どこまで増殖を続けるのか株式会社イートウォーク。「やさい家めい」や「AWキッチン」の支店を乱発しまくっております。
でもカジュアルな麻布十番「AWキッチン10」に対して悪い印象を持っていなかった友里、ネットで人気のカリスマ女性ブロガーの絶賛に引っかかったのが、バルという新しい業態でオープンしたこの麻十の「AWキッチン5-5」であります。
座りにくいカウンターや長テーブル、そして店内に流れるラップ音楽とTVモニターにも驚きましたがなんとこの店、喫煙可であったのです。
野菜をウリする会社がバルとはいえ喫煙を許して、ヘルシーのウリを捨ててしまったのか。これは長居をする店ではないと判断して、我々は矢継ぎ早に料理を食べまくったのであります。
まずはオリエンタルコリアンダーサラダ(500円)。でも名ばかりで肝心のコリアンダーが少ない。海老とブロッコリーのアヒージョ(500円)も最小のストウブ鍋で量少なく味緩い。
小イカの墨煮込み(500円)、トリッパのトマト煮込み(700円)、クタクタラタトゥユ(700円)もツメが緩すぎてバツ。ウリのバーニャカウダ(1600円)も他のAWキッチンより野菜が少なくバーニャカウダソースもアンチョビやニンニクが効いておらずこれまた緩すぎでありました。
いずれの料理もバイト並のスタッフが提供するファミレスレベルに限りなく近いもの。6500円のワイン(スクリューキャップ)を飲んだら樽がきつすぎて半分も飲めません。この店でお腹一杯になったら一食分損すると1万3000円(2名)ほど支払って早々に店を出て、近くの「AWキッチン10」へ入り直したのであります。
この店は前店とちがって満席に近い状態。
里芋のパテ(600円)に豆腐グラタン(850円)、そして野菜のパスタ(1600円)、クラムチャウダー(950円)、ブロッコリーのタジン(1000円)を食べて何とかお腹が一杯になったのであります。
前店があまりに悪かったからか、この支払額(グラスワインいれて1万円)は何とか許容範囲内か。
しかし2店で2万円を軽く突破したその夜のディナー、あまりにCP悪すぎでして、こんなことなら最初からこの「AWキッチン10」に来ていればよかったと後悔したのであります。