今は現地時間で土曜の夜、あと2泊で帰国の途につくことになります。あくまで現段階でありますが、昨年と違ってそれほどのトラブルもなく、何事もなく帰れそうであります。ただし昨晩のお店で、ちょっとしたトラブルがありました。
支払いのカードがマスターカードとVISAに限定されているのは事前に知っており、欧州用に昨年新たにつくったカードを出したまでは良かったのですが、ピンコードなるものを要求されてビックリ。普段使ってないカードだったので、まったく記憶になかったです。
だいたいピンコード(パスワード)なんて登録していただろうか。
普段使用しているカードの数字を入れたのですが無効とのレスポンス。しかたなく三越のお帳場カードに付随しているVISAを使ってもピンコードが違っているらしくダメ。
よってキャッシュ決済を要求されたのですが、オールドビンテージのワインを頼んでしまったので財布の中の現金ではまったく足りななかった。
日本なら名刺を置いて翌日決済する手もあるのですが、こりゃ食い逃げるか俗に言う「皿洗い」で補うしかない(冗談)と覚悟を決めたのであります。
しかし普段のおこないがよいからか、見た目が信頼できるからなのか、親切にもマダムらしき人が日本へ帰ってから振り込めば良いと許してくれたので、監禁・拘束されずにホテルへ帰ることが出来ました。
店からホテルまで車で30分。ホテルへ付け馬のようについてきても現金がタイトな状態だったので、私としては非常に助かったのです。
欧州の田舎は、使用できるカードが限定される場合がありますから、普段使わないカードでもしっかりピンコードを記憶しておくことが重要だとあらためて認識した次第です。
さて、店訪問の6店です。
オッジ・ダルマット
オススメ本の確認で久々に訪問。日曜だというのに19時過ぎには満席になっておりました。
冷たいパスタ、3種のカルパッチョなどお約束のパターン料理でありますが、今回はいつもほど食後感に満足なものを感じませんでした。最近イタリアンでは郷土色ある店を訪問していたので、この手の創作系(と言うか無国籍風イタリアン)が物足りなくなったのかしれません。
豚組
休日の昼に訪問。揚げ物が急に食べたくなったからなのですが、ほんと、久しぶりの訪問でありました。
銘柄豚の種類がかなり増えていて選択に迷います。3000円くらいの銘柄豚にしたのですが、ここでは一番安いもの(2000円前後)で充分でしょう。
しかしトンカツ、この店だけではないですが、なんでこんなに高くなってしまったのでしょうか。
ビストロQ
オバQではありません。「アヒル」をやめた山下九氏が赤坂に出した店であります。店名はビストロですが、料理はまったくビストロではありませんので、注意して下さい。詳しくは近々に日刊ゲンダイのコラムにでます
サルシッチャ ウノ
多店舗展開の際コーポレーションのイタリアン。昼に広尾商店街を通りかかったとき見つけました。1200円くらいと高いのですが、ポトフはボリュームたっぷり。ワインがすすんでしまいました。
楽亭
知人達が相次いで「クオリティが落ちた」と言っているのを聞いて、確認に訪問。
東京一の天麩羅屋だと20年ほど通っていましたが、そろそろ潮時かなと。まことに残念な食後感でありました。
アーリア
リストランティーノ・バルカが代官山近く移転して店名を変えてオープンしておりました。休日の昼に訪問して5000円コースをオーダー。
客は女性ばかり、ソムリエはイケメン風。パスタも出す無国籍料理でイタリアンだと思わなければ、それなりに食べられます。