本日の店は友里得意の自腹ではなく、他腹での訪問であります。
これを書いてしまうとバレてしまう可能性があるのですが、この店(正確にはチェーン店)を運営している会社の関係者が友里の本業での顧問でありまして、その人に連れられて人生3回目の赤坂サカス訪問となったのであります。
よって本日は、ゴチになった御礼で評価というより友里的な助言とさせていただきます。
赤坂サカス、廉価な店が多いので近寄っていなかったのですが、客がしっかり入っているのか。
18時30分の待ち合わせだったのですが、サカス内をちょっと散策した友里、客がほとんど歩いていない様に驚いたのです。
銀座で夕方から行列が出来る「美登利寿司」ですが、このサカス内ではこの時点で行列はゼロ。もちろんこのシュリンプ&オイスターバーも客はほとんどいなかったのであります。
席に座ってメニューを見てビックリ。
前菜、サラダ、パスタなど料理の種類は豊富なのですが、ほとんど(すべてかも)のものに海老か牡蠣が入っているのです。
その中でも驚いたのは馬肉のタルタル。牛のタルタルがそう簡単に食べることが出来なくなっただけに、生肉好きな人にはよだれが出る生馬肉でありますが、なんとここにも牡蠣を投入しているんですね。
経営会社は広島で牡蠣の養殖&処理工場をやっているから牡蠣の消費が大目標なのでしょうが、なんでもかんでも牡蠣を入れるのはいかがなものなのか。
ペペロンチーノなど加熱調理のものにまで投入されているのです。
経営会社は牡蠣を食することによるトラブルを避けるため、徹底的な管理(処理)をしていると漏れ聞きましたが、加熱用にこの手の処理牡蠣を使用してよいのだろうか。
一般に牡蠣には生食用と加熱用があるのですが、どちらが新鮮な牡蠣かおわかりでしょうか。普通に考えたら生食用が新鮮だと思い込みがちですが、牡蠣の場合は生食用の処理を加えるため加熱用より出荷が遅れるんですね。
牡蠣フライなどにも「生食用牡蠣」を使用する方がいらっしゃるようですが、わざわざ新鮮でない牡蠣を使用する行為でありまして、加熱調理には意味がないのであります。
また逆に純粋な牡蠣料理が少ないことに友里は疑問。
生、焼き、揚げと調理は3種でありますが、肝心の牡蠣の種類が少ない。
国産主体でありますが、徹底的な処理も影響しているのか牡蠣特有の風味を感じ取れないのです。
安全でも種類が少なく特徴の薄い牡蠣ばかりなら真の牡蠣好きの支持は集まらないのではないか。
料理の種類を多くするという「下手な鉄砲も数うてば当たる」的な発想ではなく、料理数を絞って(しかし牡蠣投入以外の料理を用意する)、肉などメイン料理も加えることにより、最後まで飽きが来ず満腹となって店を後にする客も増えるのではないかと考えます。
もちろん生牡蠣の種類はもっと増やすべきであると最後に付け加えさせていただきます。