最近訪問した店 短評編 2011-14

昨日のブログで触れた菅政権の浜岡原発全面停止要請、中電は結論を持ち越したようです。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110508-OYT1T00116.htm

政府が中電に通達したのは菅さんの記者会見の40分前だったとか。いつものこととは言え、唐突というか根回しできないオコチャマ政権であります。

ところで今朝、TBSの時事放談を見ておりました。司会者の御厨氏と呼ばれるゲスト2名(今日は賞味期限がとっくに切れた元バルカン政治屋の武村氏と増田氏)の馴れ合い鼎談は、異なる意見の持ち主や取り上げる対象側の人を出演させない偏向報道。
でももっと大きな問題があることが今日わかったのです。生放送でないことは気付いておりましたが、かなり前の収録なんですね。本日のお題の1つがなんと

浜岡3号機の7月運転再開を静岡県知事が懸念

でありました。6日の夜の菅さんの記者会見前の収録であることがサルでもわかると思います。現在は3基すべて2?3年の停止を政府が中電に要請しているのですから、この時期こんな

賞味期限が切れた間抜けな放送

を平気で流してしまうTBSの手抜きに驚きです。
去勢されたような当たり障りのない意見しか言わない司会者御厨氏の採用、野中広務氏や渡部恒三氏といった非常に限られたゲストしか呼ばないこの番組の偏向さといい、プロデューサーの資質に大きな問題があるのではないでしょうか。

さて3店です。

吾妻
久々にお任せコースを予約しての夜の訪問です。メニューの多くがこのコースに少しずつ含まれているのでいわゆるテイスティングコースというものでしょうか。
オランダの白アスパラ、有頭海老のフライ、ヒレステーキ、ビーフシチュー、オムライスなどを堪能しました。
昼なら1000円引きのランチメニューやその他のアラカルト、夜はこのお任せコースが友里の利用法であります。
この時期でも、そしてこの高価格の洋食でも昼夜客が入っている人気店。場所が私の行動範囲からかなりはずれているのでそう行けないのが残念であります。?

宮葉
大震災の影響で予約をキャンセルした罪滅ぼしではないですが、退院当日以来、2ヶ月振りの訪問でした。
主人が復帰してから客が戻ったと聞いておりましたが、この日はたまたまか、店内は寂しかった。でも相変わらずクオリティの高い刺身や握りを堪能しました。
奮発して頼んだオミヤの太巻き、大仰な木箱に入っておりましてかなりの請求額になると思っていたのですが、主人が体調を崩して休養した以前より全体に請求額が下がったようで心配したほどではありませんでした。

お多幸 銀座8丁目店
不景気はオデン業界にも及んでいるのでしょうか。最盛期の時間帯のはずですが、フリで簡単に入店できました。
期待はしていなかったカツオやホタルイカ。予想通りのものでして、この手の店では仕方ないか。串カツやポテトサラダは量も多くこの価格なら悪くはなかった。
肝心のオデンですが、真っ黒な出汁のわりに若干甘いですが見た目ほど味が濃くありません。500円と高かったですが半片はデカかった。200円から500円までのオデンで満腹になっての支払いが一人5000円前後か。レシートにはきっちり明細も出ており、明朗会計なところも評価出来ます。
刺身などツマミにオデン、そしてお酒を飲んでの支払いですが、私の経験からの算出によると、有名人気店の「おぐ羅」の1/4、「やす幸」の1/3、「力」や「田中」の1/2の支払い額。CPを考えたら、オデンならこの店で充分と考えます。
ただしこの日も1組いましたが、この雰囲気と価格で「同伴」はあまりに手抜き。利用する店ではないでしょう。

追加
本日の日本ハムvsソフトバンク戦、先発の斎藤佑樹選手が難なく3勝目をあげると予想させていただきます。うまくいけば初完投勝利となるでしょう。

友里征耶の週間食日記 2011-10

起死回生の一打になってしまうのか。昨晩唐突に発表された

浜岡原発全面停止

TVで子供にまで「指導力がない」と言われた菅さんのメガトン級の政権維持パフォーマンスであると考えます。
個人的にはとりあえず原発を全部止めてみて、本当に電力が原発以外でまかなえないのか、埋蔵金ではないですが

隠し電力設備

を炙り出す荒技が必要かとも思っておりましたが、何の相談もなく通達された中電管内の企業はたまったものではないでしょう。いや企業だけではなく、地元の人でも賛否が分かれるのではないか。
同じ首長でも、県知事は賛成のようですが、市長は交付金の問題があるのか異論がある様子。原発の仕事に関係していない人には朗報でも、原発関連の人は死活問題と受け取るかもしれません。

停止する(1基は既に止まっている)3号機、4号機、5号機は私の記憶が正しければ原子炉機器が東芝、タービン機器が日立の製作であります。
この全面停止で、おおざっぱに言えば1年に1回ある定検という美味しい売り上げが、2?3年後といわれる防潮堤の完成後までカウントできなくなる可能性があります。
計画されている浜岡6号機の建設も多分東芝と日立が請け負うと思いますが、それも何時になることやら。
いやこの浜岡運転停止のおかげで全国の原発反対派が勢いづき、13ヶ月運転のあと必ず停止しなければならない他の原発も再起動出来なくなるのではないかという危惧もあるわけです。首長たちがそのものずばり「首」を縦にふらなければ原発が起動できないからです。

国内の原発新設の目処が立たず、頼みの「定検作業」も激減の可能性大。アメリカのプロジェクトも、有力スポンサーが撤退して計画は座礁。そして一昨日のブログにも書きましたが、

ベトナムやトルコのプロジェクトも中断の可能性大

となったら、売り上げこそ全体の一割弱と言いながら、この原発関連を主役とする社会インフラ事業部門で過半の利益をたたき出している東芝の今後はかなり苦しいと私は予想します。
かくいう友里の本業も何割か原発に依存するのは事実。東芝ほどの大きな影響は受けないと思いますが、多少の影響は避けられません。
リスクを冷静に考える経営者としては、少なくとも向こう5年間は原発関連の売り上げを期待しないという英断が必要ではないか。

自民党に多いようですが(甘利代議士とか)、原発事業の継続を画策する政治屋がごそごそ動いているようです。利権絡みのこのような動きは、メリットがあるからそれを狙う人たちが群がるもの。

原発では儲けられない

という風潮が日本に定着したら、原発ムラで跳梁跋扈していたこの手の利権屋たちが堰を切って

原発以外の新しい利権

へ奔ってしまうと私は考えます。国策だ、なんだと言っておりますが、国の方針などこんなレベル。新しい利権を求める政官財学の大方向転換で結構早い時期に

原発の代替エネルギーが確立

されてしまうのではないかとも思ってしまいます。

さて今週は連休のため日刊ゲンダイのコラムはお休みでした。よって店評価ブログを更新できません。
そこで大震災前までやっていた「週間食日記」を復活してみます。4月のある週であります。?

月曜日
夜:港区の和食
定期的に訪問している店。この時期は勿論タケノコが主役でありました。今年は豊作だと聞きましたが、かなりの量で堪能しました。

火曜日
夜:湯島の和食
知り合い家族とカウンターで。前日と同じく主役はタケノコでありました。最近は2日続けて日本酒を飲むのが辛く、この日はシャンパンにカリフォルニアの赤ワイン。アンチの方々に突っ込みネタを提供してしまうかも。

水曜日
夜:築地のオデン屋
予約困難と聞く一軒家オデン。マスコミ関係の方のご招待でありました。レトロな内外装でスタッフは女性ばかり。タネの種類はそれほど多くはなかったですが、次回は自腹で訪問しようと思っております。

木曜日
夜:千代田区のフレンチ
久々の訪問。HPをみて美味しそうなメニューと感じて予約しました。予想通り料理は以前と違って私の嗜好にあうような調理。ロオジエもなくなりましたから、ここぞと言う時にはこの店に鞍替えしようか思ってしまいました。

金曜日
昼:熊本の四川料理
夜:熊本の天麩羅
昼はホテル地下の四川料理。東京にも支店がありますが、まったくの期待はずれで、緩すぎる麻婆に限りなく発泡酒に近いと思われる生ビールなど最悪でした。
夜は読者のオススメの熊本随一の高額天麩羅。残念ながらこれまた期待はずれで、揚げの緩いベチャベチャ天麩羅にガッカリでした。

土曜日
昼:熊本の馬肉専門店
夜:熊本の生け簀料理
昼は人気店で馬肉三昧。馬刺し、馬鍋、馬ステーキ、馬握りなどを堪能しました。結構美味しかったです。
夜は滅多に行かない生け簀料理。後輩のアレンジですのでコメントは控えさせていただきます。

日曜日
昼:熊本のラーメン
夜:内食
せっかく熊本に来たからには「熊本ラーメン」は必食とチェックイン後空港へ行く前に訪問。地元の人気店とのことでしたが、思ったより濃い味ではなく意外。期待していたより物足りないスープでありました。
夜は自宅でしたが、何を食べたか忘れました。

タルタルがメニューから消されていた

福島第一の1号機原子炉建屋に換気システムが設置されたようです。
細かい放射性物質(空気に浮遊しているものでしょう)を空気ごと掻き出せば、建屋内の放射線濃度が減少すると考えての対策のようです。大マスコミは、これにより人が建屋内で作業をすることが出来るようになり、よって外付け冷却システムを設置できるので?

今月中に冷温停止に持って行ける

とはしゃいでおります。でもそう簡単に事がすすむでしょうか。
先月23日、3・4号機建屋近くで

毎時900ミリシーベルトの瓦礫

が発見されたとの発表は記憶に新しい。
何が言いたいかと申しますと、高放射線量の物質は空中に浮遊するものだけはないということです。3号機と1号機では放射線漏れの度合いが違うかもしれませんが、1号機の建屋もかなり崩壊しております。

建屋内に換気では排出できない大きめの高濃度汚染物質

が多数散らばっている可能性を考えなくて良いのでしょうか。
また私は前から疑問に思っていたのですが、1時間ほど近くにいたら年間全身被爆となる1シーベルトちかくまでなってしまうこの「瓦礫」

いったいどこの部分なのか

東電や保安院がこの瓦礫の「身元」を発表したという記事や放送を私は知りません。
何も情報がない部外者の我々が「瓦礫」と言われると、「建屋のコンクリート」かなと思うのですが、自称「原子炉建屋の水素爆発」だけで、建屋のコンクリートの塊が瞬間的に高濃度汚染されるでしょうか。爆発で吹き飛んだだけで瞬時に汚染されてしまうものなのか。

私はあらかじめ高濃度汚染された物体(例えば格納容器や圧力容器内の機器もしくは使用済み燃料棒)の一部が飛散したのではないかと思ってしまうのです。
世の大マスコミがなぜ大本営発表をそのまま鵜呑みにして、何ら疑問を持たず垂れ流すのか理解できません。?

友里掲示板では生肉問題に関して盛り上がっております。
ユッケやタルタルが大好きだった友里、当分は自粛するつもりでありますが、流行の低温ローストや長時間ロースト(人気はもう峠は越しているでしょう)も芯温度は50度台とも言われているので、表面ではないとはいえちょっと引いてしまいます。
表面でなければ、赤い肉汁があっても大丈夫だとTV出演していたドクターが言っていましたが、ちょっと心配であります。?

さて先日、品川のシネコンへ映画を見に行ったついでに近くのブラッスリーのようなところで昼食をとりました。
テーブルにもってきたメニュー黒板に書かれたプリフィクスメニューの1つ

牛赤身のタルタル

には、横1本の線が引かれていたのです。予想通り生肉料理を自粛するレストランが出てきておりました。
提供しないなら、線を引くのではなく消してしまえばよいと思うのですが、何か思惑があるのでしょうか。

さてその帰り道、東武ホテル近くを車で通ったら看板みたいなものが目にとまりました。確か

がんばろう 日本! ダノイ

と書いてあったかと。
ミッドタウンの出店も早々に撤退、本店の位置づけであった発祥の地の西麻布店も昨年末に閉店。1階のパン屋も店名が変わっております。現在は東武ホテル内の食堂と八王子の2店のみ。?

国のことを考える前に頑張るのはダノイ自身ではないか

と思ってしまいました。

追加
友里掲示板に、件の焼肉店(えびす)を宣伝、もとい、取り上げた番組の紹介がありました。島田紳助の「人生が変わる1分間の深イイ話」(日テレ)であります。番組のHPでは削除されているそうですが、まだ動画が見られるサイトがありました。いつ削除になってしまうかわかりませんので貼っておきます。

http://rocketnews24.com/?p=92751

動画を見ましたが、現在はテレ朝へ移った羽鳥慎一氏も出ていました。
しかしどう見ても「店宣伝」だけでどこに

深い良い話

があるのか、私には理解できません。
この番組関係者と、件の焼肉店の社長が懇意だった可能性も考えられますね。