最近訪問した店 実名短評編 2012-7

消費増税、どうなっちゃうんでしょうか。今週末には閣議決定すると言われておりますが、果たして自民党の賛成で法案が通ってしまうのか。
法案が通ってしまってからでは年内の解散総選挙が期待できないだけに、自民党はどう戦略を持っていくか頭が痛いのではないかと思います。
維新八策では抜本的な税制改革を主張(フラット徴収&富裕層年金不支給など)しておりますが、現行税制のまま消費増税法案が可決されてから抜本改革が出来るものなのか。賞味期限(来年まで持つかどうか)も含めてこちらも実際は頭が痛いのではないかと推測します。

さて昨日、知り合いの家族に誘われまして平成中村座へ行ってきました。今月は中村勘九郎襲名披露公演であります。

 

平成中村座 勘九郎襲名披露公演

 

声域が高くこもりがちな発声で相変わらず聞き取りにくい海老蔵の台詞。俳優は

声域が高いのは致命傷

と言われているだけに、あの体型や顔立ちでは無理でしょうが立ち役より女形にむいた声だとあらためて思った次第であります。
オマケの写真はお大尽席。お弁当や帰りの人力車(浅草駅まで)がついた高額席であります。1階席でも1万7000円とかなり高額ですから、このお大尽席はいかほどなのか。

平成中村座 お大尽席

 

 

さて先日、はじめて白金の人気焼き肉店「金竜山」へ行ってきました。

 

金竜山

 

昨年の予約でやっと訪問することが出来たのですが、予約困難な理由が入店してやっとわかったのであります。

キャパが小さい

小上がり2卓(10名ほど)とテーブル席2卓(同じく10名くらいか)しかないんですね。渋谷の「ゆうじ」もそうですが、チェーン展開せず小キャパな焼肉屋は珍しいだけに予約が集中しやすいのだと思います。

カルビ、ロース、タンなど色々な部位が用意されており、並、上、特上とランク分けされているのですが、どこがそこらの焼き肉店と違うのか。
食べはしなかったですが隣客のオーダーを見る限り

並はそこらの他店と変わらない肉

と見えました。
上や特上になりますとカットや質が大きく変わってくるのですが、4ヶ月待ってこの店で並を頼む意味はまったくないと友里は考えます。
そしてその特上ですが、ロースやカルビを頼んで感じたものはサシが強すぎるということです。業界人はじめ味に寛容(味がわからない)な方が絶賛してしまう

脂っぽくて軟らかいだけの肉

なんですね。特上ロース(3500円)と特上カルビ(3200円)ですが、カットが似ているのでちょっと見ただけではどちらがロースでどちらがカルビかわからないくらいであります。
勿論ブラインドで食べたら

ロースとカルビの違いがわかる人は希

であると考えます。
食べログレビューで絶賛されている山葵カルビでありますが、カットや肉質はそこらの店と変わらないのではないか。添えられている山葵を乗せて醤油で食べるのですが

大量の山葵が混ぜ山葵

でありました。脂が無駄に多いですから添加物が入った山葵でも良いのでしょうが、絶賛するようなものではないとここに評させていただきます。

この店で一番良いと思ったのは皿出しの早さ。満席になっても注文したらあっという間に出てきます。
かくして一人当たり1万円台後半、かなりの量を食べましたから仕方ないでしょうが、そこらの店と違う肉(美味しいとか素晴らしいという意味ではない)を食べるとかなりお高くなる焼き肉店であります。

 

 

店評価ブログを更新しています

読者からの閉店情報です。フルーツパーラーの老舗なのでしょうか、万惣フルーツパーラーが本日で全店閉店(果実の販売・フルーツパーラーの営業を全店で休止)となるようです。
耐震強度の不足からか、本社ビルの建て直しを迫られた結果この不況下では早急な対応が出来ないとの判断で営業をやめるとのことですが、ビル建て直しは後付けで、長く続く不景気が主要因ではないかと友里は考えます。

何ヶ月も先しか予約が取れない高額な焼肉屋、和食屋、寿司屋、ステーキ屋、フレンチがあるというのに、閉店に追い込まれる店も後を絶ちません。
先日行った有名焼肉屋、4ヶ月先でないと予約が入らない店ですが、隣の居酒屋?は閑古鳥一色でありました。

何かの拍子(満席偽装工作や有名ブロガーや料理評論家、フードライターのヨイショなど)でとにかく一度ブレイクして予約困難だとの噂が立てば、あとは自動的に

ミーハーな客が増え続ける

という現実。日頃の友里主張とは異なりますが

どんな手段をとっても満席に見せる(予約困難を装う)ことが盛況店への第一歩

であると考えます。

有名ブロガーやヨイショライターをタダ飯招待して煽ってもらう
店前に「本日は満席です」との張り紙を連日貼り続ける
満席でないのに「満席です」と見栄張って予約を断る、予約を先送りする
予約システムを制限(予約受付時間を制限するなど)して、予約の電話が繋がりにくいようにする
常連を優遇して一見客と差別化する

予約が取れなくなる店を造る為の何でもありの戦略なのですが、これもひとえに小泉・竹中改革の負の結果なのでしょうか。勝ち組と負け組がここまで極端にわかれてしまう日本。アメリカで言われたスローガンではないですが

1%の勝ち組(予約困難店)のため、99%の負け組(閑古鳥店)が踏み台になっている
頭を使った店経営者だけが勝ちまくり純粋無垢な店経営者が負け続ける

日本もアメリカと同じようになってしまったと感じる今日この頃であります。

さて店評価ブログに、創作し過ぎ、いじりすぎの自称和食店「幻燈士なかだ」と雰囲気や料理すべてを含めて食後感が最悪に近かった「AWキッチン 5-5」をアップしております。
お立ち寄りください。

 

 

甘さは日本進出企業の計画だけではなかった、シンガポールの味付け

昨日のブログでシンガポールのことを書きましたら、料理とはまったく関係がないのですが、シンガポールが局所的にでてくる歌(浪曲風)を読者にメールで紹介されました。
若かりし頃、その曲(確かすぐさま発禁)を聞いて大笑いしたことを思い出して、さっそく家に帰って聞いて一人ニンマリしてしまったのです。(スピーカーがついているPCは家にしかない)

ホント、PCというかネットは便利なものです。ユーチューブでこの発禁歌が聴き直せるのですから。
歌詞の内容から考えまして、そのURLを張ってしまうと友里ブログの品位が落ちてただでさえ少ない女性読者が壊滅してしまうと思います。よって興味のある方は

つボイノリオ 吉田松陰物語

で検索していただきお聞きいただければ幸いであります。
同じような歌詞では「金太の大冒険」や「お万の方」などもあります。いずれも発禁となったはず。歌い手は違いますが、「悲惨な戦い」の存在も思い出しまして、これらも聞いてしまったのであります。

本日のイントロ、釣られて検索してしまった方に申し上げます。これらの歌の紹介はあくまで一読者のメールでありまして(その一読者の品性)、友里征耶の品性とはまったく関係ないことをご確認いただければ幸いであります。

さて昨日はシンガポールに進出した日本企業(飲食店関係)の計画が甘かったのではないかとのブログでしたが、本日はシンガポールで食事もかなり

甘かった

という内容であります。
「シンジ・カネサカ」や「waku ghin」へ行く合間といいますか、日曜日はフリーだったので現地で落ち合った人とシンガポール色が強いと思われる料理をガイド本頼りにハシゴしたのであります。

まずはチキンヌードルで有名なお店です。チャイナタウンの一角にありました。

チキンヌードル店

 

この店、ビールがないんですね。グリーンティーがあるというので頼んだら、お婆さんが隣の店から持ってきたのですが、砂糖が入っているかのように甘いので飲めませんでした。
まずは看板料理のチキンヌードル。

 

チキンヌードル

第一印象は「甘い」だけ。ヌードルは固まったラーメンみたいな食感。机にあったチリソースを投入してなんとか食べられるようになりました。
そしてお婆さんに勧められたワンタンスープ。

ワンタンスープ

ワンタンは固すぎでスープも正直美味しいとは思いませんでした。
これでは不完全燃焼だと思い、せっかくなのでホーカーズを経験しようと再びタクシーに乗り込んだのであります。
海外からわざわざこれだけを食べに来る人もいるとガイド本に釣られた店がこの店でした。

福建炒蝦麺のお店

 さっそく福建炒蝦麺をオーダー。価格は3S$くらいでした。

福建炒蝦麺

ビーフンと焼きそばの混合にイカ、蝦などの具が入った海鮮味。これはそれほど甘くはなくかなり食べることが出来ました。
そして次に挑戦したのが別の店のラクサであります。

ラクサ

ココナッツとカレー風味のスープと聞いておりましたが、このホーカーズ内ではイチ推しと飲料店スタッフから聞いたラクサ、ココナッツの甘さだけでまったく辛みがありません。同行者も食が進まないようでありました。

このホーカーズでは缶ビールを売っていたので友里は喉を潤すことができたのですが、こちらの人はほとんどお酒を飲まないものなのか。
初日に入ったセントーサの中国料理店(ホテル内)だけではなく、寿司屋、創作和食、そして勿論チキンヌードルやホーカーズ内でも、ビールやワイン、日本酒、紹興酒を飲んでいる客をほとんど見かけませんでした。というか、誰一人として見なかったかも。
シンガポールは、

甘い味付けなので酒飲みがいないのか。酒飲みがいないから味付けが甘くなったのか。

どちらにしても友里の嗜好には合わなかったシンガポールでの食事でありました。