ここ数日、友里掲示板では「野田岩」での「天然鰻」に関しての書き込みで盛り上がりを見せています。
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私が驚いたのは、書き込まれた皆さんがほとんど「野田岩」で天然鰻を食べられた経験がないと言うことです。
デビューして6年余り、友里は一貫して「野田岩」の「天然偽装」に関して問題提起してきました。
その結果かどうかわかりませんが、デパ地下では「天然鰻」と「養殖鰻」の蒲焼きが並列して売られるようになりました。
店内では、「釣り針がでてくる・・・」云々の天然偽装の「客釣りキャッチ」の文言もなくなったとか。
しかしまだほとんどの方が、あの蒲焼きや鰻重に天然鰻が使われている可能性がある(時期によって)と思い込んでいるようで私は驚いたのです。
私はここにはっきり断言します。行列に並んで(予約して)ほとんどの方が食べている「鰻重」や「蒲焼き」はすべて養殖鰻です。
天然だと言っていた「白焼き」も、実は天然ではないという疑念まで出てきました。
1日に何匹仕入れているか秘密のようですが、野田岩で「天然鰻」を食べるとしたら、メニューの最後の方に書いてある「筏(いかだ)」、「中串」しかありません。それを注文すると、女性スタッフは慌てて厨房へ確認に行くはずです。それほど仕入れ量は少ないということです。いずれも「時価」でありますが、私の経験では5000円超くらいでしょうか。
店主は雑誌など出版物で、「天然鰻に拘っている。天然鰻がとれない冬期は養殖鰻を仕入れている」と何回も言っていました。「天然鰻がとれない時期は、店を閉めていた時代もあった」といった発言も記憶にあります。
普通こう書かれると、「冬期以外は天然鰻を出しているんだ」と受け取りますよね。でも違うんです。「嘘」ではないけど実に姑息な客釣りキャッチなのです。
冬期に養殖鰻を仕入れているのは「事実」。しかし、冬期以外も仕入れの鰻のほとんどが「養殖」なんです。天然鰻なんてごくわずか。全流通の数%と言われている天然鰻を客が殺到する「野田岩」でそんなに提供できるはずがありません。
店主は個人的に天然鰻に拘っているかもしれませんが、「仕入れで拘っている」わけではないのです。
冬期以外も「養殖を主体に出している」と正直に言わないところが「野田岩」の卑劣にも見えるところであります。
野田岩一族には人としての「矜持」を持ち合わせている人が居ないのか、私は疑問であります。
一度すり込まれた情報はなかなか払拭できません。これからも「天然鰻」に当たるかもしれないと店を訪問する人が続くと思いますが、普通の養殖鰻の「蒸し焼き」であるということを広く知っていただきたいと私は考えます。
最後に私は「野田岩」に以下の文章を店内などに張ることを提案します。
「天然鰻は希少なため、当店も入手量は限られております。当店は以前から品質が安定している「養殖鰻」を主体に鰻重、蒲焼を提供しております。天然鰻は必ずしもすべて美味しい物ではありません。時期や収獲場所、個体差により当たりはずれが多いものです。しかしそれでも天然鰻の風味を試されたい方は、有無をスタッフにお尋ねください。入手しているときは時価で提供させていただきます。」
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野田岩の天然鰻
アマルフィ 女神の報酬
昨日、映画「アマルフィ」を見に行ってきました。
派手な番宣の割に週刊誌での評価はそれほど高くなかったのですが、場内は超満席でした。
始まる前は眠気があったのですが予想外に引き込まれ、最後まで寝ないで見切ってしまいました。結構面白かったです。
原作を読んでいなかったからでしょうか、最初のネタ撒きの部分で、犯人や目的がすぐ想像できてしまうのですが、それでも飽きなかったのです。
タイトルの「アマルフィ」ですが、前情報ではまったく「意味がない」みたいなことを聞いていたのですが、意味がある「意味ない滞在」であったところが一番のポイントかもしれません。
これ以上書くとまた怒られそうなのでやめておきますが、ローマの珍しい光景(年末の街中)がでていますので、それだけでも必見です。
実は数年前に年末年始ローマに滞在したのですが、ナヴォーナ広場の盛況さ(回転木馬や大道芸人)、そしてシャンパンボトル割りに花火と、懐かしかった。またこの時期行ってみたいと思ったくらいです。
イタリアは好きなところなのですが、行く場所が被ってしまっております。いつかは長期滞在で、アマルフィ、サルディーニャ、そしてポルトフィーノ。行ってみたいところが山積みです。
さて最後に友里的な映画「アマルフィ」の感想です。
織田裕二、この歳であのスリムな体型維持は立派です。しかし、アップの顔を見て感じたのは、「歳」は隠せないなと。
全盛期の「踊る大捜査線」のころとはかなり印象が違っておりました。
天海祐希、スタイル良くて良い雰囲気もっているとは思うのですが、さすが舞台出身者。若い女優の中に入ると、顔の大きさが違うのがわかります。人のこと言えませんけど。
佐藤浩市、父親ほどではないですが存在感ある俳優なのか、映画では主演を張らなくても引っ張りだこの人気者。
実物を目の前で見たことが何回かあるのですが、今回アップで見て初めて疑問を感じました。
もっこりしていて髪が濃い頭ですが、分け目のところに地肌が見えません。ちょっと不自然に感じた次第です。
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最近訪問した店 短評編 29
毎日書道展に入選した知人の作品を見に新国立美術館へ行ったついでに、久々にミッドタウンへ行ってきました。
土曜の昼だというのに閑散としています。特に「ガレリア」と言うのでしたっけ、高額店がある地域は集客が厳しいようです。
客が並んでいたのはピッツァの「ナプレ」だけ。それでも最盛期の数分の一の数でした。
「本日は満席」の札を出していた「ハル ヤマシタ」も、もうその張り紙は見当たらず、中の客は半分くらいか。いつの間にか、2300円のビーフシチュー定食や2850円の「京風ちらし」まで用意していましたから、集客の厳しさがモロに伝わってきます。
ここで「閉店情報」ではなく「開店情報」です。
あの暗闇坂宮下グループの「可不可」が撤退したスペースに、「平田牧場」がオープンしておりました。客入りは半分チョイでしょうか。
他に「回転寿司」も7/29に、カジュアルダイニングゾーンで撤退した店跡に出るようです。
「ダノイ」の撤退跡には、スペインバルがでていました。
オープンしてもうこれほどに「入れ替わり」があるのですから、六本木ヒルズより「回転率」は高いと思います。
さて3店です。
祇園 八寸
読者の方からのおすすめで訪問。客はあまりいませんでしたが、奇を衒わない王道料理で食材もよく、満足しました。結構飲んで支払いは2万円台後半。
主人の息子さんがなぜか東京の「和幸」へ修業に出ていたそうで、あの「小室」の弟弟子だとか。
「小室」の10月の丹波産松茸は、この店のルートで入れているそうです。早いうちに再訪したいと思っております。
先日行った「本湖月」(難波)とは比べものならないのは当たり前か。それにしても「本湖月」はひどかったです。
青空
久々の訪問。「めしとも」で取り上げることを決めたので、一応確認の意味もあり行ってきました。
よく言えば安定している、はっきり書くとまったく変化がない。客は勝手なもので、変化していれば「ぶれた」と言いますから、飲食店経営は大変です。ちょっと値上がったような感じがしました。
八菜懐石 長峰
週刊文春で高評価していたので行ってしまった八菜(やさい)をウリにしている創作和食。野菜の卸の会社の経営のようです。
12600円のコースを頼みましたが、料理人の顔が見えない創作料理でまったく満足しませんでした。
文春では5?6000円のコースを評価したようなので、選択を間違えたということかも。
いかにもダイニング調で、個室も消防対策の関係で安くあげたいためか隔離できず上が抜けていて隣の話し声が丸聞こえです。これじゃ個室の意味がない。
再訪はないでしょう。