週刊新潮にちょっとコメントしています

今朝のTVで検事総長の記者会見の模様を見ました。本人はやめるつもりはないようですが、それは自身の性格からかもしれません。彼は往生際が悪い人ではないでしょうか。それは彼の髪型を見れば一目瞭然。いまどき、これほどはっきりした

一九分け

をしている人が生き残っているとは思いませんでした。
左側頭部の髪の毛を不自然に伸ばして右側へ流すように垂らしているのですが、トップがこんな偽装工作を続けているようでしたら、検察の再生は難しいのではないか。まずは検事総長自ら「一九分け」と決別するべきと考えます。

昨日はミシュランガイド京都・大阪・神戸版の発売日だったんですね。昨晩ある和食店で食べていて思い出したのですが遅かった。
この3年間、東京版含めてすべて初日に購入していた友里。日本でミシュランにこれほど執着していた人間が買い忘れるほどですから、もう誰も買っていないのではないか。

新版の実売数は更に落ち込むと思うのですが、先日出版業界に関係するという読者から、ミシュランの返品率など具体的な数値の情報をいただきました。
驚くべき実売数の激減と返品率の増大なのですが、ナレ氏ふくめミシュランは「刷り数」しか発表していないんですね。見栄張って沢山刷っても、これほどの率で返品されたら(実売が減少)、事業として成り立たないとおもうのですが、何を考えているのやら。
詳しくは来週にでもブログで取り上げてみたいと思います。

さてその来週でありますが、10日間弱、ネット環境(時差も)が異なる所へ移動の予定です。ブログの更新、掲示板への回答、そしてメール返信がタイムリーにできないかもしれませんが、出来るかぎり頑張りますのでご容赦ください。何処へ行くか、想像がつく方も多いかもしれませんね。

さて昨日発売の「週刊新潮」で久々に友里のコメントが掲載されております。
「焼き鳥」より「焼肉」と副題がついた

「菅直人」美食日誌

という46ページから3ページにわたる特集記事。47ページ最後の部分から48ページにかけて3言ほどのコメントですので、お読みいただければ(立ち読みは勘弁)幸いです。
このコメントは先週末ころに電話取材を受けたのですが、実は経済月刊誌からも連載のイメージで同じようなオファーがありました。その月刊誌とは

ZAITEN(財界展望)

という月刊誌でして、すでに第一回目の校了を終わっている12月号(11/1発売)からスタート、不評で打ちきりにならなければ半年連載が続く予定であります。

よくある経済月刊誌と違って、政財界ベッタリではない検証精神ある編集の経済月刊誌ですので、これを機会にぜひお買い上げの上お読みいただければ幸いです。

友里征耶食事会(月刊めしとも)が無事終了

応募をされていた方はイライラされたのではないでしょうか。7月に「月刊めしとも」で募集させていただいた

友里征耶とのディナー権

でありますが、昨晩港区のあるフレンチで開催させていただきましたことをここに報告させていただきます。

参加されたのは4名(偶然か全員女性でした)の読者と編集部から1名、友里入れて計6名でありました。19時から23時過ぎまで、4時間以上と自分ではあっという間に感じたディナーでありました。
この模様は来月発売の「月刊めしとも」に報告の形としてちょっと掲載されるようです。しっかり開催したということをご確認いただければ幸いです。

店内で「友里」という単語は禁句にしていただきましたが、内容から他の客にしられることを避けるため珍しく個室を予約。他客ウオッチングを趣味にしている友里としましては珍しいことであります。昨晩その店にどのくらい客が入っていたか、どれだけ興味深い客(見ていて)がいたか、がまったくわからなかったのが残念でありましたが、同席していただいた方のおかげで普段よりも美味しく料理をいただけました。(シェフ、リップサービスなので深い意味はありません)

持ち込んだワインは出席者のヴィンテージを考慮しての2本。

‘75 ヴィユー シャトー セルタン
‘72 リシュブール    グロ

でありまして、どちらも予想以上に美味しかった。72年のリシュブールは12年前にボーヌ近くのワインショップで購入してハンドキャリーで日本へ持ち帰ったもの。果実味が充分でそれは美味しゅうございました。セルタンも思ったより良い状態で驚きました。

最近はレストランへ滅多に持ち込まなくなったのですが、やはり古いワインは家で飲むよりレストランで飲むのが一番。
以前のブログでワインの持ち込みルールについて書きました。店と客はイーヴンの立場ですから、店にも持ち込み客にもメリットあるよう良好な関係を保ってこれ以上

持ち込みオッケーの店が減らないよう?

客側の配慮が重要だと私は考えます。
独特の風土を持つ名古屋地区(このブログを見て下さい)を除く持ち込み希望の人へのお願いであります。

話は変わりますが、J.C.オカザワのディナー権、もう開催したのでしょうか。彼が案内する下町の店(寿司屋?居酒屋?)へ応募された方がいらっしゃるのでしょうか。昨晩の参加者から

居酒屋レベルにわざわざ応募する人がいるはずがない

なんて過激な発言も飛び出しておりました。
まあ人それぞれ嗜好や考えは異なりますから、応募がまったくないということはあり得ないと思いますが、世間から疑われないように早めの開催(今すぐでも遅いですけど)を発表した方が良いでしょう。

「月刊めしとも」から友里がクビにならず、また肝心の「めしとも」が廃刊にならなければ、また機会がありましたらこのような企画をしてみたいと思いますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

ミシュランガイド関西版が発表

ミシュランガイド日本版(正確には東京版)に最初から楯突いた友里としては、話題にならないのを承知でこの時期触れないわけにはいきません。
本日のお題は、もはや神戸の店関係者しか興味がないミシュランガイド関西版であります。?

正確には「京都 大阪 神戸」版というのでしょうか。今年から神戸を増やしてきた理由は、掲載店数を増やすことによって落ち目の発売部数と人気の回復狙いであります。
そんなミシュランの思惑ながらも今年はますます盛り下がっているようです。そのうち奈良県や滋賀県、和歌山県の店まで掲載してくるのではないでしょうか。
まずは掲載店(星評価付き)をご覧下さい。

http://web-cache.stream.ne.jp/www09/michelin/guide/kyoto/pdf/101019_2.pdf

敢えて注目するとしたらやはり神戸の店でしょうか。神戸へ旅行して、わざわざ「和食」を食べに行く変人が多いとは思いませんが、居酒屋チックな和食が目立ちますね。
さすが、和食を食べ慣れていないサービスマン出身のミシュラン調査員だけのことはあります。何を食べても美味しく感じるのでしょう。

関西の食べ仲間からの情報で、星が2つ以上つきそうな店を何軒か訪問してきた友里、しかしさすがに和食だけはやめておきました。こう言っては神戸在住の方に怒られるかもしれませんが、傑出した店が神戸にあるとは思えないからであります。
偶然ですが数年前に何回か訪問していた「直心」。なんと目出度く2つ星ですが、吉兆系出身の主人が提供する料理は、価格を考えればCPが良いかなと思う程度。絶対評価で京都や東京の名店と肩を並べられるレベルではありません。

しかしもっと驚いたのが2つ星寿司屋の2店であります。

「鮨 生粋」と「鮨 松本」、どちらも今年前もって訪問済みでありました。特に「生粋」は、内装の改装前と後の2回も訪問してしまった。
どちらも江戸前鮨を謳っておりますが、ベースは自己流ではないか。おそらく東京の江戸前鮨屋での修業経験は皆無だと思います。

値付けは関西スタンダードというのでしょうか、1万数千円で楽しめるので関西在住の方にはお得感を覚えるのかもしれませんが、東京の名店を経験している人は

価格なりの食後感

と判断するのではないでしょうか。
この2店が2つ星基準を満たしているとするならば、東京版は4つ星、5つ星の評価基準を増やさなければならないでしょう。
どう見ても(どう食べても)

青空、宮葉、さいとう、水谷、小笹寿し(いちいち挙げていったらきりがない)

など多くの東京鮨と同等と感じることは出来ないのです。
おそらく和食だけではなく、その生活環境(サービスマンとして)から高額鮨の経験も不足していたミシュラン調査員、回転でなければどの寿司でもおいしく感じてしまったのでしょう。

ミシュランのウケを狙って白木のカウンターを導入するなど何百万円も投資して大改装をしてしまったと漏れ聞く「鮨 生粋」。
確かに江戸前鮨不毛の関西ではマシな店かもしれませんが、競争のないところ(はっきり言うとレベルが低いところ)に名店は育ちません。
東京に真の京料理店がほとんど存在していないのと同じでありまして、関西に真の江戸前鮨も無理なのではないか。

銀座で集客に苦しむ鮨店が週末に大阪へ出稼ぎに行って評判を得るくらいですから、そのレベルは知れております。
餅は餅屋といいますか、このレベルの鮨屋を

2つ星

と持ち上げてしまったら、東京の有名鮨屋の経験が少ない関西の自称食通、外食好きな方は

残りの貴重な外食人生を踏み間違える

と私は考えます。?

最後に「生粋」へ一言。
ビールグラスがかなり魚臭かったです。居酒屋含め廉価な和食店ではよくあることですが、2つ星鮨屋としていかがなものか。

魚を扱う器などと同じシンクでグラスを洗浄しているから匂いがついたのだと推測しますが、これが東京鮨基準ではないことを関西在住の方はご理解下さい。