友里征耶の週間食日記 2

暑いです。猛暑日の連続記録が本日で更新されるとのTV報道もありました。
普段は朝昼の食事を抜くことが多いのですが、こう暑いと「辛い」ものが食べたくなりまして、今週は何回かスープカレーの店へ行ってしまいました。もちろん「めしとも」で3つ星だった店にも訪問しております。
スープカレー、確かに辛いといえば辛いのですが、どうもスパイス感が足りないように思います。スパイスが物足りません。

では週間食日記です。

月曜日
夜:内食
2週間近くの出張帰国後も3連発麻婆をやってしまったからか、週はじめだというのに珍しく外食なし。家では野菜を中心に多皿料理でビール1本、赤ワイン1本が友里の酒量の平均値であります。

火曜日
夜:港区の江戸前鮨屋
こう書くとどの店かわかってしまう可能性がありますが、今春から主人が復帰して活気を取り戻したお店。水貝も食べてきました。しばらく和食や鮨を食べていなかったので満足しました。?

水曜日
夜:内食
出張中に予約を入れるのを忘れ、行くところがなくなって再び内食です。家で食べることに違和感を覚えるようになったらお終いであります。?

木曜日
夜:港区の大阪割烹
今年になって3回目の訪問。この時期、鱧や鮎の料理を試してみたいと思って訪問したのですが、なんとコースに鱧も鮎も出てこなかった。それなりの価格(1万5000円)で大阪の有名割烹出身の板長なだけに、ちょっとショックでした。関西でこの時期、鱧を全く出さないで、店(高額店)が成り立つものでしょうか。

金曜日
夜:家でデリバリー
留守番の義務が発生したためこの日も夜は自宅待機。原則私は家で自炊しませんので、ハンバーガーのデリバリーを頼みました。
しかしこのデリバリーバーガー、1800円前後とは高すぎではないか。サラダにミネストローネを加えて3000円近くに唖然です。
もちろんビールと赤ワインは1本ずつ。

土曜日
夜:神田近くの中国料理店
ティーンエイジャーたちとの訪問。薬味10種を混ぜ合わせて食べる羊しゃぶしゃぶ、オススメ本の確認も兼ねての訪問でしたが、満足しました。翌日の口臭を気にせず、ニンニクの蜂蜜付けを食べ過ぎてしまった。

日曜日
夜:内食
アパートメントの理事会出席のため、外食を断念しました。

この週は4日も内食と、ここ数年では考えられない「内食率」でありました。

さらばモンラッシェ

さとなお氏の人脈自慢の見苦しさを読むにつけ、行った自慢(店訪問レポートは自慢かも)、持っている自慢など「自慢」を極力避けている友里。本日はワインネタなのですが、「持っている自慢」になってしまうかもしれません。ご容赦下さい。

先日、お世話になっている人から、ワインに関する質問を受けました。

クライアント(1980年生まれ)にヴィンテージワインを送りたい

30年前のワイン、それほどの古酒ではないですが、80年という微妙な年でもあるので流通しているワインは少ないのではないか。ショップやネットからの購入は難しいと判断して、

いくつか持っていると思うので譲りますよ

と安請け合いしてしまいました。
最近ワイン会などをやっておらず、よって所蔵リストを見ていなかったので、30年前のワインなんていくらでも持っていると思っていたのですが、帰宅してPCでリストを見てビックリ。ほとんど80年のワインがないではありませんか。微妙な年だったので、積極的に集めていなかった。

飲んでしまったものもありますがフランスものでは、シャンパーニュはゼロ。白は1種で赤はランドンヌ、ムーリンヌにジャイエしかない。
今さら譲るワインがないとは言えず、悩みに悩んだ末、2本あった白ワインの1本を選択したのであります。

‘80 モンラッシェ  コント・ラフォン

普段から「モンラッシェ」自体を飲む機会が少ないのに、この年2本しかないワインを探しに泣く泣くセラーへ取りにいったのが先週末でありました。
ラフォンの30年ものはもう巷に流通していないはずで、しかもそれが最高峰のモンラッシェ。そして手放すともう二度と手に入れられないワインと昨晩お別れしてきたのです。

インポーターのラベルを見て、クリスティーズのオークションで落としたワインと思い出しましたが、最近のワイン価格を考えると信じられないほど安い購入値。
懲りずに株で損をし続ける友里ですが、ワインに全財産を投資していたら10倍、20倍、30倍になっていて今頃ウハウハだったとあらためて悔いた次第であります。(とはいえ当時はワイン収集で蓄えがなくなりましたからある意味全財産かけていた)?

20世紀後半当時の白ワインとしましては、コシュ・デュリのコルトン・シャルルマーニュと並んでDRCのモンラッシェよりレアだと言われていただけに、和食や鮨に合わせて飲むような暴挙だけはしていただきたくないと願うばかりであります。

この件で久々に所蔵リストを見て考えました。

?このペースなら死ぬ前にほとんど飲みきれない

今後は大事な人とバンバン所蔵ワインを消費していくと誓ったのであります。

「おとなの週末 8月号」

講談社系だというのにこのデビューして7年以上、友里への仕事の依頼がまったくない「おとなの週末」。依頼どころか問い合わせも皆無であります。
金看板である山本益博氏に反旗を翻しているのが原因でしょうか。とはいえ「めしとも」を宣伝する以上、この先発誌の存在を無視するわけにはいきません。本日ちょっと触れてみます。

いつもはその企画力に感心するのですが、8月号は「めしとも」に軍配を揚げざるを得ない。この猛暑で、定番の「鰻」はさておき、

卵かけごはんと天麩羅

の特集はいかがなものか。はっきり言って、食欲がわきません。

さてマスヒロさんの「365日食べ歩き手帳」、マスヒロさんお気に入りの「龍吟」や「野田岩」など常連店が相変わらず登場しております。
そう言えば「龍吟」へも1年以上行っていないなと気がつきました。確かに揚げ物のような鮎の塩焼き、シーズンに一度は食べてみるべきものでありましょう。

しかし「野田岩」が「すきやばし 次郎」の横に銀座店を出したとは知らなかった。相変わらず

天然鰻に拘っている
冬の時期には養殖鰻を出している

と吹聴して、一年中「養殖鰻」を主体に売りまくっているのでしょうか。7月と違って8月になったら客が減るはずなので、本店か銀座店、訪問してみたいと思います。

門上武司さんの「三都味めぐり」は知っている店、行きたい店が今回は皆無。よってコメントは控えることにします。

その他ホルモン店の特集もあるようですが、夏にわざわざ食べたくなる物なのか。
8月号に限って言わせていただくと、「めしとも」の方が読者のニーズに合っていると思うのですが、「おとなの週末」と違って地方で扱われていないのが残念であります。

本日はネタ不足による簡易的なブログのようになってしまいましたが、決して「手抜き」をしているわけでないと弁解させていただきます。