土地柄からか焼肉店や韓国家庭料理店が充実している麻布十番。その中でも昔から有名だったのがこの「鳳仙花」であります。韓国家庭料理というと、参鶏湯やカムジャタンくらいしか知らない友里、今まで行きそびれていたのですが今年になって続けざまに2回訪問してしまいました。今夏に体調を崩し2週間寝込んでしまったので、滋養強壮には韓国料理が良いと思ったからであります。
まずは気軽に飛び込みでと扉を開けてビックリ。20時近いというのにほぼ満席ではありませんか。かろうじて座れましたが、その後もひっきりなしに客が入ってくる繁盛店でありました。
有無を言わさず出てくるお通し(400円)は高いと思いますが、他のメニューは安くてボリュームたっぷり。不自然なほど味濃く感じる料理もあり添加物の使用を感じますが、万人受けする味付けといえるでしょう。
まずは一番のウリのホルモン鍋(2835円)。トマトスープかと間違える色と酸味で、豆腐にホルモン、玉葱とボリュームたっぷり。辛そうで辛くはなく、癖になる味で簡単に食べきれます。
参鶏湯(2625円)はかなり煮込んでいるのか骨や身はボロボロ。本来はスープを味わう料理ですが、身も充分食べられます。同地区の専門店「グレース」の参鶏湯より味が濃いのが特徴です。鍋2つを頼んでしまったので他の料理を試すことが出来ず、間を置かず今度は予約して訪問しました。
相変わらず満席で10人ほどのグループ客も入っております。今回は鍋の前に1000円台前半の料理を注文。豆腐サラダ、チャプチェ、パジョンと頼みましたがどれも万人受けの味。MSGを感じるものの、これが外食の「韓国家庭料理」と言うものなのか。個人宅で添加物を使わない真の家庭料理を食べたことがあるのですが、まったく別物なれど、この支払い額なら悪くはないでしょう。
自家製冷麺(1260円)、意外にあっさりしていた牛スジ煮込み(1260円)、そして豆腐鍋(1260円)とまたまた2名としては頼みすぎまして支払い額が1万円台半ば。いつもの通り客単価を上げてしまいましたが、普通の食欲の人なら、客単価5000円以内でお腹が充分一杯になる韓国家庭料理店。ディープな新大久保へ行く時間的余裕のない人、濃い味好きの人にはオススメです。