「モウラ」を更新しています

読者の方から、中堅フードライターが「タダ飯」について完全否定しているとの情報をいただきました。
京都と東京を往復している、関西弁丸出しの関谷江里女史のブログです。4月6日のところですので、まずはご覧ください。
http://erisekiya.cocolog-nifty.com/kyototokyo/
しかし100万人も読者がいると豪語、恐れ入ります。まさか「延べ人数」ではないですよね。
彼女は関西のマスヒロさんというのでしょうか、「学会」と称してマスコミ出たがり料理人を引き連れての食事会をやっている関西煽りライター業界の重鎮・門上武司さんと親しいヨイショ系のライターだと思います。
彼女と友里は縁があるようで、偶然ですが2回ほど席が隣になったことがあります。一度は中野坂上時代の「さわ田」。メモ取りながら澤田氏に関西弁ですごいヨイショをしていました。ついでに拙著「シェフ板」を引き合いに出して、友里征耶を批判していたのを思い出しました。
結構こういうシーンってあるんですね。西麻布のワインを出す鮨屋でも、隣客が主人に友里の批判を言っているのに遭遇したことがあります。覆面取材の時なので、名乗ることができず議論できなかったのが残念です。
関谷女史との二度目の遭遇は、今は埋没した感があるイタリアン「カメレオン」。この店、関谷女史の大のお気に入りのはずです。
そこで、出来あがったばかりの雑誌だか本をシェフに見せて(多分カメレオンが載っていたのでしょう)、自慢されていました。隣には編集者らしき人をはべらして大声で騒いでいましたが、あの雰囲気からして私はてっきり出版社の「接待」だと今まで思っておりました。
「タダ飯」は一切していないとの彼女の宣言を聞き、今思いなおした次第です。
でも彼女、マスヒロさんと違ってしっかり「逃げ」を打っているんですね。頭いい人です。

結果的にご馳走になってしまうことも職業柄ありますが、必ず後で(すごく時間はたっても)また友達と一緒に食べに伺うとか、御礼をお持ちするとか、何らかのお役に立つとか(けれど無条件に掲載するとかそういうことじゃなくて)、わたしはものすごーくそういうのはきちんとしているつもりです。

でもこれってすごく「不透明」です。本当にお返ししたか、誰もわかりません。
本人が「返したつもり」だけで成立しますから。「お役にたつ」って「煽り宣伝」のことではないのか。
この友里でも、知人や取引先から接待をうけて「タダ飯」食べることはままありますから、「タダ飯」が原則ない、なんて言わない方がいいのではないでしょうか。
彼らは「ヨイショ」しているという自覚があるので、「タダ飯」が後ろめたいのではないか。本来は「タダ飯」しても、一般客の立場で「評論」していれば良いわけです。(これは実際難しいですけど)
例え自腹で払っていても、料理人に迎合するスタンスで「店宣伝」していては、一般読者のためにならないことを彼らに自覚していただきたいものです。「ライター達の自腹」が最終目的ではなく、「ヨイショライター駆逐」が、一般読者のためになると私は考えます。
「タダ飯」の問い合わせメールにお怒りの関谷女史、ぜひこの友里にも怒りの矛先を向けていただきたいものです。
「モウラ」に京橋のフレンチ1つ星「シェ・イノ」をアップしています。
久しぶりの訪問でしたが、美味しかったです。イタリアンと見紛うばかりの炭火焼か長時間ローストが主体の現在の若手フレンチとは違う、クラシカルなフレンチ、良かったです。
ぜひお立ち寄りください。
http://tomosatoyuya.moura.jp/

「豚組 しゃぶ庵」からのメールの公開について

4月3日にブログで予告した「豚組 しゃぶ庵」からのメールでありますが、運営会社グレイスの社内外からメール公開に対して「慎重意見」が多く出たとのことで、公開の延期を社長様から申し込まれました。
長文のメールには、「豚組 しゃぶ庵」だけではなくグループ内、そして飲食店業界の今後の姿など「熱い思いと希望」そして「問題点」を明確に明記していただいたので、業界内に良い刺激を与えてくれると楽しみにしていたので、友里としては誠に残念であります。
組織が大きくなり、関わるスタッフの数も多くなってしまったので、社長一人の独断では行動出来なくなってしまったのかもしれません。
公開用のメールをいただいたとき、すぐアップしてしまえば良かったのかもしれません。ただ、私が訪問した時と違って現在は「しゃぶしゃぶ 食べ放題」を開始するなど営業に若干の修正があったことがわかったので、先週末に再訪問して確認してからと判断しての結果、公開延期になってしまった次第であります。
ブログのネタが一つ減ってしまった友里。本日はその「食べ放題」の感想です。
「飛騨 けんとん豚」が2900円、「鹿児島 黒豚」が3500円とかなりお得な値付けです。特徴は豚肉だけではなく、野菜類も食べ放題であること。また時間制限も、最初の豚肉がテーブルに出されてから2時間以内と非常に良心的な設定でありました。
肉質は食べ放題と言えども同じクオリティを保っているとのことで、知り合い家族含めてお腹一杯で満足して店を後にしたのですが、以前に訪問歴のある私はちょっと疑問に感じた点がありました。
おなじ「けんとん豚」でも今回はちょっと質が落ちたのではないか。やはり「食べ放題」では違う質を出したのか。
この疑問をすぐぶつけましたところ、「豚は牛と違って当たりはずれが多いので、たまたま『はずれ』にぶつかったのかもしれません。今後はより安定した質を用意するよう仕入れを検討する」との回答をいただきました。
豚は牛と違って質のばらつきが激しいとは今まで知りませんでした。一方的に店側の主張だけを信じることはできないので、また一つ友里の調査課題が増えたのですが、お時間がありましたら皆様も、東京で最高レベルの豚を用意していると豪語するこの店の豚肉を検証してご意見をいただけましたら幸いであります。
最後に。しゃぶしゃぶ以外の料理もついているコースと、しゃぶしゃぶだけの食べ放題の両方を食しての私の結論は、「食べざかりの家族がいなければゆっくりと銘柄豚のコースを楽しみたい」、であります。意地汚いのかもしれませんが、どうも食べ放題となりますと「心」に余裕がなくなり、じっくり味わって食べることが出来ないからです。
ランチもやり、日祝以外は明け方まで営業するなど使い勝手は良いのですが、現在はまだ周知が徹底されていないのか、集客率は高くないようです。
キャパ、値付け、肉質とかなり大胆な試みの「豚組 しゃぶ庵」。社長はじめ関係者の方たちの「飲食業界の地位向上と一般客の満足度の向上」の狙いが叶うのかどうか、ぜひ皆様にも見守るだけではなく検証していただきたいと考えます。

「店評価ブログ」についての説明不足

読者の方から、「ブログやHPを閉鎖するのか」といったお問合せをいくつもいただきました。私の説明不足で大きな誤解を与えてしまったようなので、ここにあらためて説明させていただきます。
しばらくお休みするとした「店評価ブログ」は、日刊ゲンダイに月、水と連載されていた「行っていい店わるい店」というコラムを半週間遅れでそのまま掲載しているだけでありました。友里公式HPのタイトルも「行っていい店わるい店」なので、ここに混乱が生じたと考えます。
昨年9月から再開された日刊ゲンダイの同名コラム、3ヶ月予定が好評で6ヶ月に延長されたのですが、ひとまずこの3月でお休みになったので、必然的にそのまま転用していた「店評価ブログ」も9月ころに再開する予定の日刊ゲンダイコラムまでお休みさせていただくことになっただけであります。
その間、店の評価はこの「トモサトブログ」で短評の形で週に一度ほどアップさせていただくつもりであります。
裁判や店、料理人の圧力でこのHPやブログが閉鎖されることはないと思いますので、どうぞご安心ください。
ネット掲示板のアンチ友里の方々には申しわけありませんが、「更新停止」や「夜逃げ」ではないので、今後も支離滅裂なご批判や言った物勝ちの勝利宣言を楽しみにしております。匿名書き込みではなく、たまにはメールでもいただければお返事しますよ。