TPPではこいつを他国に差し出せ!  富裕層編

毎日配信される勝谷誠彦氏の有料メルマガをネタのために読んでいるのですが、そのアクの強さからか次々と出禁(TV番組など)を繰り返している様、友里には他人事とは思えません。

彼とは考えが異なるところも多いのですが、大マスコミに対する考え(不信感)はまったく同じ。
そのメルマガで本日、面白い世論調査(朝日新聞)を紹介しておりました。

http://www.asahi.com/special/news/articles/TKY201303170178.html

勝谷さんも嘆いておりましたが、この調査結果を見ると、我が国民(朝日新聞自体も)のレベルの低さにただただ驚くばかり。

TPPに参加      賛成53% 反対 23%
安倍首相の参加表明   評価71% 不評価18%

でありながら、農業や健康保険を守ることは

出来る 39%   出来ない 40%

とほぼ拮抗。
しかも海外産の安い農産物が入ってくることにも疑問の人が多いだけではなく、トドメは食品の安全基準が下がる不安を

感じる 71%  感じない 22%

勝谷さんも嘆いているように

「いくさには負けるだろうけど、とりあえず参戦してみっか」ってか?
繰り返すが、あんたがた、阿呆ですか?70年ほど前にそれをやらかして焼け野原になったじゃない(以上、無断で引用しております)

食の安全など良くない効果を予想し、安いものが氾濫することにも疑問を感じる国民が、交渉に勝てないと予想しながら参加に賛成する不思議。日本人は

マゾか自虐癖

でもあるのでしょうか。

大マスコミ、同じTPP参加を煽るにしても、もっと正直にアフォな、もとい、純粋無垢な国民に訴えたらどうなのか。

中国など海外の脅威に単独では耐えられない属国日本が生き残るには、アメリカにとことん尽くさなければならない

という正論だけではなく、本音である

自分たち(新聞や広告代理店など)は参加しても不利益にはならないんですよ
有力スポンサーはTPP参加で儲けられるんですよ(農業や医師会の宣伝費は少ないんですよ)
うちのボス(朝日ではない)は、皇居近くの超高額マンションを2部屋も所有するなど雇われ代表なのに超富裕層だから、一般ピープルと違ってTPPの恩恵を受けるんですよ

と正直に開陳していれば、友里もこれほど文句を言わないのであります。

そこで本日は、新聞社ボスも所属する富裕層にとってお得になる他の参加国への貢ぎ物について、富裕層になったつもりでちょっと考えてみます。

1、米を差し出せ
安い海外産の米(外米ではなく日本種)が入ってきて多くの農家が破綻しても良いじゃないか。
高くても品質の良い米生産者がわずかでも生き残ればそれで良い。我々は金持ちなんだから・・・

一般ピープルは安い海外産米を食えばいい
我々富裕層はどんなに高くなっても平気だから生き残った高額ブランド米を食べ続けるぜ

 

2、牛を差し出せ
一般ピープルがブランド和牛を食べるなんて10年早い。サシたっぷりの高額和牛は富裕層だけが食べられればよいんだ。
庶民相手の繁殖農家や肥育農家なんて淘汰されても良い。富裕層だけを考えた生産者が生き残れば良い。

BSEなんていつ発症するかわからないんだから、一般ピープルは安い海外牛を食べればよい
我々富裕層は、サシたっぷりの牛を鉄板焼きで食べまくって小太りになって長生きするんだ(痩せより小太りの方が長生きするという説があります)

 

3、国民皆保険(医療の公平性)を差し出せ
優秀な医師の数は限られているんだ。そんな優秀な人材を全国の病院に分散させたら、

我々富裕層に公平に優秀な医師がまわってこない

じゃないか。
アメリカのように、富裕層向けにはそれに見合った優秀な医師と最新設備の病院。一般ピープルはそれなりの医師と病院で充分ではないか。

それが自由主義(実際は拝金主義だと思います)というものだ!

未だ未だ挙げればキリがないTPPでアメリカはじめ他国に売り渡すべき項目。(あくまで富裕層にとって)
金さえあれば、どんな世情でも充分に楽しんで暮らせるのはアメリカの歴史が証明しております。

米生産者、牛生産者、そして医師や病院などは、富裕層だけを考えて生き残ることが出来れば、所得も今よりはるかに増えるのは間違いありません。
彼らも富裕層の仲間入りが出来るというものであります。

日本の数%の富裕層にとっては、一般ピープルを踏み台に、贅沢に生き残ることには何の抵抗もないはず。彼らは

TPP参加万歳

であると友里は考えます。

機会がありましたら、一般ピープルにとって差し出すべきTPP生け贄項目をやってみたいと思います。

本日のブログ、あくまで富裕層には所属しない友里の私見でありますこと、ここに確認させていただきます。

最近訪問した店 実名短評編 2013-11

今になってTVの報道ではシンガポールやカナダ(既にTPP交渉に参入している国々)だけではなく、アメリカの議員でさえ

遅れて入ってきた日本にあれこれ言われて締結を邪魔されたくない

というニュースを流してきました。コメンテーター達も

日本はアメリカの国内法を適用せざるを得なくなる
EUと同じく、個別FTAをアメリカと結ぶ努力をするべきだった
今頃参加しても遅すぎだ

おいおい、お前たちこそこんなこと言い出すのが遅すぎではないか。

アメリカ内の自動車関税が残ったところで一向に構わない
農業が大規模集約型になって農機具が売れなくなっても気にしない
皆保険制度が崩壊し、アメリカ式格差保険制度なった方が受けられる医療レベルが高くなって嬉しい
多くの一般ピープルを踏み台にしてでも、自分たちだけが生き残れれば何の問題ない

ここは日本人もアメリカ人の悪いところ(良いところと割り切る)である「個人主義」に徹することにより

他人を蹴落としてでも自分だけは勝ち残る

よう転換しなければならないことでありましょう。
数%の勝ち組に残る(這い上がる)ためには、弱者を踏み台にし他人を貶める冷静(ホントは冷徹)な人間にならなければ生き残っていけません。

さて本日の実名店は以下の2店。いずれも読者から頂いた大阪の店紹介番組のBD録画で紹介されていた店であります。まずは

鮨 志(こころ)

すべてのタネを熟成させていると紹介されていた北新地の寿司屋。雑居ビルの小さなお店でした。

鮨 志

確かに熟成を意識しているようですが、「さわ田」の真っ黒マグロを食べて驚いた友里にしてみれば、

この程度の熟成感はどうってことない

アブラメ タタキ

ツマミ(関西ではアテ)と握りをお任せで頼みビールに日本酒を結構飲んで一人1万チョイ。
関西で星とっていい気になっている「なんちゃって江戸前寿司」よりCPはマシではないかと考えます。

次は、入店するのに暗証番号が必要な居酒屋然としたお店。

北新地の「がりょうち」

番組では「すき焼き屋」のように紹介されておりました。

がりょうち

実際はちょっと変わった食材を提供する高額系居酒屋か。
ウツボのタタキや月の輪熊、天然鰻(この時期にいるのか?)など珍しい食材の後に出てきたのが年に62頭しか出ないという

浪速牛

が登場しました。

浪速牛

写真を見直してあらためて感じたこと、それは

脂が多すぎ

出来上がり(すき焼き)も脂が目立っておりました。

 

浪速牛のすき焼き

 

最後は天然のイノシシの炭火焼き。

天然イノシシの炭火焼き

しかしイノシシって、イノブタじゃないんですから、「養殖物」なんてあるのでしょうか。

以上の2店、話のタネの訪問なら良いかもしれません。

 

 

「店評価ブログ」を更新しています

ついに安倍首相が正式にTPPへの交渉参加を表明してしまいました。
交渉に参加したら

蟻地獄

というのでしょうか、TPPは二度と脱退は出来ないといわれているだけにもう後戻りは出来ません。
日本は宗主国であるアメリカと同じく、世界最高水準の格差社会になってしまうことでありましょう。

日本にいる数%の金持ちには住みやすい世界になるでしょうが、大半はより住みにくくなるのは仕方ない。これからはアメリカ社会のように

人を蹴落としてでも自分だけは浮き上がる

という人生観に転向しなければならないことでありましょう。
たとえば、TPP参加によって「国民皆保険崩」と言われておりますが、数%の富裕層は

公的保険なんて税金の無駄だ
俺たち金持ち専用の病院(高レベル)が出来て安心だ
一般ピープルがどうなったって構わない(本心)

と心の底では思っているのではないでしょうか。

安倍さんはじめTPP推進者は「24」(ジャック・バウアー)や「プリズン・ブレイク」を見ていないのではないか。

己の(自社の)利益のためには、一般人を殺すだけではなく自国の大統領も貶める民族

がアメリカ人なのであります。
自国の不利益を排除するため、大量破壊兵器がないのにあるとでっち上げて一国を破壊したアメリカ相手に

まともな交渉なんて出来るはずがない

のはサルでなければ誰でもわかることであります。

さて「店評価ブログ」に、香港のフレンチ「カプリスと」と中国料理「龍景軒」をアップしております。
お立ち寄りください。

http://tomosato.net/weblog2/?m=20130316