昨版のTVニュースなどを見て、友里が驚いたのがフランス検察による墜落原因断定の早さ。
副操縦士が故意に急降下、機長閉め出し後…検察
事故からわずか2日で、しかもフライトレコーダーの回収なくわずか30分のボイスレコーダーだけで
副操縦士が意図的に機体を降下させた
と断言しているからであります。
いままでの航空機事故から考えると、結論出しが異常に早いのではないか。
この墜落ニュースを聞いたとき、友里がまず思ったのが
またエアバスの事故か
最近エアバスの事故が続いていたと記憶していただけに、エアバスに今後乗るのが不安で、今年予約しているフライトの使用予定の航空機を調べたくらいであります。
エアバス、営業が今後は大変だな
とも心配してしまった。
朝の情報番組では、元機長の航空評論家が
墜落したエアバスはハイテクしすぎて操縦桿をなくしたので、緊急時パニック状態になった時、操縦士がコントロールしにくいなど人間工学的に問題がある(要約)
と言っておりました。
操縦桿は機体の動きに合わせて動くそうなので、急降下したら操縦桿が勝手に動くので、反射的に反対に動かすことで対応が出来るとか。
その操縦桿をなくしてボタンだかダイアルにしてしまったら、パニクったとき
とっさの対応がしにくい
というのです。
車のハンドルと同じですね。
スリップしたとき、ハンドルがなく、右左をボタンかダイアルでコントロールするシステムだったら、うまく車をコントロールできるものなのか。
そんな矢先、早々とエアバス社を擁するフランスの当局が
副操縦士の殺人行為(要約)
と断定してしまったのであります。
新聞報道などから友里的に検証しますと問題点は以下の2つ。
・なぜ離陸後わずか30~40分で、機長はコックピットを出たのか
・副操縦士がコックピットの扉を開けるのを拒絶したと断定しているが、その証拠(音声など)があるのか
報道(当局の発表)を見る限り、コックピットに一人っきりになった副操縦士の
機長入室拒否の発言
があったのか、なかったのかが、はっきり開示されておりません。
外からコードを入力すれば扉は開くとのことでしたが、
機長がコードを忘却していたというケースを考えたのか
1分間で1000メートルも急降下している緊急事態です。機長が慌ててコード入力をミスした可能性もあるのではないか。
だいたいなぜ離陸して1時間経たずして、機長はトイレへ行くことになったのか。乗り込む前にトイレへいかなかったのか。トイレでないなら、どんな理由で大事な職場を離れたのか。
このように、問題はまったく解明されていないと友里は考えるのであります。
最近は、機長がコックピットを出て副操縦士だけになった時、機長がすぐにコックピットに入れないなど問題が発生するケースを耳にします。
そこで友里が考えた対応策がこれ。
2名の操縦士のうち、用足しなどで一人が外へ出るときは
CA(航空保安官ならベスト)など他のクルーが必ず替わりにコックピットに入る
密室状態で残った一人に何かあったら大変であります。
だいたい経費削減でコックピット内のクルーを2名に減らしていますが
2名がいっきに昇天したらどうするのか
車と違って、飛行機はエンジンを切ればそのまま止まっていられない乗り物だけに、運転士のトラブルには細心の対策を考えてもらわなければならないと思います。
とりあえず、当分LCCの利用は避けたい友里でありました。