他人のアイデアをパクってみっともないぜ、マスヒロさん

友里掲示板、今のところ予想していたより書き込み数は多くないですが、始めて良かったと思っております。外食好きな方だけではなく、現役の料理人の方などからの書き込みも増えてきたからです。
重箱の隅を突くつまらない揚げ足取りではなく、立場の違う者同士の発展的な意見交換を今後も期待しております。
そんな掲示板ですが、生々しい情報も寄せられてきて、積年の疑問が溶けた事例もありました。
先週4/8のブログで取り上げた「マスヒロさんのロマコンとラ・ターシュ混ぜ合わせ事件」の真相が明らかになったのです。
http://www.tomosato.net/blog/2009/04/post_710.html
http://www.tomosato.net/kako/04_0808_tomosato.html
山本益博氏は

29年のロマコンに82年のロマネ・サンヴィヴァンを注ぎ足したら、29年のロマコンに精気が蘇った。ソムリエの仲田氏もビックリしていた。

と2004年の「おとなの週末 8月号」の「食べ歩き手帳」で自慢していました。先週の友里ブログでは、この29年のロマコンに対してマスヒロさんは支払っていないはずだと書きましたが、それ以上の情報がもたらされたのです。
私はあの仲田ソムリエがなぜこんな「混ぜ合わせ」という暴挙を見逃したのかずっと疑問でありました。高額な古酒に若い違うワインを注ぐなんて普通に考えたら「冒涜」以外の何物でもありません。
今回その真相が書き込まれ、アルバス常連客からも裏を取りましたのでここに公開させていただきます。
その29年のロマネ・コンティは客の持ち込みだったそうです。勿論その持ち込み人は山本益博氏ではありませんから、彼は「他腹」でゴチになっただけです。
問題はここからです。その希少なロマコン、実は状態がかなり良くなかったとのこと。多分かなりヘタッていたか、酸化が激しかったのでしょう。
持ち込んだお客の対面を考えて、仲田ソムリエがとった対策が82年のラ・ターシュ継ぎ足しでありました。常連客の話では、この状態の良くないロマコンにラ・ターシュを継ぎ足す技、仲田氏の常套手段だというのです。
世にはお金持ちが多いのでしょう、「アルバス」にはロマコンの持ち込みがかなり多いのだと思います。
つまり、29年のロマコンをご馳走になったと書かなかっただけではなく、「混ぜ合わせ」がさも自分のアイデアと自慢していた山本益博氏ですが、実は仲田氏のパクリであったというのが真相でありました。
しかし自分を偉く見せたい気持ちが強すぎるのかマスヒロさん。人の口に戸を立てることはできません。嘘は、いつかはばれると言うことがおわかりになっていない幼い考えの方であります。
真実をねじ曲げてでも純粋無垢な読者を信奉させようとするこの行為、ここまで強い「自己顕示欲」は常識離れ。
山本益博氏の「性格」を問われても仕方ないパクリと言えるでしょう。
幻冬舎の見城社長や宇田川悟氏が山本益博氏に対し、昨年来「品性下劣」と批判しています。私はちょっと言い過ぎかと思っていたのですが、今回の真相を知ってしまうと、的を射た表現のような気もしてきました。
友里掲示板
http://tomosato.net/bbs/

最近訪問した店 短評編 14

昨晩六本木ヒルズのけやき坂を歩いたのですが、不景気だからかヒルズ自体が賞味期限切れだからか人通りが少なかった。
そして閉店している店がいくつかあるのに驚いたのです。
まずは「クリスチャン ラクロワ」。私には興味のないブランドですが、以前から客が入っていたところを見たことがなかった。
そして「ハロッズ」です。「ハロッズ」は通りに面していないので元々不利な立地でありました。しかも「日本料理 小山」(青柳グループ)が夜逃げ同然に撤退した場所ですから、縁起が良いところでもありませんでした。「小山」の後に入ること自体が無謀だったと私は考えます。
六本木ヒルズオープン当初から、このような再開発ビルへ出店する意味はないとの発言を私は繰り返しておりましたが、未だに引っかかる飲食店やブランドがあるのが不思議であります。
森ビル、三井不動産などが推し進めてきた再開発、「貴方の店が選ばれました」みたいなプライドをくすぐる甘い言葉の勧誘に引っかかっては大変なことになるのは歴史が証明しています。
再開発ビルの飲食店に高額店は不要です。わざわざ客が来るはずがない。オフィスに勤務する人たち向けの廉価な店が限界です。
さて3店です。
四川
都ホテル(旧名)にある人気店。一般的ではない四川料理でも客が多いと言うことは、中国料理はホテル出店が必須と言うことでしょうか。銀座の高額中国料理店が軒並み苦戦しているのが不思議であります。
以前より緩い味付けになりましたが、ホテルの中国料理としてはまずまずの店です。
鮨 さいとう
久々の訪問。同じ仕入れと言われていますが、「かねさか」とこれほど食後感が違うのは何故なのか。単に技量が違うだけなのか。不思議です。勿論「かねさか」より「さいとう」が良いという意味です。
九絵家
大阪のクエ専門店です。その筋では結構有名だそうですが、初訪問でした。
クエの刺身、何とも言えない脂の乗りが面白かった。鍋もしゃぶしゃぶのようにしてクエを食べましたが、他店で食べるより確かに美味しい。
でもこの店の最大の特徴はクエではなく、主人のオヤジギギャグではないでしょうか。毎回言うという定番ギャグなど、ネタをばらすと面白みが半減しますので書きませんが、最初から最後まで駄洒落連発で結構疲れました。

「店評価ブログ」を更新しています

読者の方から「今回のダンチュウはネタ満載だからすぐ購入しろ」との情報をいただきました。
小山薫堂氏と「さとなお」氏が食べ仲間だったとか、西麻布の「グラディスカ」の近況などが書かれているようです。早速購入してみることにします。
しかし、小山氏と「さとなお」氏、両人とも「大味好き」ですから気が合う(嗜好が合う)のは当たり前ですね。
自己顕示欲というか上昇志向が抑えられなくなってきたようで、単なる業界人の仲間入りをしてしまった「さとなお」さん。広告業界の不況で、ゼネコンと同じく「丸投げ」の大手広告代理店自体の存在意義を問われるようになってきましたが、これからどの道を目指していくのでしょうか。
さて「店評価ブログ」に京都の和食「御料理 はやし」と蒲田のスッポン「義津根」をアップしています。
ぜひお立ち寄りください。
http://www.tomosato.net/blog2/index.html