京都ブランドでも料理がダメなら集客は苦しい、か波羅

京都を中心に飲食店の取材をしているフリーライター&エディター関谷江里さん。今年3月15日からわずか2ヶ月あまりで自身のブログにオープンしていない店を13回も不自然に取り上げていたのが「ぎをん か波羅」です。「祇園」を「ぎをん」と称するなど怪しい店名に友里は久々に燃えました。まともな店のはずがないと確信、結果はちょっと調べただけでその怪しさがわかったのです。京都に同じような店名のバーはありましたが、この西麻布で展開しようとしている鉄板焼きなど「食べ物屋」の実態はありません。しかもこの「か波羅」の経営は京都では有名な豆腐料理屋「順正」のオーナーが関与していることもわかりました。京都で成功した豆腐料理のオーナーが、「京都ブランド」に弱い東京人につけ込んで進出してきた似非京都の料理店。料理は鉄板焼きでなくても良かったのです。京都に関連した店名をつけ、京都の食材さえ使えば何屋で良かったのではないか。料理長にイタリアン出身者を採用した後に「鉄板焼き」を決定したと漏れ聞きました。ジャーナリストなら読者に公正な情報を提供するべきライターが、なぜ一飲食店を不自然に取り上げ宣伝と見られる行為を繰り返しているのか。友里の知人の質問に、関谷女史はメールで「『ぎをん か波羅』の広報を仕事として勤めている」と開き直って回答してきたそうです。しかし再三の私のブログでの問題提起に関谷女史、4/28以降まったく取り上げなくなり、広報としての役目を果たしておりません。
さて、肝心のこのお店、関谷女史の宣伝が効果ないのか私の訪問時は他に客ゼロ。京都野菜や京都肉なるものを使ったサラダや鉄板料理の他、オーナーの本職である「おぼろ豆腐」(600円)もありましたが、いずれも調理は未熟でまともな料理に出会えなかった。京都肉のカルパッチョ(1900円)はベチャベチャ、ヌルヌルで肉の味がしません。イチボの鉄板焼き(100g4500円)はメタボな牛なのかこの部位ではサシ多すぎです。不味い。付け焼き刃でまともな鉄板料理が出来るはずがありません。内装も時代遅れの「ダイニング調」。センスがないというか、今時こんな内装で引っかかる東京人は味のわからない人だけです。似非京都に引っかかって訪問してはいけません。