近所にあれば居酒屋使い出来るお好焼屋、やいやい

あれは夏真っ盛りであったでしょうか。年寄りの身内とどこか昼食を取るところはないかと麻布十番を放浪して見つけたお好み焼き店。
大阪風お好み焼きとの看板に年寄りが釣られて思わず入ってしまいました。
ところが店内は閑古鳥一色。日曜昼の麻布十番は人出が多いのにこの閑散さをみて嫌な予感がしたのであります。

限りなく発泡酒に近いと感じたドライの生(590円)を飲みながら、まずは男前キャベツ(280円)。「とりあえずツマミ」の1種でしょうが、ゆず風味の量もそこそこで悪くはない。
山芋のうま辛キムチ(380円)も居酒屋と考えれば許容範囲か。時期限定だった鉄板麻婆豆腐(480円)もこの価格なら文句を言えません。

お好み焼きとしてまずは定番の豚・ネギ(900円)をオーダー。生地は山芋入りなのか塊感がなくバラバラしていましたが具も多くて美味しかった。
そしてこの店のウリ、山芋焼き(海鮮ミックス2200円)で〆たのであります。この山芋焼はスタッフが客前(テーブル)の鉄板で調理してくれます。
生地は山芋だけとのことで、海鮮の具は多く値段を考えなければ悪くはなかった。
昼だからそれほど飲まなかったけど2名で7000円超えといつものように客単価向上に貢献してしまったのであります。

夜に本格的に食べてみようと訪問したのは1ヶ月後。ランチ時より客は居ましたが、やはり満席ではなかった。
今回のスタートに選んだ男前もやし(280円)は意外に薄味。山芋キムチのあと鉄板バーニャカウダ(480円)に挑戦です。パプリカや茄子、ズッキーニが入っておりこの価格ならまずまず。
夏野菜の漬け物(480)やアンチョビキャベツ(380円)といった居酒屋料理の後、お好み焼きは豚じゃが(880円)を選択、ジャガイモ好きの友里は量もあり満足しました。
わかりやすい味の豚キムチ炒め(640円)を挟んでのこの日の山芋焼は具沢山乗せ(2500円)をチョイス。海鮮ミックスに豚を加えた豪華版でこれまた価格を考えなければ悪くはなかった。

違う焼き物もと頼んだネギ焼き(豚キムチ1180円)はネギが太すぎでイマイチと感じ、最後の〆で食べた健康野菜の山芋焼き(1480円)で再び満足して店を後にしたのであります。
わかりやすい味の料理でお酒が進みまして、薄い生ビールに富乃宝山(640円)を飲み過ぎたのか2名での支払いが跳ね上がり2万円弱。
ウリの山芋焼きが高いのが気になりますが、料理の種類も多く近所にあったら便利なお好み焼きメインの居酒屋であります。