講談社のポータルサイト「モウラ」をお読みいただいたでしょうか。ぜひ、ご感想をお聞かせいただきたいと思います。
http://tomosatoyuya.moura.jp/
月・木の週2回更新なので本日が更新日なのですが、当分はシステム上の問題からかアップは夕方近くになるようです。決して入稿が遅れたわけではありませんので、ご理解のほどお願いします。本日の店は2つ星和食「菱沼」です。どのような結論か、古くからの読者の方には予想がつくと思いますが、まずはご覧ください。
もう一つ宣伝させていただきます。今週木曜、24日発売の「女性セブン」にまたまた「ミシュラン」ネタで登場予定です。先週半ばに、「ミシュラン掲載店のその後」といった内容で取材を受けました。数少ない?友里の女性読者の方にも抵抗ない読み物ですので、ご購入いただくか美容院などでお手に取っていただければ幸いです。
本日のブログは同じく講談社関係であります。毎月欠かさず購入している「おとなの週末」、友里のネタ源としてだけではなく、企画そのものが結構面白いというか為になるのでいつも楽しみにしております。
今月はミシュラン3つ星8店の「ドキドキ体験記」を面白く読んだのですが、その中で「やっぱり」といった記述がありましたので取り上げさせていただきます。
「カンテサンス」訪問でのこと。毎日予約電話をかけ続けること10日目にやっとつながりランチを予約できたそうですが、その際の店側のコメントに口あんぐり。
「電話がつながりにくいので、予約の変更などの連絡はこちらの番号で・・・」と別の電話番号を教えてもらったそうです。
私が思うに、電話を毎日かけ続けている人に、その「秘密の電話」も開示すればもっと利便性が増すと思うのですが、予約困難を長く演出したい店としてはそうは出来ないのでしょう。
私も客が少ない時期、当日行こうと昼前に電話をかけても話し中で全然つながらないことがありました。どうも受話器が上がっているようで、構わず店へ出向いたところ、そのまま入店できたのです。客入りは半分くらいだったでしょうか。理由は言いませんでしたが、意識的に受話器を上げていたとのことでした。「カンテサンス」は、ミシュラン掲載のはるか前から電話をつながりにくく演出していた店のようです。でも、これってある意味「予約殺到偽装」ではないでしょうか。
岸田シェフは横川潤氏が言うような天才ではないと思いますが、中には面白い、そして良い料理を提供する、今のところそれほど勘違いしていない将来性ある料理人だと思います。ですから、このようなあざとい営業戦略は、彼の足を引っ張るだけだと思うのですが、楽天・三木谷社長の義弟でありこの「カンテサンス」を経営している多店舗展開会社グラナダの下山社長がそのことに気づかないのが残念であります。
後編は「マスヒロさんネタ」を予定しております。
「おとなの週末 2月号」を読んで 前篇
「店評価ブログ」を更新しました
今年になってすっかり「ミシュラン狂騒」は沈静化してしまったようです。
昨年末までは予約一杯、1月も予約ができないと断られた店でも、年明けに電話すると簡単に予約ができるようになってきたとか。
私が訪問した1つ星和食は半分くらいの入りでしたし、ある2つ星は我々以外客がいませんでした。
熱しやすく冷めやすい日本人、ミシュラン星付き店へ行ってきたとの自慢も発売後1か月くらいしか効果がないのではないか。年明けて数ヶ月経ってしまっては、もう「行った自慢」は賞味期限切れでしょう。
さて、「店評価ブログ」に「山田チカラ」をアップしました。洋食屋の分店で創作スパニッシュを造っていたシェフが、何を勘違いしたか独立して「創作和食」の店を出してきました。
粉末フォアグラ、醤油のヌーベも今さら珍しくなくなってきているというか、もうあまり話題にならなくなりました。同じく「エル ブジ」を模倣した創作和食の「ゲンテン」が閉店してしまった現状で、果たしてこの店に展望があるのかどうか。お暇な時にお立ち寄りください。
伊勢丹 京都展
「モウラ」の店評論、お読みいただいたでしょうか。今後も他のライター、ジャーナリスト、評論家、そしてミシュラン調査員が絶対できない着目点で評価を続けていくつもりです。
ご意見をいただければ幸いです。
http://tomosatoyuya.moura.jp/
さて、今週月曜で終わった伊勢丹の京都展。「祇園さゝ木」と「イル・ギオットーネ」以外のお店の料理も食べてみましたので簡単に感想を述べてみます。
花折
鯖寿司の店です。鯖寿司大好きな友里は、4000円弱の「吟醸」からプレステージの7350円の「吟選火龍巻」の2つを食べました。
これでも他の店より高い「吟選」、普通レベルか。さすが「火龍巻」は立派な厚さの鯖と昆布で美味しかったですが、この価格なら当然であります。かなり高い値付けの店です。
祇園 おくむら
1400円のカツサンドを購入。トマト味が強めで、どこが凄いか分からないサンドでありました。ついでに買ったレトルトのカレーはまだ食べておりません。
はつだ
特選和牛弁当が1680円。ご飯の上にキャベツを敷いて、その上に結構たっぷり牛が載っています。けっこう濃い目の味でした。しかし弁当として1680円はかなり高いと思います。
はふう
ハヤシライスです。玉葱の甘味だけでないように感じる甘さが気になりました。
東京の洋食屋のハヤシの方が美味しい。
たん熊 北店
実演の出汁巻玉子と野菜の炊き合わせ。所詮イヴェント出展物とは理解していましたが、まったく凡庸でありました。
壺銭洋食
お好み焼きを持ち帰り。蒟蒻の細切れがかなり入っておりましたが、ちょっと甘すぎというか、あまり好みではありませんでした。
副業とはいえ、こうまとめてみると結構持ち帰って食べていることがわかります。
所詮百貨店のイヴェントに参加してくる店ですから、CPやクオリティに期待する方が間違っているのでしょうが、話のタネにしかならない出店が多いと考えます。