福島の牛からセシウムが再検出されたとか、新しい汚染水浄化装置が出来たとかの報道はありますが、肝心の事故原発では
原子炉内の状況は相変わらずまったくわかっていない
という事実は報道されなくなりました。
汚染水処理は事故対策としては二次的なものでして、肝心のメルトダウンした燃料棒がどうなっているのかは未だに掴めておりません。有効な対策も考え出せず、事故当初からなんとかの1つ覚えで?
外から水を注入しているだけ
そんな無策の政府が、やっとごく一部の事実を認めました。
原発周辺、長期間住めないと判断
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110820-OYT1T00928.htm
事故直後の3月から友里は、近辺は何十年も住めなくなるだろうと言っていたことを政府は5ヶ月経ってようやくわかったようです。
高橋はるみ北海道知事、これでも泊原発を安易に再起動(調整試運転中で再稼働でないという詭弁を弄している)させるつもりですから驚きです。まずは役人の文章を棒読みするのではなく、己の頭で考え、自分の言葉でしゃべれとロボット道知事にはアドヴァイスしたい。
最高学府を出て、上級試験に受かった頭はダテではいはずです。
さて3店です。
アピシウス
夏のメニューに変わっていたので訪問。まずは岩牡蠣。大きくてとてもクリーミーでありました。3000円弱(1ヶの価格ですよ)と高額なので、これで普通だったら怒ります。
穴子と小ヤリイカのガレットも良く、ビゴール豚のローストはスパイスの衣焼きのようでしたがまずまず。面白かったのは黒毛和牛の半生ステーキ。どんなものかというと、タルタルステーキの表面をちょっと焼いた、見た目はハンバーグのようなものであります。
ワインは昔と比べると種類が少なくなり(特に古酒やレアもの)値付けも高くなっておりますが、それでも他店と比べたら頭一つ抜けているでしょう。リピート可である希少なグランメゾンですが、この日は週末だというのに6割程度の客入りでした。
くろぎ
相変わらず満席で次の予約も数ヶ月先のようです。和牛ヒレタタキ、鱧落とし、鮎塩焼き、土瓶蒸し、トウモロコシご飯などコース価格が1万2000円ほどを考えるとCP良いと思います。最近若手が独立して似たような値付けのコース和食店が増えておりますが、実際の食後感はここまで追いついていないのが現実です。
くろぎが出来て他店がなぜ出来ないのか。くろぎが利益を上げていないのか、他店が利益を上げすぎているのか。更なる検証が必要でしょう。
もりかわ
スタート直後の小皿料理(でも結構量が多い)だけで10種くらいか。これだけでお腹が一杯になりそうです。勿論味や質も悪くありません。鱧松椀もタネが大きく質も良かった。
あこうの造りも上質で、鮑唐揚げ、スッポン茶碗蒸し、牛ヒレ焼きにウニ丼と、京風料理というより高額割烹の範疇だと思うのですが、高いだけに質含め中身は支払い額に見合ったものでありました。ミーハー傾向の強い方には特にオススメです。