アメリカで美味しいものはステーキだけ(しかもアンガス牛限定)と言われておりますが、訪問するたびに友里が一度は食べる料理にハンバーガーがあります。
とはいえ、発祥の地であるからといってファストフードのマクドナルドに行くわけではありません。
いつもはホテル内レストランやステーキハウスのランチで食べるのですが、この8月のニューヨーク出張の際、ナニげに見たレストラン紹介サイトで知ったのが、このNY人気No.1ハンバーガーというSHAKE SHACKでありました。
早速ネットで場所を確認したところ、人気が持続しているからかチェーン展開でかなり増殖していたのであります。しかも価格が5ドル前後とホテル内レストランやステーキハウスに比べると立ち食いのような店内だからか価格もかなり安い。そこでランチではなく夜食としてミュージカル鑑賞後にブロードウエイにある店を選んだのであります。
驚いたことに23時過ぎだというのに店外まで行列が出来ているではありませんか。
でも注文を受けるレジが3カ所あるので、15分かからずオーダーを完了することが出来ました。ただし渡された発信器の点滅(ハンバーガーが出来上がると窓口に取りに行くシステム)には更に15分ほどかかったのであります。
ベーコン入などもありましたが、我々はシンプルなシャックバーガー(いわゆるチーズバーガー。シングルで4.95ドル)を注文。
期待したNo.1バーガーでありましたが、その外観を見てビックリ。
アメリカンサイズとはほど遠い、小ぶりなものだったのです。一応レタスやトマトは入っていましたがウリのシャックソースは意外に薄味。しかし全体に塩が強く、100%アンガス牛だとの触れ込みのパティは焦げ臭を感じたのです。
オープンタイプの厨房を見ますと、バイトにしか見えないスタッフが大わらわで調理していましたから、プロ並みの火入れを望むのは無理だとわかるのですが・・・
まあ500円と考えたら、立ち食い(テーブル席もありましたが混んでいて座れない)でもまあ仕方がないかと店を後にしたのであります。
皮肉なことにこの店(Theater District)の対面にはマックがあるのですが、行列どころか店内の客もまばらか。しかも店前の歩道にはゴミ袋が山積みされておりまして、とても入る気がしなかった。
2日後でしたか、他のアメリカ人客が食べていたチーズ掛けフライ(ポテト)が気になりまして再訪。バーガーはちょっとグレードアップしてベーコンバーガー(スモーク シャック。6.45ドル)にしたのですが、アップルウッドで燻製しているというベーコン、はっきり言って美味しくなかった。
それでは大半の客が食べているチーズフライ(3.90ドル)はどうかというと、チーズというより甘いチーズ風味のタレという感じ。当然美味しいはずがなく、完食を諦めたのであります。
ニューヨークNo.1ハンバーガー、話のタネでも行かなくて良いかもであります。