何とかパリへたどり着きました

いやー、昨日の移動日は大変でありました。
これから荷造りしてホテルを出ようとした9時過ぎ、JALから電話がありまして、予約便(デュッセル→パリ 13時台発)が欠航との連絡。仕方がないので16時過ぎの便に変更してもらったのでした。
雪は小降りになりまして、不安ながらチェックインしてゲートに来たらボードには

オンタイム ボーディングは15:50

とあったので安心したのでした。ただし、ゲートの外を見たら相当する飛行機が見当たりません。それでも

駐機している場所が遠い(バスで移動)のか

と無理に思いこんだのでありました。乗客が列を作り出した15:50過ぎ、なんとゲートにいた女性スタッフが帰り支度をはじめ、男性のアナウンスが始まったのです。何とか聞き取った内容(英語ではなかった)は

2時間遅れ 6時

というキーワード。後から個別に確認して、ディレイであることがわかったのです。やっぱり乗る飛行機が来ていなかった。
ゲートが変わり、17:55発と約2時間遅れとのボード表示。ラウンジが遠いのでそのままゲート付近でPCいじって時間を潰したのです。
もしかしたらこのままデュッセルにもう一泊かと心配でしたが、乗る飛行機も17時過ぎには到着し18時から機内へ乗り込み。このまま出発かと座って待っていたら

出発は2時間後。パリで乗り継ぐ人は無理なので降りて手続きをしてくれ

みたいなアナウンスが流れました。
その夜に予約していた3つ星レストランの訪問時刻を遅らせていたのですが、このアナウンスを聞いて断念。しかし機内なので電話が出来ず

このまま連絡なしのドタキャンか

と観念したのでした。
結果的には1時間後に出発することが出来て、20時15分にはCDGへ着陸。荷物をとってタクシーに乗り込んだのが20:50で、ホテルについたのが21:20分過ぎでありました。

チェックイン手続きだけして、レストラン(ホテルのメインダイニング)へ直行し、何とかラストオーダーの22時に間に合わせることができました。着替えをしなかったので、ちょっと周りから浮き気味でしたけど・・・
ここまで苦労して食べた

白トリュフのスパゲッティとリエーブルのロワイヤル

ですが、期待したほど美味しくなかった。特にロワイヤルは昨年と調理を変えたのか、レバー臭くて(レバーを混ぜて成形していた)ソースも変に味濃いもの。奮発した

‘76 ラトリシエール・シャンベルタン  ルイ・トラペ

だけが印象に残っただけでした。
ドイツの2つ星に続いて、パリの3つ星もイマイチと今回のディナーは散々であります。

さて一昨日の夜に食べたドイツ2つ星レストランの

ロブスター尽くしコース

の4皿の写真を貼り付けます。当然3皿目くらいで飽きてしまいました。
ドイツ人(デュッセルドルフの人)はロブスターがお好きなのでしょうか。

写真は上から

オマールのサラダ仕立て
オマールのビスク(身入り)
フライドオマール(カレー風味)
オマール(牛ベースのソース)

であります。

連日の「Schiffchen」間違い

昨日のブログでは、デュッセルドルフ郊外のミシュラン2つ星レストラン「Im Schiffchen」へ行くはずが、タクシーの運転手とのコミュニケーション不足で、ビアレストランの「Zum Schiffchen」へ連れて行かれた失敗談を書きました。
相変わらずのバタバタ旅行、旅慣れていないとアンチの方々から突っ込まれるのを承知で、本日は再び「Schiffchen騒動」(大げさ)です。

和食テイストなどの不味い創作料理ではなく、せっかくなので地元の料理を地元のビールを飲みながら食べたいとのお願いで、デュッセルドルフに住んでいらっしゃった読者から教わったのが昨夜間違えて訪問したビアレストラン「Zum Schiffchen」。

11:30オープンに入店しようと、しっかり店名と住所を書いたメモをホテルのドアマンに見せてから呼んでもらったタクシーに乗り込んだのです。
ところがこのタクシー、ライン川の方とは逆の方へ走り出してしまった。
ちょっと不安になって

どのくらで着くのか

と間接的に質問した後の運転手の回答に私はひっくり返りました。

混んでいるので50分はかかる

15分の聞き間違えかと再度確認しても「50分」。これはおかしいと「Zum Schiffchen」の住所を読み上げたら

なんだ、「Im Schiffchen」ではないのか

とのお言葉。どうやらメモを見せたドアマンが、2つ星の方と間違えて運転手に指示したようなのです。
昨晩と違ってすぐに引き返して大事には至りませんでしたが、まったく紛らわしい店名。地元民でも混乱するくらいですから、どちらか店名を変更してもらいたいものです。

ところでこのビアレストラン。地元のアルトビールに、ザワークラフトスープ、ブラック プディング(ブーダンノワール?)、そしてライニッシャー・ザイアーブラーテン(牛の酸っぱい煮込み)がまずまずで堪能してしまいました。

今夜は同じく2つ星だったのですがウリの「オマール尽くしコース」、味付けが濃くてオマール料理が4皿連続で、飽きてしまって食べきれませんでした。はっきり言って美味しくない。
ミシュランはホント旅人には

罪作り

なガイドであります。
さて、掲示板にも書いた昨晩の「Im Schiffchen」の

フジヤマ料理

の写真を参考に貼り付けます。
山葵(抹茶かも 舐めていないのでわかりません)の粉末を使ってフジヤマを皿に描いておりますが、山葵のクリームと共にフォアグラにはまったくミスマッチの調味料。二度と食べたくない代物でありました。
皆さん、海外へ行っても

ミシュランガイド

には騙されないよう気をつけて下さい。

今年もやっぱりトラブルが・・・

6月のシカゴ・サンパウロ・NYに10月のパリ・アルバと順調だった今年の旅行ですが、やっぱり友里にはつきもののトラブル。今回の出張ではしっかり存在感を出しておりました。
経由地のヒースロー空港で昨日のブログのアップを終え、さてゲートはどこかと出発便のディスプレイを見て私は愕然となりました。それまでやたらとキャンセルが多かったヒースロー出発便、なんといつの間にか自分が乗る便もキャンセルになっているではありませんか。
今まで予約便がキャンセルになった経験はありましたが、いずれも当日の便に振り替えられて事なきを得てきたのに、今回は最終便なので当日の振り替えは不可能。

こりゃエライことになった

とゲストサービスへ問い合わせ、まずは指定されたゲートへ。
ただでさえ得意でない英語なのに、緊急時の想定会話が頭に入っておらず相手の説明を理解するのに苦労しましたが、要は預けたトランクを自分で持ち出して、チェックインカウンターへ行って再度予約を取り直せ、という内容。
スタッフに案内されて、裏道からバッゲージ受け渡し場へ行き自分のトランクを引きずりながら再予約をしに行ったのです。

早朝発の便しか空いていませんでしたが、空港近くのホテルのバウチャーと連絡バスのタダ券をもらっようやく一安心。ところがどこからバスがでるのかよくわからず、出発場所を探すのにエライ手間取ってしまいました。
そういえば最近、空港?ホテル間だけではなく、レストランへ行くのも車ばかりで、バスや地下鉄などを使用していなかった。ユーロは持っていたのですが、ポンドが手持ちになくタクシーの使用を断念していたので勝手がよくわからず、バスを探してホテルにたどり着くまで1時間ほどかかってしまったのです。

予想したよりマシなホテルでありましたが、イギリスは他の欧州と違うコンセントであったので、パソコンが起動できません。(空港ななどで長時間バッテリーを消耗したので)
さすが航空会社のバウチャーホテル、変換アダプターは無いとあっさり言われて、教えられた雑貨屋へ買いに行ったのですが、周りの雰囲気はダウンタウンのような感じで恐かった。拙い英語でやっと変換プラグを出してもらっての支払いで、ポンドがないのでカードを出したら、この手の店(高額店ではない)は例のピンコードを聞いてくるんですね。前回の旅行で懲りて、すべてのカードのピンコードをメモしてきたのですが、肝心のメモをホテルへ置いてきてしまった。
適当に入れたコードは不発で覚えているカードは使用不可。仕方なくユーロで超割高なレートで変換プラグを購入したのであります。

翌日なんとか目的地(ドイツの一都市)へたどり着いたのですが、朝の4時起きで体はヘトヘト。仕事で客先へ立ち寄ったのが非常にきつかったです。
でもトラブルはここまでではなかったんですね。一眠りして、予約した2つ星レストランへ行こうと、ホテルでタクシーを呼んでもらって(ドイツで3番目くらいの都市の最高位ホテルですが、タクシーは付近にスタンバイしておりません)、レストラン名を告げて到着。
しかし運転手に指さされた店を見て嫌な予感がしたのです。予約時に、ドレスコードは「タイ&ジャケット」と言われたのですが、その店はどうみてもブラッスリーかトラットリアの雰囲気。座っている客はみなラフな服装なんですね。内装も星付きレストランとはほど遠かった。
でも店名は似ていたので予約名を告げたら

予約が入っていない

とのお言葉。そんなはずはないと店名を確認したら同じだったのですが、控えてあった住所がまったく違ったのに気づいたのは揉めだしてから数分後でありました。
タクシーの運転手に店名を告げて住所を言わなかったのがまずかったのか、ほとんど「同名」のレストランへ間違って連れて行かれたのでありました。仕方なくタクシーを呼んでくれと頼んだのですが、

近くに乗り場があるから自分で探せ

とつれない回答。乗り場を必死に探して目的のレストランへ到着したのは、予約時刻から40分遅れになっておりました。
苦労してたどり着いても美味しければその苦労を忘れるのですが、この2つ星レストラン、友里的には

むちゃくちゃ不味い

店だったのです。和風テイストを多用したミシュランウケ狙いの創作料理。詳細は後のブログに譲りますが、はっきり言って感想は

朝の飛行機で出た機内食(ソーセージなど)の方が美味しかった

であります。
ミシュランが旅行者向けのガイドなら、地元料理の美味しい店を紹介するべき。日本からわざわざ行って、皿に山葵の粉で

フジヤマ

を描いた料理(これがフォアグラなんです)などを食べたいと思う人がいるものか。

日本だけではなく、海外のミシュランも最近はまったく使えなくなったと私は思います。