「店評価ブログ」を更新しています

読者の方からオコチャマのブログがここのところ更新されていないとの情報をいただきました。
http://www.kurusukei.com/
12/23以降更新がありません。コメント欄を検閲制にした後は意にかなった書き込みがないのかコメント数はゼロ。
いつもでしたら食事会開催の後は自慢の書き込みをする来栖氏のはずですが、12/27に「ナリサワ」で開催された食事会の報告もありません。
友里は彼に対して問題提起のつもりでしたが、「叩き」と受け取った彼の信奉者からの抗議のメールもいただきました。
見た目と同じく「打たれ弱い」だけのライターだったのか、単なる忙しさのあまり更新が遅れているだけのことなのか、どちらにしても、少しでも友里の5つの提言を理解して元気に復活していただきたいと思います。
さて「店評価ブログ」に大阪の鯨料理店「西玉水」と渋谷の牛肉ビストロ「カウベル」をアップしております。
ソースびちょびちょの鯨カツなど友里には理解不能な調理と味の「西玉水」。大味好きな「さとなお氏」が絶賛していたので注意すべきでしたが、ついつい行ってしまって失敗。
反面、伊藤章良氏が紹介していた「カウベル」は正解でありました。
ぜひお立ち寄りください。
http://www.tomosato.net/blog2/index.html

飲食店も二極化か

未曾有の不景気の出口が見えません。今朝の新聞では、TDKが海外製造4拠点を閉鎖すると伝えています。確か昨年秋かなりの人員削減を発表していたはずですが、今回あらたに8000人以上の削減を追加するようです。
秋から月を重ねる毎に受注が落ち込んで、現在の工場稼働率が5割を切っている状態では仕方ない決断ともいえますが、これは本当に異常事態であります。普通売り上げが3割、4割も急減したら、企業は持たない。各企業がどこまでこの不況に耐えられるのか。
トヨタをはじめ2008年度の決算の下方修正が連発されていますが、この数字はまだ好調だった上半期を合算してのこと。今の状態が1年続いたら2009年度の各企業の決算はどうなるか、大企業のサラリーマン社長は予想不可能でありましょう。
それでは飲食店はどうなのか。
昨日の三島の鰻屋のように、相変わらず盛況な店があるので、飲食業界は全滅とはならないようです。
高額機械式腕時計や高額バッグなどブランド品の売り上げがみな激減しているかたわら、高額飲食店でも盛況を維持している店があるから不思議です。
先日も、ある3つ星和食の予約に1時間半電話をかけ続けてしまいました。予約が相変わらず殺到しています。ミシュラン非掲載の和食店は今でも1ヶ月以上先でないと予約が入らない。
しかし高額店がすべて良いわけではありません。先日たまたま通りかかった京都駅のホテルの飲食店は、吉兆はじめみなガラガラ。京都吉兆は名古屋、洞爺湖も苦戦しているようです。
つまり、同じ高額店でもミーハーや一見客を狙った店は苦戦、常連主体やキャパの小さい高額店はまだまだ順調、というところだと考えます。
同じ京都吉兆の経営でも、嵐山の本店はそこそこ客が入っていると推測します。
それでは廉価な店はどうか。「すかいらーく」などファミレスが苦戦している様をみると、安ければ大丈夫というものでもないようです。確認はしていませんが、高田馬場の「ラミティエ」などは相変わらず予約が入りにくいのではないか。
特徴ある料理をCPよく提供するキャパの小さな店でないと、たとえ廉価とは言っても今の状況では厳しいでしょう。
グラナダ、ひらまつ、フォーシーズとミシュラン星付き店をいくつも擁する多店舗展開会社もそうとう厳しい運営を余儀なくされると考えます。
しかし同じ多店舗展開の飲食店でも牛丼の「吉野家」は笑いが止まらないのではないか。
牛肉はじめ肉類はアメリカなど北米が主体のはず。まだ誰も言っていないと思いますが、このドル安でかなり予想外の利益がでているのではないでしょうか。
円高差益還元値下げをするかどうか、吉野家経営陣の判断が見物です。

三島にも行列の鰻店があった

先日所用で行った三島、昼前に終わってしまったので新幹線に乗る前に昼食をとることになりました。
同伴者から三島は「鰻」が有名だと聞いた友里、タクシーの運転手さんによると人気店は2店あるようで、観光バスが乗り付ける店はクオリティが落ちると判断、もう一店の「桜家」に決定しました。
鰻自体は浜松などの養殖物だが三島の湧き水で泳がすことによって旨い「三島鰻」が出来るとのこと。
果たして20分ほどででてきた鰻重は、タレは絡めながら友里にとっては「ワン オブ 蒸しの強い養殖鰻」でありました。鰻自体の風味を感じない、よく言えば上品な味わい。はっきり言えば、目を瞑って食べると食感でしか鰻とわかりにくい。
野田岩、尾花の信者が「とっても柔らかくて美味しい」という鰻と何ら変わるものではありません。
友里の持論に「あるレベル以上の養殖鰻は、どの高額鰻店で食べても同じ」というのがあります。
多少の「蒸し」の強弱があるでしょうが、それほどの違いを感じない。鰻は捌き何年、串打ち何年、蒸しや焼きで何年と有名鰻店主が言っているのを聞きましたが、はっきり言っては申し訳ないですが、「鰻修業」で5年、10年かかっていたら、一生和食店は開けなくなるはず。覚える技術、範囲は桁違いだからです。
有名和食店で傑出した鰻に遭遇する場合はありますが、有名鰻店に傑出したお椀など和食がないのがその証左であります。
三島の「桜家」で一番安い鰻丼、鰻重が2620円という強気の価格設定に驚いた三島短距離出張でありました。