立地は悪いけど地元民で週末は盛況、可らし

どこかよさげなお好み焼きはないかと食べログで探し出した鉄板焼き店。
初訪問は4月の日曜、当日予約で入店できたのですが店内は満席。すぐ隣に旧知の地元在住ファミリーを確認しまして、立地が悪いけど地元に根付いた店であるとわかったのであります。

この店のウリは、前菜や魚介、ステーキの後に〆としてお好み焼きが出る「特選ペアコース」(2名からで5000円)。しかし敢えてこの日はアラカルトを選択しました。

ワカメサラダ(800円)、ピリ辛コンニャク(600円)は居酒屋レベルですがまずまず。
ジャーマンポテト(700円)は玉葱付きで量多し。長芋の醤油焼(600円)もこの価格なら文句が言えません。
シェフサラダ(900円)は蟹身を添えたマヨネーズベース。トビコも入っていて万人ウケする味でありました。

肝心の鉄板料理はどうかと頼んだ和牛ヒレ(100g2900円)は、価格を考えたら可もなく不可もなしでありました。
目的だったお好み焼き、まず頼んだ豚(900円)は鰹節たっぷりで、店名の由来なのか辛子もついてまずまず。
「可らしスペシャル」(1500円)は豚、海老、ホタテ、牛など具沢山で他店のスペシャルミックスに値するものでしてこれまた鰹風味が強いのが特徴でした。

NVシャンパンが7500円、ハウスワインが2800円、ボルドーも6000円弱から用意するなど酒類の値付けは良心的で、2名はお酒を飲みませんでしたがビールやボルドー1本を飲んで4名での支払いは2万円台半ばとCPはまずまずと感じたのであります。
ここはウリのペアコース(5000円)も試さなければならないと再訪したのは言うまでもありません。

最初の前菜盛り合わせは8種。ブルスケッタにラタトゥユ、ハム、栗きんとん、ウズラ卵、トマトなどこの価格なら満足か。
焼前菜は半片バターにアスパラ、そしてリゾットの春巻きでしたが、春巻きの中身がよくわからなかったけどその他はまずまず。
ハマグリの白ワイン煮も万人ウケする味でありました。トビコ入りのサラダも含めてワインが進みコースは後半となりました。

有頭海老のタルタルソースはほうれん草添えで悪くはない。肉は和牛かどうかわかりませんが、4切れとちょっと少なかった。そしてお好み焼き(2名で1枚)で〆となったのであります。

ビールに6千円のワインを飲んでの支払いは2名で1万円台後半。お好み焼屋ではなく、お好み焼きも出す廉価な鉄板焼き店と考えれば、そこらの高額ホテルより使い勝手もCPもよいと、近所の方には特にオススメの店と考えます。