実名短評 マンハッタン編

今回の出張、運悪く飛行機の遅延が多かったのですが、ついに最後はJALがやってくれました。12時間前に何気にメールを見ていたら

JFK→成田便 18時間35分の出発遅延

とあるではないですか。
午後1時ころのフライトが翌朝の8時発になるとのことで友里は焦りまくったのであります。
焦りの理由ですが、日本着が帰国予定日の翌日にずれ込んで仕事に支障がでるからではありません。

レイトチェックアウトでは補えず、もう一泊分宿泊代がかかってしまう

からであります。見栄張って泊まっているホテルの宿泊代、JALから保証される

250ドル

では補えない。大赤字にはなりたくないので今回航空券手配を依頼したカード会社に相談しまして、予定と同じような時刻発の

ANAに乗り換え

を決断したのであります。
国内便は乗ったことがありますがANAの国際便、記憶にあるのは1回だけ。ANAがはじめて国際路線に進出した直後の

ロサンゼルス便

という30年近く前のことでありました。
確か当時のANA国際便、JALに差を付けるためビジネスの座席数(横列)が1席少ないのがウリだったと記憶しております。
今回の帰国便、果たしてJALとどう座席やサービスが違うか楽しみであります。(このブログはANAに乗る直前にアップしております)

さてマンハッタンで訪問した店4軒に移ります。

THE BAR
スパイダーマンを見終わり宿泊ホテルに戻って遅い夕食をとるための訪問。「ラトリエロブション」(なぜか撤退)があったところと同じフロアであります。
頼んだのはバーガー。深夜で(しかもバーなので)選択肢がなかった。

ハンバーガー

デンバーでも同じ系列のホテルに泊まり同じくバーでバーガーを食べたのですが、お味的にはマンハッタンに軍配です。

 

NELLO
去年見つけた、マディソンAV沿い(いわゆるアッパーイースト)にあるイタリアン。エルメスの対面です。

セレブ御用達イタリアン NELLO

何がきっかけでこうなったのか知りませんが、客層がまったく違いまして

成りすまし(友里です)を含めセレブのみ

男性客はほとんどスーツかジャケット着用者ばかり。勿論友里もジャケット姿で突入しました。
ラッキーなことにビジュアルでスタイル抜群の女性が担当となりまして、勧められるまま

メニュー外の白アスパラ(サマートリュフ付き)

を前菜に頼んでしまった。

ホワイトアスパラガス サマートリュフと共に

アスパラはスライスで量少なく、当然ながらサマーものなのでトリュフの香りも弱い。そしてバターソテーのような調理でありましてはっきり言ってイマイチ。
しかもチェック時に気がついたのですが、この料理のお値段、なんと

75ドル

もするのであります。あまりに高すぎで量少なすぎ。
仕方がないのでシーザーサラダを追加しました。シーザーサラダこのお値段、やはり割高で22ドルもしました。

そしてメインはシチリア風リガトーニであります。実はこの店のメニュー、普通のイタリアンと違いましてスターターの他はメインのみ。つまりパスタ類もメインの位置づけなのであります。

シチリア風リガトーニ

このパスタのお値段、いくらか想像がつくでしょうか。なんと

42ドル

もしたのであります。
瓶ビールが14ドル、グラス白(バーガンディ)が27ドル、グラス赤2杯(キャンティ27ドル、ボルドー28ドル)、エスプレッソ15ドルと破格の値付けの連続。
トドメはサービス料20%で総計はなんと

310ドル超え

となった次第であります。
ランチでアスパラとサラダ、それにパスタを食べただけ(ビールにワイン3杯)でこの支払いですよ。

世界一値付けが高いイタリアン

ではないか。
お味は郷土色ないけどさすがにこの値段ですから悪くはない。(アスパラ除いて)
マンハッタンに来られましたら、話のタネだけにオススメのイタリアンであります。
グランドセントラル オイスターバー
こちらもランチで行った店。去年はガラガラ(確か週末)だったのですが、平日だからか超満席でありました。

グランドセントラル駅のオイスターバー

まずはマンハッタンクラムチャウダー。

マンハッタンクラムチャウダー

品川でも食べられますが、雰囲気が違うからかこちらの方がマシであります。
そして肝心のオイスターはブロンとクマモトをチョイスしました。

ブロンとクマモト

まあこんなものか。年末に食べたパリのブロンにはまったくかなわないレベルでありました。

 

ピーター・ルーガー(この店はブルックリン)
最後に取り上げるのはここのところ毎年行っているこのステーキハウス。現地在住の商社マンとのディナーでの訪問でした。

まずはアイスバーグサラダ。

アイスバーグサラダ

予想したよりブルーチーズが強くなく万人向けか。

そしてジャンボシュリンプカクテル。

ジャンボシュリンプカクテル

可もなく不可もなし。アメリカではこんなものでしょうね。

そしてメインの二人前ステーキです。

ステーキ フォー ツー

いつものようにミディアムを頼んだのですが、なぜか中はほとんどレア。ちょっと残念な結果となりました。

これがカプリ料理(そんなのあるのか?)だ!

株の調子がよくありません。今朝起きてチェックしましたところ、日経は上がっていたのですが友里の所有株はなぜかダウン。
日経が大暴落の時には所有株が当然暴落していましたから

日経が上がっても続落とはもう最悪

な状態。さすが自他共に認める株下手であります。
実は封印していた信用買いを再開してある株を先日ちょっと買ってしまったのですが、これまた先行きが心配になってきました。

さて本日はカプリ料理の紹介です。正確には

カプリ島で食べた料理の紹介

でしょうか。カプリ料理なんて聞いたことがないもので。

まずは必死にラゲージ引きずってチェックインしてすぐさまコンシェルジュに教えてもらって訪問した

D’amore

d’amore

店名を聞いた瞬間いやな予感がしたのですが、ホテル(正確にはコンシェルジュ個人)のお勧めなので行ってしまったのが大間違い。
最初はこんな先に店があるのかと不安になるカプリの狭い道沿いにある店。後で気づいたのですが、宿泊したホテルのメインダイニングより値付けが高い

CP悪すぎる店

でありました。

まずは前菜としてツナのタルタル(22ユーロ)。

ツナのタルタル

一口食べて

しょっぱすぎてツナの味を感じない

この店、すべてにおいて塩が強いんですね。

つづくパスタは海の幸を選択。

海の幸のパッチェリ

パッチェリとはデカいマカロニみたいなものでありました。レモンソース味でして、ムール貝、タコ、エビなどが入っているのですが、最悪なのは

最初から冷めている

ガラスの皿を予熱していないからでしょうが、冷めたパスタなんて最悪でありました。価格は確か20ユーロ前後とこれまた高かった。

最後は無理に勧められて頼まざるを得なかった魚一匹丸ごと料理。52ユーロもしました。

白身(何の魚か?)のサルタート

これまたレモンベースのソースでしてパスタと被る羽目に。ここで友里は思い出したのです。

カプリ島はレモンが有名

頼む前に調理を確認するべきでありました。
ホテル(正確にはコンシェルジュ個人)のお勧めの店ながら他の客は

数組のみ

隣のリストランテの盛況さを見て歯ぎしりした友里でありました。

 

コンシェルジュのリコメンドは信用できないと日本人のブログをチェックして翌日訪問したのがアナカプリ地区にある

Mamma Giovanna

予約した際、

アナカプリの広場で待っていろ、そこまで迎えに行く

と言われた訳が、迎えの車に乗ってすぐわかったのであります。

送迎用のかわいい車

なんとこの店のある場所、住宅地のようなのですが道が狭くてタクシーでは入れない。軽自動車でも無理なくらいの路地なんですね。それでこの可愛い車の送迎が必要なのであります。
店は一軒家風で家族経営のようでありました。

Mamma Giovanna

 

まずはイワシのマリナータ。

イワシのマリナータ

10ユーロと前夜の半値ながら量は前夜の店の倍以上ありそう。食べるのが大変でした。
ビネガーが強かったですが、ナポリのピッツェリアで食べた〆過ぎと違ってまずまずか。

続いて頼んだのが饂飩みたいなショートパスタ。パスタ名はシャラティエッリだったかと。

魚貝のショートパスタ

イメージ的には「煮込みうどん」というのでしょうか、魚介の味がしみこんだ、結構唐辛子が利いている、ディープなお味でありました。

 

そしてその日本人ブロガーがイタリアでも3本の指に入ると絶賛していたムール貝のズッパの登場です。

ムール貝のズッパ

パスタとスープと、魚介が重なるのを承知でイタリア最高峰というスープを食した感想は

塩強く味も濃くて、とても飲みきれるスープではない

これを常食したら、確実に寿命が縮まると思いました。
貝だけ食べて(それでも食べきれず)、スープは残念ながらかなり残してしまいました。

頼む料理を間違えた感がありますが、ハウスワインも安くて話のタネには良いかもです。

 

これが本場のシチリア料理だ! その2

昨晩から今回の出張で最後の地となるNYに入りました。
人のこと言えませんが、街中にはお上りさんがなんと多いことか。歩道の真ん中で立ち止まって話をしている人が多くエライ迷惑であります。

さて何とかぎりぎりに飛び込んで見ることが出来たスパイダーマン。
結構間延びして期待していたほど面白くなかったのですが、外人お上り旅行者(人のこと言えません)にはウケておりました。
見終わって劇場の外に出て7番街を見上げたら、なんとスーパーマンらしき看板で出ているではありませんか。

MAN OF STEEL 看板

7月公開の映画「MAN OF STEEL」(まったく知らなかった)の宣伝でありますが、最近アメコミなどからの安易な映画が多過ぎなのは、友里と同じくアメリカ映画界もネタ不足ということでありましょうか。

 

さて本日は残りのパレルモ料理店(もう1軒行ったのですが写真がないので割愛)と一晩(滞在時間はわずか12時間ほど)立ち寄ったローマの店を取り上げます。

パレルモ最後の店はこれもどこから調べたか忘れましたが

Lo Scudiero

観光客向けではない店の雰囲気でした。

Lo  Scudiero

 

 

まずはシュリンプカクテル?(料理名失念)

シュリンプカクテル?

今考えるとなぜこんなものを頼んだのかとの疑問。
大小のエビがマヨネーズのような濃厚ソースに浸かっておりました。

 

続いて小エビとボッタルガのタリアテッレ。

小エビとボッタルガのタリアテッレ

小エビが被っている理由ですが、この店、鰯とかカポナータといわゆる日本で言うところのシチリア的なものがメニューに見当たらないんですね。
チェリートマトが添えてありますが、塩がそこそこ強かったです。

 

そして最後がこれまた今までと傾向を変えましてスズキのアクアパッツァ。小さ目を選びましたがかなりのボリュームとなりました。

スズキのアクアパッツァ

まあ、いわゆる普通のアクアパッツァ味でありました。

 

続きましてローマ。
ホテルのレセプションの女性(遅かったのでコンシェルジュが店仕舞いしていた)に

近所のトラットリアを教えてくれ

と頼んで紹介されたお店。でもこれって

どこへ出しても恥ずかしくないリストランテ

ではないですか。

ローマのリストランテ

友里の英語力の限界なのか、女性スタッフがいい加減だったのか。

まずはトマトのブルスケッタ。注文しないけど出てきました。

トマトのブルスケッタ

結果的にはこの夜に食べたもので一番美味しかったです。

 

前菜はシーフードカクテル。16ユーロと高いのでいやな予感がしたのですが、かなりのボリュームでありました。この段階でかなり満腹感。

シーフードカクテル

 

 

パスタはアーティチョークのスパ。しかし見た目でもわかりますように、肝心のアーティチョークが少なく、塩気やニンニクも足りないのではないか。

アーティチョークのスパゲッティ

 

 

そしてこれまたローマ料理と関係なさそうなのですが、産地に釣られて頼んでしまったアルゼンチン牛のステーキです。

アルゼンチン牛

ミディアムを頼んだけどローマの基準は違うのか友里にとっては生焼け。でもそんな焼き足りなさを客が自分で補うためにこんなものが一緒に出てくるんです。

再加熱用の熱した鉄板

強烈に加熱している鉄板でして、友里は焼き肉のようにジュージューいわせて食べたのであります。
でもこれってアリなのか。客が火入れしなければならないなんてリストランテではないだろうと言いたかったけど黙って食べたのであります。
肝心のお肉の味ですが、塩強く肉の味や香りがワイルド。一般ウケする肉ではありませんでした。

明日はカプリ島の料理をちょっと紹介します。