GW明けの表参道ヒルズ

賞味期限は切れてしまったのでしょうか。GWの反動(本日発売の週刊文春によると、そのGWでも店内はパッとしなかったとか)を割り引いても、昨日の昼間のヒルズ内は寂しかった。
高級店に客はほとんど見かけません。もともと六本木も含めてこの手のヒルズ、観光客を目当てにしたコンセプトで造っていますから、高級店好きの客が訪問する地ではないのですが、店側はなぜ毎回こんな無駄な投資をするのか私には理解できません。
せめて3階の飲食店フロアは客がいるだろうとエスカレーターを上がっていったのですが、ほとんどの店がガラガラ。オープン当初行列だった高いラーメン屋も客は数人。スパイス&カレーの店も客がいなかった。多店舗展開の洋食屋は当初5000円前後のコースも用意していたと記憶していますが、2000円前後の料理に集約しても客入りは少ない。店前に立った女性スタッフが通りを行き来する訪問客に声をかけていたくらいです。大箱なサルヴァトーレもかなり空いておりました。
そんな中で一人勝ちなのが「やさい屋めい」。野菜をふんだんに使ったヘルシー膳が1500円近辺で数種用意されています。店内は女性が大半ですが、カウンター、テーブルと満席。ほとんどの席が2回転しているのです。
野菜ブーム、ヘルシー志向で人気なのでしょうが、同じフロアにヘルシーとはほど遠いラーメンがありますから、対比されてラーメン屋は今後も苦戦が免れないのではないかと考えます。
実際に食した感想ですが、1500円以上と一般のランチとしては高い値付けだからか、CPはさほど良いとは思えませんでした。
これなら先日紹介したトキアの野菜重視のビュッフェ店の方が遙かにお得であります。

言い訳が矛盾しているよ、関谷江里さん

「ぎをん か波羅」の見苦しい宣伝行為に突っ込みメールが殺到したのでしょうか。関谷江里さんが自身のブログで、それらしき「弁明」をされています。
まずは4/29付けの「少し述べます」をお読みください。
http://erisekiya.cocolog-nifty.com/kyototokyo/2008/04/index.html
はっきり「ぎをん か波羅」の宣伝行為についてと明示していないので、何の言い訳をしているのかわかりません。当然内容もそれを避けながらの弁明ですから難解で何が言いたいのかさっぱり?
要約すると、

「私は2枚舌です。ライターとして雑誌で書いている内容と、このブログの内容は違います。雑誌は編集者など上の意向で内容がコントロールされる。このブログは私が本気で言っていることばかりです」

となりますか。
文中では「公平な食評論」をしているなんて言っていないと開き直っていますが、「個人的志向(嗜好ではありません)で提灯記事を書いている」とも言っていないではないか。
偏りやバランス感覚のなさを認めながら、「ライターとしての信憑性がない」と言われることに反発する関谷さん。雑誌でのライター稼業では、出版社などの方針のもと、自分はただのパーツとして部品を提供しているだけと逃げを打っていますが、そんな「逃げ腰」でいいのでしょうか。
門上武司さんたちへ救いの手を求めているように見えてしまいます。
裏表、もしくは二面性を出すパフォーマーは世にいくらでも存在します。
たとえば、DJオズマ。グループのボーカルでは別名を名乗っています。
ベビーとヒール(覆面)の両役をするプロレスラーもいましたが、リングネームは変えていたはず。作家でもペンネームを使い分けていた人がいたと記憶しております。
つまり、「出版社への飛び火」を恐れて、雑誌のライターである関谷江里とブログの関谷江里は違うと詭弁を弄するならば、ブログは別の名前でやるのが筋ではないか。
週刊文春などでライターとして売れた名前をそのまま使って、自分のブログで報酬くれる店の「宣伝」をしまくっている行為は、モラルに反していないのか。
「ぎをん か波羅」のオーナーだって、雑誌ライターとしての関谷江里のネームバリューを利用したいからこそ、宣伝スタッフに雇い入れたのではないか。
別人だったら声もかけてくれないでしょう。
今更別人だと言い張っても、誰も認めてくれませんよ。
だいたい雑誌とブログの内容は「ヨイショ一辺倒」で違いあるとは思えません。唯一の違いは、雑誌では未だあからさまに「ぎをん か波羅」の宣伝をしていないだけ。
誰も公平な食評論を彼女に期待しているわけではないですが、抗議メールを送った方たちは、ライターと同じ名前でせっせと「店宣伝」に勤しむ関谷江里さんのスタンスを批判したんだと思います。
「食ライター」で生業をたてていこうと考えた瞬間に、誰でも彼女のようなスタンスになってしまうのでしょう。
過食のオコチャマ、元弟分だった麻生玲央氏、元ジバランの嶋啓祐氏なども同じ道を突き進んでおります。文字通り食ライターとして「食べて行く」には、偏りやバランス感覚など関係なく、店ヨイショに徹しきるしか今の日本には選択肢はないのかもしれません。
愚痴になりますが友里征耶は大赤字で貯蓄が減る一方、反面、他のヨイショライター(伊藤章良氏は露出が少なく本業があるので除外)は本業があるとは思えないのに毎日豪華に食べ歩いてヨイショ連発。
「さとなお」さんが誘惑に負けてスタンス変更した理由も少しは理解できるというものです。

キャラクターでも稼いでいるミシュラン

久々のミシュランネタであります。読者の方から教えていただきました。ミシュランがタイヤ関係やガイド本以外にも稼いでいるらしいという情報です。
なんと「ビバンダム」の大理石人形を21万円で発売許可、そして「ミシュラン コックコート」の販売にも許可を与えているようです。まずは以下のURLをご覧ください。
http://www.tokyosap.com/
http://www.uni-work.co.jp/cock/na5932/
http://www.michelin.co.jp/corporate/michelinman/goods/coat.html?keepThis=true&TB_iframe=true&height=360&width=500
公然と「ミシュラン」の商標やキャラクターを全面に出している販売ですから、ミシュランサイドにロイヤリティーが入る契約になっているのでしょう。
しかしここまでやりますか。星つけてもらって喜んでいる店をターゲットにしているんでしょうね。
ますます権威を落としてしまった暴挙と考えます。