態度の悪いホールスタッフが一掃された、ローブリュー

料理は悪くないけど、ホールスタッフの態度が悪すぎて行くたびに不快になった豚肉主体のビストロ店。何人もの読者からも不満のメールをいただいておりました。
大食いの友里でも食べきれないポーションの料理が多いのに、シェアを認めなかったというのです。

早速検証のため訪問し、レストランのメートルとはかけ離れた風貌(スキンヘッド)のスタッフが、「誰がどの料理を食べるのか言って下さい。うちは『フレンチ』なので、前菜とメインを2皿食べてもらうのが基本です。『フレンチ』なので、シェアは認めていません。」と宣うではありませんか。
しかも客を小馬鹿にしたような高慢な態度。読者も同じような事を言われたようで、客が本物のフレンチマナーを知らないかのような見下した態度に私は呆れました。だいたいスキンヘッドのスタッフにフレンチマナーを講義して貰いたくない。大きめの皿からはみ出るほどのすね肉コンフィや6本もあるブーダン・ノワールを一人で食べきれるのはプロレスラーくらいではないか。本場ではビストロだけでなく高級店でもシェアを認めているだけに、己の無知さ(無経験)を棚に上げた嫌な店だとその後の訪問を控えていたのです。オススメ本に掲載する店の検討をする中、料理は悪くないだけに久々に訪問したのは今年はじめでありました。

ドア開けて店内を一目見てビックリ。ホールスタッフが全交換されたようで、2名の男性スタッフはスキンヘッドではない普通の風貌。客対応も傲岸不遜さがなくなっていたのです。
ホールスタッフだけではなく料理のポーションにも変化がありました。件のすね肉コンフィ、なんとハーフポーションがあるではありませんか。アンドゥイエット(豚の腸詰め)はなんと1本だけ。南昌豚のグリルも普通の盛り付けで女性でも簡単に2皿(前菜とメイン)が食べ切れるようになっていたのです。

連れは色々な料理が頼みやすいと評価しておりましたが、ポーション減で実質値上げではないかとへそ曲がりな友里はちょっと残念。
フランスは南西地方のCP良いワイン(でも昔より高くなっている)も健在で、各人料理二皿(もう1皿シェアで食べられた)とワイン1本飲んでの支払いが1万数千円。最悪なホールスタッフが居なくなってオススメ復活です。