ここにも訴訟好きな人が居た

私が3月19日のブログで取り上げた「日本フードアナリスト協会」。相変わらずTVで取り上げられているようですが、東海テレビの「スーパーモーニング」で紹介されたにもかかわらず、視聴者からの反応がなかったことを、コメンテーターのネガティヴな発言のせいにしている協会代表理事・横井裕之氏のブログを見つけました。まずはそのブログをご覧ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/yokoist2000/9710112.html?p=1&pm=c
いやー、古川修氏以外にも訴訟好きな方はいらっしゃるようです。
TVで紹介されたのに反応がなかったのは、番組中のやくみつる氏などコメンテーターのネガティヴな発言のせいだと嘆き、TV局などを相手に訴訟を考えているとありますが、この人、TV出演を自分の都合の良い「宣伝」にしか思っていないようです。TVを利用して「純粋な視聴者」を釣って、「フードアナリスト」の資格を取らせようとしか考えていないのでしょうか。でも、ただの営利会社が運営しているだけのこの自称「協会」、公共の電波を宣伝に利用するだけしか考えていないようですが、これって許されるものなのか。批判やネガティヴな意見をまったく受け入れないのはいかがなものか。
このブログはどうやら取り込んだ協会所属の「フードアナリスト」など身内向けに発信しているようです。「全力で守ります」なんてタイトル、一般読者向けではないですね。
また、ブログの後半では、この協会に対して問題提起したブロガーに対しても、訴訟をするようなことを書いています。現在は一応そのブログのコメントは削除されているようですが、私は偶然そのブログを読む機会がありました。ブログの内容は記憶によれば、そのブロガーは自ら費用を払って協会主催の講義を受け、最終的には講義料だけでなくさらにお金を払わなければ資格がとれないので資格を諦め、フードアナリストは現在1000名ほどで、来年には1万人を目指すとか大手スーパーと契約して店長クラスには全員資格を取ってもらえることになった、との協会側の話を聞いて協会の目指す方向性に疑問も持った、協会の幹部の多くが飲食店業界に関わっていて公平な店評価が出来るのか、といった個人的な意見でありました。確かそのブログはこのURLであります。
http://umaiumai.blog59.fc2.com/
協会にとって痛いところをつかれたのでしょうが、このような個人の問題提起、意見に対し、

内容の削除と謝罪を要求する配達証明、内容証明を郵送しました。もしも従わないなら「名誉毀損」「侮辱罪」「(フードアナリストという商標への)著作権侵害」で訴訟を起こす方針です。

では、この世に言論の自由がなくなります。自分に都合の良い意見や宣伝しか許さない、子供じゃあるまいし、分別ある大人の思考とは考えられません。名誉毀損に加えて「侮辱罪」まで出してきていますが、弁護士にちゃんと相談してから書いたのか疑問であります。
フードアナリストの資格をとってしまった「純粋な方」たちもこのような代表の思考をを知ったら引いてしまうのではないでしょうか。これでは世間の協会に対する見方が悪くなってしまうと考えます。
身内向けのブログとはいえ、今後、東海テレビや、やくみつる氏相手に、立派に訴訟を起こすことができるか、皆さんもウォッチしていただきたいと思います。
やくさん、友里のブログ見ていないでしょうね。どなたか彼に教えていただいたらありがたいです。
それにしてもちょっと批判的なことを書かれた、発言されただけで目くじら立てて訴訟を持ち出す現在の風潮。自らの言動を自覚していればそんなつまらないことはしないのではないか。友里なんて日頃の言動からか、匿名掲示板ふくめネットに批判、中傷は山ほどあります。一々削除だ、訴訟だなんて言ってられません。それに、名誉を毀損されるほど元から私に「名誉」なんてないですしね。
自分の経験や判断に自信を持っていれば、そんなことは気にしないか、間違っていれば反論して世間に訴えればいいのです。読者に判断を委ねればいい。
普段はブログや雑誌などマスコミ使って世に自分の意見や感想を主張しているのに、気に入らない意見を聞いたら世間でなく司法に訴えるのでは、まさにネットやマスコミの「いいところ取り」というものであります。
名誉毀損だと直ぐに声高に叫ぶ人は、自分が名誉ある地位に居ると勝手に思っているプライドの高い人なんだと思います。

「店評価ブログ」を更新しました

遅ればせながら「Wii」を購入してしまい、一時的とはいえ熱中してしまいましてブログ更新を怠りました。今週からはもう少し頻繁に更新していきたいと思いますのお許しください。
さて、「店評価ブログ」に、赤坂のジャンル不詳の創作料理を出す「アロニア ド タカザワ」と下北沢の鮨屋、「ふくもと」を載せました。
一日2組まで、また総勢も10名まで、シェフとマダムの2人だけの「タカザワ」。過食のオコチャマ、来栖けい氏の対談本に登場するなど、食通の方とは縁のない料理人だと思っていたのですが、意外や、結構面白い料理で高くてCP悪いですが、話のタネに一回はいいかもしれません。しかし、この腕をまともな経営スタイルの店で披露したら、より認められる料理人になると思うんですけど・・・
「ふくもと」、天然モノに拘った職人気質の人かと思ったのですが、結構饒舌というか、自信家でした。天下の小野二郎氏や人気の若手鮨職人にはむかうごとき、「ゆりあげの赤貝なんて駄目」とか、「熟成させればいいってもんではない」とゆうておりました。予算は飲んでも1万5千円チョイくらい。立ち寄れる範囲にお勤め、お住まいの方にはおススメの江戸前鮨屋だと思います。

ブログの一時消滅に対するお詫び

昨日、かなりの時間「tomosato blog」と「店評価blog」の中身が表示されなくなりました。
原因は単なるサーバーの容量不足だったようで、早速プランをグレードアップしまして復旧しました。皆様方にはご心配、ご迷惑をおかけしましてここにお詫び申し上げます。
しかし、私もホントびっくりしました。更新をかけてチェックのためにブログを開いたら「真っ白」。
名誉毀損の提訴だけでは物足りず、ブログ閉鎖という「強制執行」をかけてきたのかと一瞬思ってしまいました。しかし、ライターが反論という一番の武器を放棄して一般読者の判断を仰がず、裁判所の助けを借りるのは、自らライターの看板を下ろすようなものだし、なにより税金の無駄遣いでもあると思うんですけど・・・