キノコ鍋にしてはCPが悪すぎる、御膳房 銀座店

前々から気になっていた雲南料理店。本場中国訪問の経験がない友里でありますから雲南料理のなんたるかがまったくわからないのでありますが、普段チェックしているブログに載っていたキノコ鍋に釣られて訪問したのは今年の初めでありました。

接待での訪問だったので六本木にある本店ではなく銀座店をチョイス。
そして当日にその場所が銀座1丁目の銀座トレシャスというビル11階とはじめて知って思い出したのであります。

なんだ、オープン直後の昼に飛び込んだパッとしないキノコ鍋屋ではないか!

あれは4年前でしたか。
当時「天香回味」のキノコ火鍋に嵌まっておりまして、似たような鍋を出すこの店を見つけて一人で飛び込んでいたのです。
ほとんど記憶が残っていなかったのは、高い割に(昼で5000円前後だったか?)期待ハズレで美味しくなかったからだと思いだしたのであります。
しかし4年経っても閉店せず続いていますから食後感が向上していると思い直してでかけていったのですが・・・
結果は当初と変わらないものとなってしまったのであります。

5名での訪問でしたが迷わずアラカルトを注文。
まずは麻婆豆腐(2500円)。四川のものと違って色は黄色く辛くない。
雲南風豆腐煮込み(2800円)も食した記録があるのですが、味はまったく記憶になし。その他雲南ハムの春巻き(2500円)も食べたのですが、これまた記憶に残るものではなかった。

そしてメインの雲南キノコ鍋(薬膳スープを選択。具のキノコなしの出汁だけで1万1980円)と10種のキノコ盛り合わせ(9680円)の登場です。

薬膳と言いますと友里はスープカレーを思い出すのですが、この店の薬膳はスパイス感や他店の火鍋のような辛さをまったく感じない甘ったるいもの。
キノコの量も総額(スープ入れて2万円突破)にしては量が少なすぎると感じたのであります。
そしてイマイチな10年ものの紹興酒(4880円)をメインに飲んでの支払いが一人あたり2万円前後と脅威の支払額に腰を抜かして店を後にしたのであります。

これだけの支払いであまりの食後感に疑問を持った友里、己の体調に問題があったかもと1ヶ月後に再度検証するため再訪したのはいうまでもありません。
今回は3名での訪問でありましたが、イマイチな10年紹興酒に懲りて20年紹興酒(それでもイマイチなお味だった)を頼んだのがいけなかったのか、なんと支払額は一人あたり2万円台半ばに近づいてしまった。

勿論お味は前回と同じで、雲南キノコ鍋だけではなく他のアラカルト料理も傑出さを感じないというかいずれも特徴がなくイマイチ。
天香回味では飲み放題をつけても一人1万円で終わってしまうだけに(しかもより満足する)、あまりにCPが悪すぎるのではないか。
タダ飯でない限り、友里の再訪はあり得ません。