短期間しか滞在できないよ、欧州

METT(生の豚肉)をドイツで食べたと書いた昨日のブログをみた読者の方(多分医師?)からメールをいただきました。
生豚、友里は食中毒だけを気にしていたのですが、有鉤条虫という牛にはない寄生虫のリスクもあるというのです。可能性は低いですが、生食はE型肝炎のリスクもあるとか。
ということで、昨日は話のタネにドイツへ来たらMETTをオススメしましたが、あくまでそのようなリスクを冒すかどうかは自己責任ということで最終的な判断をお願いします。

さてパリ&アルザス&ドイツの旅行も後半に入ってきました。
本日は以前から感じていたことでありますが、あらためて日本を見直したことを書いてみます。

1、トイレットペーパーが厚すぎる!

固くはないのですがあまりに厚すぎ。つまり同じロールの直径なら、長さがかなり短いということになります。
こうはっきり書くと女性ファンが離れるかもしれませんが、ウオシュレットのない場合はトイレットペーパーの消費が人一倍激しい友里、ちょっとお腹の具合を悪くしたときは、ペーパーの残量が気になるのであります。

なぜもっと薄く作らないのか。薄く作る技術がないとは思えないので、外人(欧州人)は

厚くないと使用感が頼りないのか

と思ってしまいます。
以前、身内(複数)と旅行した際、1日持たず予備のペーパーに交換したことがありました。
頻度が高い人、使用量が多い人、複数人で宿泊するグループには向いていない海外の厚紙トイレットペーパーであります。

2、ワイヤレスWi-Fiが遅すぎる

これも以前から気になっていたのですが、ホテルによっては数千円の接続料(ダウンロード用高速タイプと称して)をとられることもありますが、ネットの閲覧などにかなりのストレスを感じます。
特に今回ツイッターでかなり手こずるのであります。
写真付きでツイートしようとしたら、何回か

タイムアウト

でアップに失敗というのもありました。
日本では(あの大阪でもと書くと出禁か)サクサクと繋がるネット環境ですが、

なぜ海外ではこんなに遅いのか

友里疑問なのであります。
インフラ環境がイマイチと言われればそれまでですが、フランスやドイツで、そして確かアメリカでも日本よりかなりストレスを感じたと記憶しております。
なんとかせいよ、と友里は欧米人に訴えたい。

3、小用便器が高すぎるぞ!

以前のブログでも嘆きましたが、

あまりに設置位置が高すぎる

子供用があれば助かるのですがない場合、特にドイツは使用が無理ではないか。(ドイツは特に設置位置が高い)
尾籠な話になって恐縮ですが、明治の大砲のように

打ち上げ状態

でないと、普通の体格の日本人には使用不可能だと思います。(決して友里の足が短すぎるというのではありません)
よく「大は小を兼ねる」と言いますが、こと小用便器に関しましては

低は高を兼ねる

のではないか。
欧州人にはぜひ一考をお願いしたいと考えます。

4、なぜ便座が便器より小さいのか

これまた以前に嘆いたと記憶しておりますが、今回宿泊したのホテルでも1軒ありました。廉価ではなく、一応まともなホテルであります。
またまた尾籠な話になりますが、便座が便器より小さい場合、腰掛けたとき便座を超えて便器の縁にお尻が触れてしまうではないか。
このタイプの便器、清潔好きの友里には非常にストレスを感じるのであります。

なぜ便座を便器よりを大きくしないのか

大きくしたからといって材料費など知れているのでコストインパクトがあるとは思えません。便座が小さい便器だと極端な話、便座がないのと同じではないか。
友里には欧州人の設計コンセプト(大袈裟)が理解出来ません。

5、ビデを設置するくらいなら、ウオシュレットをつけろ!

昔、水が硬質だから詰まる可能性があるので欧米ではウオシュレットは設置できないと聞きましたが、一昨年だったかハワイでは数カ所で見かけたウオシュレット。
今の技術では、硬水だろうが軟水だろうが下水だろうが(あくまで例え)設置は可能ではないか。

またまた尾籠な話になりますが、慣れるとこれがないと非常にすっきり感が薄れます。
携帯ウオシュレットを以前ネットで買ったのですが、かさが張り、使用や後始末が面倒なので一回も使用しないままお蔵入りとなりました。
これまた欧米人には一考していただきたい問題点であります。

本日はネタ稼ぎの感もありますが、最後に写真を3枚ほど載せます。

まずはドイツのクリスマスマーケットであります。ストラスブールより電飾などがかなり地味です。

ドイツのクリスマス マーケット

 

その中で派手で目立ったのがこのお店。何かなと覗いたら、友里とは縁のない「クレープ」でありました。

クレープ屋さん

 

そしてこれはボリュームたっぷりで食べきるのに苦労した豚のすね肉。日本では「焼きアイスヴァイン」との表示もあったと記憶していますが、正式には

 シュヴァイネハクセ

というらしいです。
赤キャベツの煮込み?とポテトの量も半端ではなかったけど、相席のドイツ人カップル(これがベタベタとイチャついていて目の毒)の男性、これを一人でペロッと食べておりました。(下記写真の奥にピンぼけで写っている皿が、そのイチャつき男性が食べたシュヴァイネハクセ)
こんなの毎日食べているから、設置位置が高い小用便所も簡単に使いこなせるようになったのでしょうか。

シュヴァイネハクセ

ストラスブールとドイツでビール三昧

「みんなの党」との合流に失敗したからか、それとも暴走老人との握手が失敗だったと後悔しているのか、橋下さんもかなり焼きが回ってしまったようです。
昨日結成発表された「日本未来の党」に対して、的外れな批判を展開しております。

http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news1/20121127-OYT1T01568.htm

僕は政治グループを束ねてきた自信があるが、嘉田知事はその経験がない。脱原発グループができても、何もできないのではないか

数年前まで一介の弁護士、いやTVタレントであったご自身をお忘れになったのか。経験がなくても己はやれると思っていたはず。
でもこの発言は、自分だけは特別と考えているのではなく、目の前に現れたライバルに脅威と焦りを感じた結果の発言であると考えます。

また暴走老人の影響で「脱原発」の看板をおろしたからか

脱原発と言うのは簡単だが、(原発全廃までの)プランをどうするのか、政府ですら作れていない

とこれまた的外れなご意見。
友里に言わせると、

本心では脱原発を目指さない政府だから、わざとプランを作ってこなかった

だけのこと。

思えば9月の茶番討論会(東国原さんとかが参加)がキッカケだったかも。
次々とその判断が裏目となり、発言のブレが目立つようになりました。
減税を排除し暴走老人を迎い入れたため「みんな」を逃してしまったのは大きな誤算ではないか。
逆に「みんな」は

日本未来と選挙協力する可能性

もでてきました。

http://mainichi.jp/select/news/20121128k0000e010182000c.html

維新が暴走老人たちの足引っ張り、もとい、アシストでどれほどの議席がとれるか、非常に楽しみになってきました。

知事選には2万%出ない→出馬して知事になる

までは許せるとして

基地を関空に受け入れてもいい→辺野古しかない
消費増税反対→賛成
原発再稼働反対→仕方ない
みんなの党とは組まない→合流したい→破談→選挙協力だけ
石原さんのマネジメントに疑問です→合流
企業献金禁止→容認する
(以上、DR.NOMURAのツイートから)

 と、ここまでブレまくったら、既得権を破壊してくれると思っていた純粋無垢な有権者たち(友里も)も離れてしまうことでありましょう。

性格がにじみ出る顔相のお二人の負の知名度まで利用しようとしているのですから、その判断には驚きであります。

http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news1/20121128-OYT1T00275.htm

さて、昨日のブログでは、価格差がほとんどない割にシュークルートの中身が店によって大きく異なることを述べました。
ストラスブールではベッコフについても同じような現象でありましたので、本日はまずここに紹介させていただきます。

まずはその名も「LE BAECKEOFFE D‘ALSACE」という居酒屋みたいな店のベッコフ。
客の大半がベッコフを頼んでいるのですが、おそらく大鍋で調理したものをベッコフ鍋に移し替えているだけだと。
肉もあるにはあるのですが、ジャガイモが主体でありました。これでお代は17.5ユーロです。

大衆店のベッコフ

 

続いては「MAISON KAMMERZELL」という高級店のベッコフ。肉類が多いのですが、お代はなんと

19.75ユーロ

と、大衆店とわずか200円ちょっとの違いですが、中身はかなりゴージャスになっております。

高級店のベッコフ

 

日本の常識では、ほとんど差がない価格なら

人件費や設備費など経費がかかる高級店の方がCPは悪くなる

はず。ストラスブールはまったく逆でありました。
高級店がこの料理内容と値付けで存続できるというなら、席間が狭くほとんど相席状態の店は

儲けすぎ

であると考えます。

さて本題。
ストラスブールでは白ワインが主体なのでほとんどビールで通した友里、ドイツへ来たら更に

ワインの選択肢がなくなってしまった

のであります。
ディープなドイツ料理を食べようと地元民が多いビアホールに入ったのですが、ワインがほとんどない。
客のほとんどが小さなグラス(200ccくらい)のアルトビールを飲んでいるのです。アルトビールの他は、何か黒っぽいスピリッツのようなものも飲んでいましたっけ。

ホールスタッフがお盆に10杯ほどこのアルトビールを乗せてホールをまわります。客はそこで手を挙げてビールを机に置いてもらうシステム。
いや、今回席に座ったら(相席でした)、有無を言わさずに

アルトビールを1杯置いていってしまった

のであります。

飲んだビールのカウントは以下の写真のように、コースターに外人式「正ちゃんマーク」(ただ縦線を1杯ずつ引いていくだけ)を書いていきます。
最後のお会計時に、頼んだ料理とそのビール代をその場で足し算して決済となります。

アルトビールとコースター

 

最後にこのビアホールで面白いものを食べたので写真を貼ります。

生豚肉 METT

 

これは焼き上げる前のハンバーグではなく

生の豚肉(METT)

であります。
事前勉強でその存在を知っていたので、話のタネに挑戦しました。

ものがものだけに、店内の熱気で温まる前にすぐ口にしたのですが、ネットリしていて牛のタルタルとは食感が違いました。
薬味がほとんどないようで味(肉の旨み)を感じません。机にあったマスタードを混ぜてなんとか食べることが出来ました。

この原稿を書いている時点、食べ終わってから10時間ほど経ちますが体調に変化なし。
とりあえず我が身で試しましたので、ドイツへ立ち寄られる機会がありましたら、生豚肉を話のタネにいかがでしょうか。

 

 

 

 

高額店も廉価店も料理価格に大差がない不思議、ストラスブール

持ってる友里は健在か。初訪問のストラスブールでありましたが、偶然ながらクリスマスマーケット(マルシェ・ド・ノエル)の初日(土曜)に到着下したのであります。
街中(カテドラルやプティ・フランス近辺)は人のこと言えませんが

お上りさんはじめ観光客だらけ

この時期ストラスブールは普段の人口の4倍に膨れあがるそうです。

何の予備知識もなくまったくの出会い頭でストラスブールに入った友里、その混雑さに驚いたのであります。後で調べてみたら、

クリスマスツリーの発祥の地?

と言われるくらいクリスマスシーズンは人気の街でありました。

まずは街中の電飾の写真を2枚ほど。

ストラスブール夜景 1

ストラスブール 夜景 2

 

歩いている外人(正確には友里が彼らにとって外人)の多くが手にして歩きながら飲んでいるのが

Vin Chaud(ヴァン・ショー)

ヴァン・ショー

 

要はホットワインのようなものでして、赤の他に白もありました。
だいたい3ユーロ前後なんですが、コップを返すと1ユーロ戻ってくるシステムはどこの屋台も同じ。
検証精神旺盛な友里、当然好みに合わないと思いながらもチャレンジしまして、撃退されてしまった。シナモンやクローブは嫌いではないのですが

甘酸っぱくてとても飲みきれない

レストランでは、コーラを飲みながらここの郷土料理を食べている人が多かったから納得したのですが、普通の酒飲みには堪えられないお味だと思います。
街全体がこのヴァン・ショーの香りで充満しているのも驚きでありました。

さてストラスブール訪問の主目的はクリスマスマーケットではなく、アルザス地方の本場料理を経験するため。
よって滞在中に複数回シュークルートやベッコフを食べまくったのであります。とはいえ単独行動なのでその回数には限りがありまして、普段は食さないランチもフル稼働させて

シュークルート3店(1店は屋台)
ベッコフ2店

を制覇したのであります。
結論から申し上げますと、東京、パリと何軒かで食べたものとこれら本場のアルザスの郷土料理、

本場もそれほどの違いがない

本場はより美味しいとまでいかなくても、もっと味つけに違いがあると予想していたのですが、店によってクミンの投入量が違うようですが東京、パリと比べてベースに大きな違いはありませんでした。

日頃から郷土色のない料理(特にイタリアン)に否定的な意見を示す友里、好物であるシュークルートを論じるとアンチから

本場も知らずに何を語るか

と批判されての今回の訪問でしたが、

ことアルザス料理に関しては、本場も何もあったものではない

が友里の結論であります。

とはいえ、店によってキャベツや肉類(メニューには必ず何種の肉が入っているかの明記がある)の量が違うのは事実。
しかも驚いたのは

高額店も廉価店も、価格差がほとんどない

のであります。
シュークルートはどの店も15~19ユーロくらいでしょうか。ベッコフはそれより1ユーロほど高い値付けでありますが、どんなカテゴリーの店も20ユーロ以下(肉の種類がかなり多いロイヤルの場合や魚のシュークルートは別)で食べられるのであります。

つまり、コートを掛ける場所もない相席テーブルの店と、コートも預かりクロスも掛けられ席間も余裕の高額店と

料理価格の差は数ユーロしかない

高額店ではサービス料を別にとられるわけではないですから、この値付けシステムに友里は驚いたのであります。
そこで比較のために2店のシュークルートに写真をアップします。

まずは ZUEM STRISSEL という廉価相席店のシュークルート。肉類は5種で価格は16.3ユーロです。

廉価店のシュークルート

 

そしてこちらが高額店の MAISON KAMMERZELL 。コートも預かり、クロスもあって席間は余裕。しかも肉類は8種でボリュームたっぷりですが価格はなんと

19.75ユーロ

 と400円も違わないんですね。

高額店のシュークルート

 

つまり、高額店でしかも料理内容も上なのに、価格に大差をつけていないという不思議。
日本の料理(特に自称高額店)が高すぎると言ってしまえばそれまでですが、ホント、不思議に感じたストラスブールの郷土料理でありました。

最後は、屋台のシュークルートです。4.5ユーロと安いからか、ショートパスタみたいなチーズでボリュームを稼いでいるようです。
でもキャベツ自体の味は悪くありませんでした。

屋台

 

屋台のシュークルート