自分の部屋に入れないぞ!

この原稿は、現地時間25日のディナーの後に書いております。
ツイッターではほぼオンタイムで、行ったばかりのシェ・ミッシェルについて発信しておりますが、本日のブログはホテルへ帰った時のアクシデントの件であります。

いつものようにコンシェルジュから部屋キーを受け取って部屋へ入ろうとしたのですが、キーがキー溝に入らない。

ここ数年(5年以上か)、パリに来たらほとんど定宿(大袈裟)にしているホテルでありまして、エリゼ宮近くのそれなりのホテルなのですが、キーは未だに機械式なんですね。大きく重くて持ち運びが不便です。

何回試してもキーが入らないのでこれは部屋を間違えたかと思ったのですが、キーの番号と部屋番号は一致。仕方なくコンシェルジュへ文句を言いに行きましたらセキュリティらしき人が来て、彼のマスターキーで無事部屋へ入ることが出来ました。

ディナーの為部屋を空けていた時間はわずか3時間弱。マスターキーで開いたのでキーシリンダーが壊れたわけではないと判断して詰問したところ、当初は

キーを紛失して交換したんだろ

との返答。でも4泊目の友里、キーを紛失していないんですね。数時間前まで部屋の出入りは出来ていたのです。
そこで

俺は紛失していない

と言うと

前の宿泊客が紛失した

とか訳のわからない話をし出し、挙げ句の果ては、自分は英語が話せないと言い出したのであります。
とりあえず部屋に入って新しいキーの到着を待ったのですが、キーシリンダーを交換しにきたエンジニアは

シリンダーが壊れていた

とキーの不具合の説明を変更してきたのであります。

シリンダーが壊れていたらマスターキーも使用できないと思ったのですが、これ以上無理に他国語で文句や質問をしても疲れるばかりとそれ以上の検証を諦めたのであります。

今まで、カードキーなどでは磁気の問題でドアが開かなくなった経験はありましたが、機械式での不都合は初体験。

外食時間中に誰かがシリンダーを交換したのか
マスターキーが使用できる範囲で、シリンダーが壊れただけなのか

真相は藪の中、明日はイタリアへ移動します。

昨日合流した例の知人、財布なくし、事故渋滞など、しょっちゅうトラブルがつきものと聞いておりまして、そのトラブル癖が友里にも伝染してしまったのかと不安になっております。

 

 

 

 

 

 

 

 

教えられた住所にレストランはなかった!

本日のブログはパリの最初のディナーのドタバタを書いてみます。
夕方にCDG着なので、体調によってはディナーをパスする可能性がありましたのでレストランの予約はなし。長旅疲れでそのまま寝てしまうかもしれなかったからであります。

ところが機内ではほとんど食事をせずじっくり睡眠。よって18時のホテルチェックイン時には小腹が空いてしまったのであります。
ここは酸味ある料理を食べようと、20時に勝手知ったるシャンゼリゼ通りのアルザス料理店「メゾンン ダルザス」を友里は目指したと思ってください。

この店、大箱でして昨年末のクリスマス当日(25日)でも飛び込みで食べられたほど入店が簡単な店。
ここは久しぶりにブロン000(DRCのモンラッシェ0000ではありません。ブロン牡蠣の超デカイもの)とシュークルートを食べるための訪問でありました。
ところが店前へ行ってビックリ。大箱店に電気が灯っておりません。まさかと近寄ったら、改修工事でクローズではありませんか。

メゾンン ダルザス 改修現場

 

仕方なくまた10分ほどかけてホテルへ戻り、コンシェルジュに他のアルザス料理店を探して貰ったのであります。
電話ですぐさま予約が出来たようで、住所のメモを貰って今度はタクシーに乗ったまでは良かったのですが・・・

聞いたことがない「MOSCOW通り?」とかいうところで降りて店を探したのですが肝心の店が見当たりません。まったく土地勘のない、どちらかというと人通りがない寂しい通り。
こりゃヤバイとメモにある電話番号へかけてもでた相手は目指した店ではなさそうで、フランス語でちんぷんかんぷん。
これはコンシェルジュがデータを間違えたと気づき、タクシーを探したのですがまわりにタクシー乗り場なんてものが見当たらないのです。

10分以上ウロウロしたでしょうか、ますます心細くなりまして、当てずっぽうで歩いてやっと大通りへでて、信号待ちしていたタクシーをみつけてノックして、ようやくホテルへ戻ることが出来たのです。
コンシェルジュにクレームつけたら、彼女はデータの間違いを素直に認めまして、往分の10ユーロを現金で返してくれました。

かなり歩いてお腹がかなり空いた友里、室内でルームサービスをとろうかとも考えたのですが(21:30頃になっていた)、意地になってあくまで外食を選択したのであります。

ゲンが悪いので目指した店「Bec Rouge」(これ去年2回行っていたんですがメモの店名を確認せずタクシーに乗ってしまった。場所はセーヌ川に対してまったく正反対でした)を諦め、新たに探して貰ったアルザス料理店がこの

Chez Jenny

であります。

Chez Jenny

 

22時近くだというのに結構満席。まずはアルザスビールを飲みながらメニューをみたら、ここにも生牡蠣があるではないですか。
アルザス料理に生牡蠣があるとは思えませんが、パリのアルザス料理店ではお約束の食材なのかもしれません。
000はなかったのですが、ブロンのNO.3とキブロン産NO.1を頼みました。いずれも3ヶで12ユーロ前後だったでしょうか。

生牡蠣 2種

 

お味はまずまずならがら、やはり岩牡蠣に匹敵する大きさのブロン000を食べたかった。
そしてお次が自家製シュークルートであります。

シュークルート

 

伝統的な味付けとうたったこのシュークルート、とにかくキャベツが目茶苦茶多い。味的には酸味が弱かったかわりに、クミンやコリアンダーなどの風味を強く感じました。
豚肩ロース、ホワイトソーセージ、スモークベーコン、ストラスブールソーセージは食べきったものの、肝心のシュークルートを食べきることは出来ませんでした。とにかく量が多かったのです。

伝統的な(地元色?)シュークルートの味とはこういうものなのか。ここはますます、本場へ出かけて試さなければならないとあらためて決意したのであります。

 

 

 

パリの軽減税率を確認した!

以前の友里ブログで大新聞社の自分勝手な軽減税率要求を批判しました。
国民に増税の「痛み」を訴えた張本人(大新聞社)が、一般より高すぎる己の給料(社員)や報酬(役員)を維持するため

新聞には消費税増税をかけないで!

と訴えている自分勝手。
友里ブログや友里ツイッターの読者には、大新聞社はじめマスコミ関係者が多いのですが、未だに彼らから

この大新聞社の自分勝手に対する抗弁や言い訳がこない

のであります。
正に、大新聞社の役員や社員(サラリーマン)は

ヘタレ

であるという証左でありましょうか。

なぜ中小&零細の企業に消費税増税の痛みを分かち合えと言いながら、大新聞社の社員&役員は

己の給与や報酬を下げて消費税増税分を納税する

という選択をしないのか。
大新聞社の社員&役員はこの問題提起から逃げ切るつもりなのでしょうか。

日本の財政破綻を本当に心配するなら

自ら給料&報酬を下げて消費税増税分を納税して日本国に貢献する

のが道理だと友里は考えます。
大新聞社の社員&役員たち、逃げずに答えていただきたい。

さて、なぜ財務省や新聞社が消費税増税へひた走るのか。それは

増税の例外(軽減税率適用)の権限を行使したい
お上に忠誠を誓い、今後の取材を楽にしたい 

からであります。
どのジャンルに軽減税率を適用するかは、国会議員、もとい、高級官僚の特権事項であります。
当然その適用を受けた業界(新聞社も)への天下りは増えることでありましょう。

増税分の税金の使い道を差配し、天下り先も拡大する

高級官僚にとって、消費税増税は一石二鳥以上のメリットがあると考えます。
おそらく今後は、大新聞社への天下り数も更に増えるのではないか。
国税庁は高級官僚の蓄財にメスをいれませんしね。

さて、パリ滞在二日目のランチで訪問したタイ料理店の明細をみて、この国の消費税(TVA)の軽減の仕分けを確認しました。
明細を見ますと

7.0% → 料理(蒸し餃子&カレー)とミネラル
19.6% → グラスワイン&ビール

酒類は食べ物よりプライオリティーが低いですから税率が違っても当然なのでしょう。

読売の言を借りますと欧州の新聞も軽減税率とのことですが、欧州の新聞社は

己の給料&報酬を守るために軽減税率を願い出たのか

ジャーナリズムを放棄している日本国の大新聞社でありますが、せめてこの検証をしてから消費税増税キャンペーンをしてもらいたかったと友里は考えます。