店について書いてみたいと思います。

前原国交相は自腹で国際線に乗ったことがあるのか?

昨日の前原大臣の発言をTVでみて私は驚きました。要旨を簡単に述べますと、

企業再生支援機構が日本航空支援にかかわる向こう3年以内、必要とあれば日航と全日本空輸の国際線統合も選択肢の1つ。

おいおい前原さん、自腹(可処分所得)で国際線に乗っている客の心理を理解しているのか。顧客離れを防ぐためマイレージ制度の維持を決めたのは周知の通り。しかし、前原さんはなぜ客がマイレージに「固執」するのかをわかっていないのではないか。
航空会社を1つに決めてせっせと国内線に乗り続け、またカードのポイントをマイルに返還する手続きをしている人たち。彼らの目的は、国際線に乗る際のアップグレードや特典航空券(タダ)の権利をとることが主体であると考えます。日航系列のホテルでの飲食や宿泊を主目的としている人はヘビーなユーザーでは皆無ではないでしょうか。

国際線を統合するとなると、JALが国際線から撤退しANA1本にすると言うことでしょう。公的資金投入や事実上の倒産をしていないANAから国際線を取り上げられるはずがないからです。
と言うことは、JALのユーザーが集めたマイレージ、主目的での使用が出来なくなるではありませんか。国際線の撤退を決めた瞬間、マイレージ目的の客は一斉にANAへなだれ込むと私は想定します。
顧客離れを防ぐためマイレージ制度を維持しても、国際線をやめたらマイレージ制度の利点がなくなってしまうというのがわからないのでしょうか前原国交相。
おそらく今まで、国際線は歳費などで乗っていて、自腹(可処分所得)で航空券を購入していないのではないか。だからマイルを集めたいと思う気持ちが沸いてこない。よってマイルを集めてビジネスやファーストへアップグレードしたい、タダで国際航空券を購入したい、という客心理がわかっていないのだと私は判断したのです。
そうでなければ、こんなお門違いな発想が出てくるはずがありません。

JALが国際線から撤退しなければならないという不安が今の段階で既にあるとしたら、公的資金注入による会社更生が本当に良かったのかどうか。傷を浅く止めるには、それこそ早いうちの全面撤退(破産など)の選択肢もあったのではないかと私は考えます。

話はまったく変わりますが、自民党が「美人すぎる市議」藤川氏の擁立を検討しているそうです。
しかし本当に投票者の心理を理解しているのか。いや、自民党は女性心理がまったくわかっていないのではないか。
確かに「美人すぎる」と私も思う藤川氏、しかしあの印象(態度)や立ち居振る舞いを見ると、可愛げが全くなく女性層に好まれるタイプではありません。どちらかというと一般女性から反感を持たれるタイプでしょう。

男性票(といってもネットで投票する若い層だけ)は増えるでしょうが、それ以上に女性票が減る可能性が大きい。
昨年の東国原知事擁立騒動での支持率低落と同じく、貧すれば鈍するというのでしょうか、末期症状で自民党はまともな判断が出来なくなってしまったと考えます。

さとなお氏を実名で批判的に取り上げている出版本

やっとJALが会社更生法を申請しました。遅きに逸した感もありますが、破産よりはマシな選択だったかどうか、3年後には結果が出ることでしょう。
JAL本体だけではなくマスコまで盛んに「マイル」維持を訴えて客離れを防ごうとしていますが、友里掲示板へ書き込みましたが、「ステイタス」のことについては何ら触れられておりません。
リピーターを対象に乗った回数や距離、購入チケットの種類などでダイヤモンド、プレミア、サファイア、クリスタルの4段階にランク分けするシステムがあります。

このステイタスのランクによって、優先搭乗、ファストクラスカウンターでのチェックイン、各種ラウンジの使用、専用セキュリティーレーンの使用、マイルの有効期限、などのサービスの権利が変わってくるという、マイルとは別のリピーターを抱き込む集客戦略であります。
いずれのサービスも本質的なものではなく、単なる客の「見栄」を満たすだけのもの。特に「ファストクラスカウンター」でのチェックインなど、ファストクラスではない予約ではみっともなくて私はあまりやる気がしない変なサービスです。
ただ人間は、自分は他の人とは違うんだと思いたい、人に思ってもらいたい、という見栄の強い人が多いんですね。山本益博氏などその典型でありますが、この友里もミーハーで見栄っ張りですので、このステイタスには結構固執しています。
このつまらない「ステイタス」を維持するのかしないのか、はっきりしてもらいたいと思うのは友里だけでしょうか。

しかし脳天気なことを書いている人が居ます。さとなお氏です。自分はJAL派と公言し

乗務員、がんばれ。現場ががんばっていることを客はみんな知っている。少なくともボクは応援している。

と毎度のことですが、ひびきの良い純粋な人が泣いて喜ぶ上っ面だけのコメントを発しています。
http://www.satonao.com/archives/2010/01/post_2806.html

彼は、JALの歴代経営者(天下り含む)やJALに関与した役人が「頑張っていなかった」こと、機長はじめ高給取りの社員達が自分の待遇保全だけを考えていたこと、などをご存じない世間知らずのようです。
彼はJAL派と言っていますから、JALを使っているのでしょうが、全部自腹なんでしょうか。
JTA(日本トランスオーシャン航空 JALの関連会社)の仕事(沖縄のヨイショ宣伝記事をweb上に連載している)をしているくらいですから、ちょっと疑問であります。

さてその「さとなお氏」。友里掲示板の情報から、最近出版された本に実名で批判的に取り上げられていることを知りました。
今ウェブは退化中ですが、何か?」(中川淳一郎著 講談社)であります。
実はオバマ大統領が使ったことがなかったという「Twitter」を、暇つぶしのツールでまったく役に立たないと徹底的に批判している本であります。54ページの一文を引用します。

彼らはTwitterこそが新たな「何か」をもたらすとして普及に努め、自らも率先して使って、「成功スタディ」を造ろうとしてきた。
『明日の広告』の著者である電通の佐藤尚之(さとなお)氏に至っては、2009年9月29日、鳩山由紀夫首相と会食した際にtwitterの使用を勧めたほどである。

同書の帯には、

たかが暇つぶしツールのTwitterを首相に勧めるなよ!

と真っ先に書かれているくらいでありますから、勤務先と実名まではっきり書いてしまった中川淳一郎氏、かなりさとなお氏にお怒りであることがわかります。
さとなお氏、出版本で批判されるくらい大物になったということでしょうが、大物になったなら得意技の「スルー」をそろそろ封印する時期に来たのではないかと私は考えます。