ダルビッシュが出ない試合なんて・・・

慣れない英語で仕事をしたので疲れがどっと出たのか、またまた熟睡してしまいました。気がついたら朝の7時(現地)でありました。
ところでこの地のタクシーのドライバー、話し好きなんですね。昨日は数回利用したのですが、ずっと話しかけてきて応対が大変でした。
街自体にタクシーが少ないということは、利用客も少なくサービスのつもりで話してくるのでしょうか。本音は疲れるのでそっとしておいていただきたいものであります。

さて仕事の合間、昼時に飛び込んだのがホテル近くにあるステーキハウス。南部に9店ほど展開している店ですが、内装は豪華で高級店に位置するのでしょうか。ランチ時でもスーツ&タイの客が多かったです。

ステーキハウス

頼んだのは「フェイマス ポークチョップ」とこの店のオススメみたいなキャッチだったので、ステーキ屋でポークに挑戦。
しかし運ばれてきた皿を見て、友里は椅子から転げ落ちそうになったのです。

ポーク チョップ

 

「ランチカット」(17.95ドル)とあったから安心して頼んだのですが、これが骨付きで優に300gはありそうなボリューム。上記の写真はスタッフが席前で切り分けたところでしますが、最初塊を見たときは「夜のフルポーション」かと思ったくらいでした。
こんな肉を平気で食べきるアメリカ人。戦に勝てなかった理由があらためてわかりました。
お味はテキサスの特徴なのか、照り焼きのようなもので甘辛味。残念ながら食べきることが出来ず、ホテルに帰ってすぐさま胃腸薬を飲んだ次第であります。

さて夜は楽しみにしていたダルビッシュの登板がなくなったとはいえ予約していたのでタクシーに乗って

レンジャーズ ボールパーク

へ向かいました。
ほとんどの観客が赤や青のレンジャーズTシャツを着ているんですね。思わず友里もショップへ駆け込んで色々と買い込んでしまいました。
ダルビッシュのTシャツはDXLしか残っていなかったのですが、寝間着用として購入しました。こんな派手なTシャツ、日本では外で着ることは出来ないでしょう。

メジャーはシカゴでカブスを見たことがあるので2回目なのですが、後楽園ドームとは月とスッポンのスケールと感じました。オバケのようなホットドッグ(長さが1メートルくらいあったかも)も売っていました。

球場全景

 そして予約席からみたグランドの写真が以下であります。

 

座席から見たところ

 

試合は6回までで確か6対0。体勢が決まったと判断してここで席を立ちました。本来ならこの日は中4日でダルビッシュが登板していた試合。投げていたら8勝目は固かったかもしれません。

 

 

 

ネスプレッソコーヒーの実態とは

時差があるのでブログは現地時間の朝に書き終え適度な時刻にアップしております。機内で充分睡眠をとり、ホテルチェックイン後も昼寝をしたにもかかわらず、初日の夜は一晩ゆっくり眠ることが出来ました。
最近は歳のせいか時差が数日残ることが多かったのですが、今回は大丈夫であります。

しかし今回の出張、飛行機だけではなくホテルもイマイチか。
東京や大阪ではハイレベルに位置するチェーン店のクラブフロアに泊まっているのですが、設備が古すぎ。
バスルームにシャワーブースがあるのは予約前に確認していましたが、ハンドシャワーがないんですね。仕方がないのでバスタブで最後の仕上げ(ちょっと下品でしょうか)をしようと思ったら、

そのバスタブにもハンドシャワーがない

のであります。バスルームの雰囲気(内装)はこのチェーンホテル仕様に統一されているのにです。
そういえばスリッパも電話で要求しなければ備えておりませんでしたし、靴ベラも見当たらない。
iPod再生機(アラーム機能付き)も壊れているのか電源が入りません。クレームつけて取り替えさせるのが面倒なので、自前のPC用小型スピーカー(BD見るかもとわざわざ持参している)を通してモバイルのiTunesを聞いております。

ただし、日本では深夜しかライヴが見られないUEFA EURO2012が数時間の時差で見られるのが唯一のメリットか。でもこれはどのホテルでも出来ることなんですけどね。

昨晩、つまり最初のディナーはホテルのメインダイニングでカウンター一人飯。他に寂しい一人客が男女ひとりずつおりました。
メインを何にするか迷ったのですが、この地の代表であるビーフではなく、シェフスペシャリテというバッファローを敢えて選択。南部の味付けなのかスパイシー(甘辛)でありましたが、なかなか美味しゅうございました。

さて一昨日のブログで取り上げたネスプレッソの件。何人かの読者から友里と同じような感想(どのカプセルも味に大差ない)をいただきましたが、その道のプロの方からその理由を教えていただきました。
友里が「スペシャルティコーヒーの方がはるかに美味しい」と書いたことに対して

ネスプレッソは中身がスペシャルティではないから当たり前

との解説。つまり16種あるといっても巨大企業であるネスレが品質を均一にして提供するわけですから(そして大量に提供)

ぜいぜい数100袋(もっと良いものは数10袋)しかとれないスペシャルティコーヒーの極上品レベルを提供できるはずがない

数え切れないカプセルの味を同一にする(友里は種類が異なってもほとんど同一に感じる)為、ネスレが確保するコーヒーはより広範囲のテロワールのものを混合するしかなく

特徴が出るはずがない

とのことでありました。
その中でわずかに特徴がでているのは、インドネシア(マンデリン)やアフリカの一部などの比較的個性があるものを主体に組み立てたブレンドもの。更に特徴を出すための奥の手は香料による着香だというのです。

ワインに例えれば、大量供給ですから特級畑どころか1級畑も無理。大量&同品質にするには

限りなくテーブルワインに近い

ものということでしょう。
シャンパーニュのノンヴィンのように各メーカーが異なればそれぞれの特徴がでるでしょうが、ネスプレッソのコーヒーをシャンパーニュに例えれば

モエがノンヴィンを16種類造っている

ようなもの。各ノンヴィンに特徴を持たせろと言うのと同じで、ネスレに各カプセルの特徴を出せというのは無理な注文かもしれません。
自分で選んだ豆を使えるというデロンギの全自動エスプレッソマシーンの方が良かったとちょっと後悔しております。

 

 

AAの国際線に乗ってJALを少し見直した

先ほど最初の目的地に無事着きました。機内では後述の理由で寝るしかなかった為、朝早く着いたにもかかわらず眠気もなくいたって元気。チェックインしてとりあえず市内(限定的ですが)を散策した後、このブログを書いております。

今回は初っ端からついていないというか、初めて乗ったAA国際線(これしか直行がなかった)に落胆しただけではなく、登板間隔を友里に相談なく中7日にしてしまった監督のおかげで、楽しみにしていた投手の勇姿をこの目で見ることが出来なくなってしまいました。チケットを予約購入しており、先週の段階では、計算通りとほくそ笑んでいたのですが・・・

さてここ数年のJALのサービス低下を嘆いていた友里でありますが、同じワンワールドのアメリカン航空の国際線に初めて乗りまして(アメリカの国内線は乗っていました)、期待していなかったにもかかわらず今回、更なる大きな落胆をおぼえたのであります。

CAの平均年齢が高いのは想定内。しかしHPで見るのと違って座席がここまで古めかしいとは思いもよりませんでした。
脇にある収納ポケットは破けておりましたし、TVモニターはJALなら三世代前のような小さく古いもの(ポップアップタイプ)。映画やオーディオのコンテンツもプアでありました。
ノイズキャンセリング機能付きヘッドホン、ジャックがガタガタで手で微妙にコントロールしないと右左両スピーカーから音が聞こえてこなかった。

食事もワゴンのサラダサービスはあったものの、それ以外はプアの一言。更に怒ったのは、ワインのレベルが低すぎることです。
JALのようにサロンを出せとは言わないけど、ノンヴィンシャンパンはいかがなものか。ゴッセのグラン・リゼルヴと好きなものだったのですが、せめてプレステージものを用意しろと言いたかった。(CAは皆外人なので言えませんでした)
しかも離陸前のウェルカムシャンパン、なんと

ブショネ

だったのであります。勿論何もクレームをつけなかったのは言うまでもありません。そして当然のことながら白・赤のスティルワインの品揃えもプアでありました。

あのスタッフたちじゃ、以前のブログで僻んだ名刺も貰うわけにはいきません。CA外人、シートも設備もダメ、勿論食事やワインもダメと、がっくりのAA国際線初体験でありました。帰便もAAなので非常に憂鬱であります。

でも辛口評価がウリとはいえ良いところがあれば必ず取り上げる友里、AAで唯一感心した点を書かせていただきます。
それは座席が1/4回転してサイドテーブルをデスクとして利用できることでありましょうか。機内でPCや仕事をしない主義なので実際はあまり価値がありませんでしたが、映画も見ず食べも飲みもせず、勿論寝ずに仕事をする人には便利な機能かもしれません。

今回のフライトで、同じような支払い額でこれほどの差があるなら、無理してでも(他の空港を経由してでも)JALに乗った方がマシかなと思った次第であります。
今夏は短期間でありますがAFに乗る予定があります。個人利用なので座席のカテゴリーが異なりますが、JALより劣るのか勝るのか。AF国際線は30年前しか経験がないのでもう記憶になく、どんなものか心配になってきました。