ガチ、重版決定

ここのところ中日ドラゴンズのWBCボイコットへの風当たりがマスコミで目立ちます。
「日本中を敵に回した」とまでいう野球評論家もでてきましたが、少なくとも私友里征耶は敵に回っておりません。
だいたいWBC、というかプロ野球自体に興味がある人が日本人に何割いるのか。興味のない人、WBCという単語を知らない人も沢山いらっしゃると思います。
アンチジャイアンツでも野球ファンと自負する友里、それほどWBCに興味がありません。
だいたい「ワールド」という名付けに無理があります。アメリカ大陸やアジアの一部の国(オーストラリアも)が主体だけの、「ナベツネ」の顔が浮かぶ競技大会で、「お国のために・・・」と強いるには無理があるのではないか。
アメリカだってドリームチームで組んでくることはないはず。Aロッドなど多くのスーパースターがはせ参ずるとは思えません。
読売グループの商売がらみの「催し」でちょっと肩に力が入りすぎていると感じた次第です。
こんなことを書いてしまうので、読売系からまったく執筆依頼が来ず、書評も載らないのかもしれません。
しかし、会社のトップは看板です。読売は看板を一日も早くかけ直すのが一番だと思っているのは、読売新聞を何故か取り続けている友里だけではないでしょう。(読売グループ内にも大勢いるんではないでしょうか)
昨日、「ガチミシュラン」の増刷が決定しました。
J.C.オカザワのように「初版印税のもらい逃げ」にならず安堵しております。
ご購入していただきました皆様、有り難うございました。
あらためて御礼申し上げます。
まだお読みになっていない方、お早めにお近くの大手書店かネット書店へお急ぎください。
とはいえ決して売り切れることはないと思いますけど。

火曜日の「とくダネ」

今週火曜日、フジテレビの朝番組「とくダネ」に「ガチミシュラン」と友里が出ました。先週もミシュラン関連でチラッとでたのですが、今回はやや長め。
他には「東京いい店うまい店」の編集長(曇りガラス越し)、「東京最高のレストラン」からは横川潤氏、森脇慶子氏、大谷浩己氏の3氏でありました。
たまに見かける横川さんはいつもの通りながら、久々に見た森脇さんは昔と印象が違っておりました。円熟度が増したというか、かなりベテランの領域に達してしまった感があります。
大谷さんは逆に態度がでかくなくなったというか、3人の中では一番目立たない存在でありました。
4人ともミシュランガイドに対しての問題点、疑問点を指摘していましたが、昨年の発売前に歯に衣着せぬ発言をしていただきたかったものです。
さて、私は顔を隠した出演。ビデオ担当の方は顔を隠したインタビューだけでは物足りなかったのでしょうか、なんと私の足下のアップが流れていてビックリ。インタビューの時は気がつかなかった。
思わず「ボンステップ」を履いて行かなくて良かったと思った次第です。(大塚製靴さん、変な例えですみません。実際は持っておりません)
何か予感がしたので持っている靴の中では良いものを履いていったのですが功を奏しました。
J.W.ウエストン(モウラのコメント欄をお読みの方は「M」ではなく「W」にした意味がおわかりのはず)も考えたのですが、この日は「ア・テストーニ」。でも履いている当人がパットしませんから、見ていた方がおわかりになったかどうか。
「ガチミシュラン」もかなりアップで流れたので放映後の売れ行きを期待したのですが、アマゾンのランキングがそれほど上がらなかったのが残念です。
昨年はミシュラン絡みの執筆依頼などが年を越えても来ましたが、今年は今のところ後1つだけ。
友里の賞味期限が切れたというより、ミシュランの話題性がかなり落ちてしまったのが原因と考えたい。
おかげさまでhttp://www.tomosato.net/は一日のヒット数が20万を突破、セッション数も1万を超えるようになりました。親亀(ミシュラン)転けても友里は転けないように今後も頑張ります。
「モウラ」に四谷の「北島亭」をアップしております。早いもので残るは27日の「分とく山」を残すのみ。
ぜひお立ち寄りください。
http://tomosatoyuya.moura.jp/
当分の間、モウラの友里ページは残るようでコメント欄もそのままとのことです。書き込みも自由。ご安心ください。

ミシュラン便乗も今年限り?

ミシュランガイドの販売が伸びていないのではないか。
福家書店や丸善など大手書店でかなりの山積みを確認できますが、去年ほどの勢いをまったく感じません。
丸善では、男女のスタッフが入り口でマイクやチラシを持って盛んに販促活動を行っていました。結構悲惨な状態かもしれません。
業界関係者から「3万部」くらいは売れているらしいと聞きましたが、これでは初版(ナレさんは去年より多く刷ったと言っていましたから10万部は超えているでしょう)を売り切るのも難しいかもしれません。
昨年あれだけ擁護していた山本益博氏も、「去年の1/3しか売れない」と発言していますから、初版で終わる可能性大です。
アマゾンの売り上げランキングはあまり参考にならないのですが、現時点で16位と見る度に落ちてきています。
TV番組の取り上げ数はまだまだ多いと似非グルメの放送作家(後述)は宣伝していますが、去年と違って「宣伝一色」ではなく検証的な構成をしている番組が目立ちます。
うーん、ミシュランの賞味期限も今年限りの可能性がでてきました。熱しやすく冷めやすい国民性から、来年はもっとマスコミ露出は減り部数を減らすのではないか。
この時期ミシュラン特需でマスコミからお呼びがかかる友里も、来年は暇な年末を送る可能性がでてきました。親亀こけて子亀もこけるというわけです。
ミシュランのゴルフボールもまったく話題になっておりません。ゴルファーで使っている人が居るのでしょうか。
私は発売時に指摘しました。2009年版の売れ行きをみてから発売を判断するべきだったと。営業判断を間違えたかもしれませんね。
発売直後に発覚した、新3つ星「石かわ」の「黒豆回収事件」も水を差したのではないか。「石かわ」のイメージダウンも大きいですが、ミシュランも大きな影響を受けたと考えます。
しかし、TVで「石かわ」の事件を取り上げすぎに感じます。昨日だけで終わるかと思いましたが、今朝の情報番組で何回も取り上げていました。ミシュランに対する「遠慮」がなくなってきている証左と考えます。
ミシュランに対して距離を置いて報道するマスコミが多い中、相変わらず尻尾を振って宣伝に勤しむ放送作家のレポートを読者から教えて貰いました。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20081121/1021172/
「海味」、「よしはし」、「四つ葉」のページで店内などの写真がないのは、「拒否」の店でもしっかりセレクションしている証拠だとミシュランを誉めあげております。
まったく目出度い人です。昨年あれだけ写真提供を「拒否」した店は載せていないと突っ込まれ、5月にはTVで堂々と「海味」に「拒否」を宣言されたら、意地でも載せないわけにはいかないではないか。わずか3店だけ写真提供していない店を載せただけで、大袈裟な人です。過半の店が写真掲載を拒否したら、あの構成の本は成り立たちません。
私はこの放送作家のプロフィール(6ページ最後)を見てひっくり返りました。
「美食のCIA」と呼ばれているとありますが。最近の「CIA」はわずか数年の俄経験でなれるのか。
10年前から彼の実生活を知っている人は複雑な思いを抱くことでしょう。