先週末に個人的な祝いの会を開いたのですが、参加者は当然ながらワイン好きや外食好きの方々ばかり。
提供したワイン(いずれ自慢する予定です)だけではなく、経験からの幅広いワイン談義に加えて出たのが当然ながら
お店や料理人の現状
あの「アイアンシェフ」の店(友里は訪問できないらしい)はどうだったかなどの話の他に友里が興味を引いたのが
伝説の料理人の今
でありました。
その料理人とは、友里ブログでも何回か取り上げたことがある
ガニェールの弟子という新屋シェフ
であります。
大坂のたこ焼き屋で夜の料理(一応フレンチ)を担当していたことが珍しかったのか、大坂の自称外食好きだけではなくTVでも「伝説の料理人」と大々的に取り上げられていたので、昨年の独立後も順風満帆だと思っていたのですが、たこ焼き屋時代の常連客がそのままリピートしていないのではないかとのこと。
早速食べログをチェックしましたところ、オープンして1年が経つというのに
レビューはわずか3件
ではないですか。
http://tabelog.com/osaka/A2701/A270205/27083377/
大坂のヨイショライター・カオリン(船井香緒里さん)もたこ焼き屋時代は大々的に持ち上げていたと記憶しているのですが、あっさり見限ってしまったのか。
料理人の腕が1年やそこらで大劣化するとは考えられません。
食材の質を落としたり、調理で手を抜いたりしたら食後感が短期間で暴落することはありますが、ヨイショ系ライターが訪問するとわかっていたら特別待遇でもてなすはず。食材や調理も細心の注意を払うはずです。
では友里は何が言いたいのか。あくまで私見でありますが
新屋シェフの独立後は、カオリンの足が遠のいた
のではないか。
独立して採算を考えなければならなくなったので「タダ飯提供」が出来なくなり、ヨイショ系ライターが寄りつかなくなったので釣られる客も少なくなった、というのが性格の悪い友里に推測であります。
あの京都のフレンチ「モリナガ」も、オープン当初はヨイショ系ライターのたまり場のようになっておりましたが、現在の食べログレビューはこれまた
19件のみ
また評価もかな~り低くなっております。
http://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26022098/
競馬ではないですが、スタートダッシュに賭ける「逃げ馬」のようにヨイショを動員してオープン当初を盛り上げても息切れしたらオシマイ。
「差し馬」ではないですが、適度な位置取りから徐々に頭角を現すスタイルが、店にとっては長寿を保てると友里は考えます。
アル・ケッチャーノを例に出すまでもなく
煽て過ぎて木に上ってしまった勘違い料理人たちの歴史
を検証し、反面教師にしてもらいたいものであります。