最近訪問した店 実名短評編 2015-14

本日は昔のイメージが完璧に崩れ去った

 

レストラン ひらまつ

 

であります。

 

幼稚園でレストランマナーを習得したと自負する身内の誕生祝いにどこかへ連れて行くことになり、ワイン、もとい、幼児も持ち込み可を謳っているこの「ひらまつ」を選択したのであります。

 

超久々に訪問すると、店内の雰囲気は以前とは大違い。マダムは健在でしたが、幼児どころかベビーカー付きの乳児までいらっしゃるではありませんか。
バックパックを背負ったカップルまでいましたから驚きでありました。

 

料理はコースが主体で、アラカルトは前菜を含めわずか

 

4種(フォアグラ、オマール、和牛、仔羊)

 

しかもそのわずか4種のうち、オマールが欠品していたのですから驚きです。稼ぎ時の土曜日でっせ。

仕方がないので、なんとか交渉してコース料理の中のものをアラカルト対応してもらったのであります。

 

まずはアミューズ。

 

sIMG_4453 (2)

 
結論から先に言わせていただくと、これがこの日一番まともでありました。

 

 

続くは白アスパラ。

 

sIMG_4454 (2)

 

火の入れ方云々をいう以前の問題。柔らかすぎで食感まるでなし。

 

 

グリーンアスパラも、簡単に裏漉しできるほどの柔らかさになっておりました。
素人以下の火入れではありませんか。

 

sIMG_4455 (2)

 

 

 

最後の仔牛もイマイチと感じたのであります。

 

sIMG_4456 (2)

 

 

ホールに男性スタッフは大勢ウロウロしているのですが、テーブルウオッチングがないのか、ワイン注ぎは放置プレイ。

コース主体のくせに皿出しも以上に遅く、

 

こりゃアカン

 

と店を後にしたのであります。

 

 

本日は飲んだ自慢

先日の友里ブログで話題にした

 

ワインの持ち込み

 

15年前くらいまで友里は、毎月ワイン会と称してワインを色々な店に持ち込ませて貰いましたが、最近はせいぜい年に数回か。
最近はもっぱら自宅かよそ様宅でレアワインや古酒を開けております。

 

東京ではワインの持ち込みを許可する高額店が激減したからなのですが、関西で持ち込みを禁止すると

 

客足が途絶える

 

店の存続にかかわる大問題に発展するそうですから、おいそれと持ち込み禁止にすることは出来ないようです。(ノンヴィンやヌーボーの持ち込みを禁止する店はあるようです)

 

さてそんな数少ない持ち込み会で最近飲んだのがこれ。

 

sIMG_4476 (2)

 

 

関西人の持ち込みワイン(読者によるとノンヴィンやヌーボーレベルまであるとか)とはかなり志向が異なることがおわかりいただけると思います。(左端のシャンパンは店で頼みました)

 

クロパラのヴィンテージ違いを2本同時に飲んだのは初めてでありましたが、自分的には

 

83年の方が美味しかった

 

まあ、86年も本物らしく、それなりに美味しかったのでありますが・・・

 

反面、ジャドのモンラッシェはよく言えばエレガント、はっきり言うと物足りなかった。
先月飲んだ、83年のラフォンやラモネのモンラッシェの方がはるかに美味しかったです。

45年のムートンカデ(知人のご提供)と共に、そうはいっても楽しいワイン会となりましたこと、ここに自慢させていただきました。

 

 

昨日開示したメールへの返事の公開

友里ツイッター(https://twitter.com/TomosatoYuya)では、

 

京都人は持ち込み以外のワインを飲まない(要約)

 

とのツイートがありました。

友里の経験では京都人に限らず、名古屋人や大阪人にも見られる傾向だと思うのですが、いかがでありましょうか。

 

さて本日は、昨日公開したご指摘メールへの回答を開示させていただきます。

 

ご指摘に対して、お答えさせていただきます。

具体的に真の薄味の京料理だという店名を挙げていただかなければ、あなた様の指摘は何の説得力もありません。
挙げたら友里が押し寄せて悪口書くので教えないと言われるとそれまでですが。

また懐石ですが、厳密には「茶懐石」との区別も必用でしょう。精進系の料理とも異なると思います。

要は、私も含めて、現在の地元の方も、真の京料理とは何なのか、はっきり定義が出来ないのだと思います。というか、ないですね。
出来ましたら、あなた様が「これが京料理だ」と胸張って勧められるお店をご教授いただきたいと思います。

 

はやしですが、主人は群馬出身です。
現在の有名店や人気店の店主の多くは府外出身者だと思います。

今でも本物?の懐石を出している店があるかどうか友里にはわかりませんが、私の知る範囲ではほとんどが「創作」であると思っています。

また、薄味と塩の薄さ、は異なります。
はやしですが、塩は濃いですが、味は私の知る限り濃くはありません。

 

持ち込み命の人たちの話ですが、真の京都人と違って、比較的外食する機会が多いどちらかというと世間では富裕な層(医師や中小企業経営者、坊さんや神主)の人や、ワインに興味を持っている方たちのことです。

そこそこのワインコレクターと自負している友里ですので、ワインにどのくらい造詣が深いかわかるつもりです。
関西のワインコレクターのレベルはそんなに高いと思いませんが、それでも一般の方や真の京都地元民よりは上ではないでしょうか。
それなりに資金が必要でありますので。

そのようは人たちが、東京在住のワインコレクターから見ると

 

  持ち込みに命をかけている

 

としか見えないのであります。
レアワインや古酒をほとんど知らない普通の単なる一般ワイン好きの方たちを指しているのではありません。

今後もご意見、ご指導のほどお願いいたします。

友里征耶