今出張でアメリカへ来ております。ちょうどワールドカップが始まる週にかかっていたので、
時差無しで観戦できる
と当初は喜んでいたのですが、アメリカではまったく盛り上がっていなかったのでワールドカップのこと、すっかり忘れておりました。
昨日偶然乗ったタクシーの運転手がコートジボワール出身で、ワールドカップ予選の話がでまして久々に思い出したのであります。実はこのコートジボワール人、日本語が話せたんですね。
南端に近い和食屋へ行くためにこのタクシーに乗ったのですが、19時過ぎの混雑時だというのに運転手は5番街を選択したんです。
そこで独り言で
7番街の方が空いているのに
と呟いたら、言い訳みたいなことを英語で話してきました。
異国では借りてきた猫のようにおとなしい友里ですから、それ以上文句を言わなかったのですが、イライラ感が伝わったのか彼は7番街へ進路を変えたのです。
日本語がわからなくても雰囲気は伝わるのかと思っていた矢先、この手のタクシーでお約束の質問
どこから来たの(勿論英語)
にトウキョーだぜ、と答えたら
ボクもトーキョーで4年間働いていた
と流ちょうな日本語で話しかけてくるではありませんか。
なんでも江戸川区だったかメッキ工場で仕事をしていたとのことでした。ですから日本語がペラペラ。
運転手の悪口を言わなくて良かった
と胸をなで下ろしたのであります。
それから店に着くまで予選の話をしていたのですが
コートジボワールが日本に勝って1位で予選通過
と言い張るので仕方なく賛同。
密室空間なので、トップ通過どころか日本やコートジボワールは予選通過が厳しいはずだとの異議を唱えられず、しかも普段よりチップをはずんでタクシーを降りたのであります。
そう言えば出張に出る朝、日本代表はザンビア戦をやっていましたっけ。
空港で2点ビハインドになったところで機内へ移動したのですが、まさか逆転するとは思わなかった。
でもハイライトシーンを見る限り、友里は日本のベスト16の可能性は限りなくゼロに近いと思ったのであります。
香川や大久保、そして本田も得点したので純粋無垢なファンは大喜びしているようですが、友里は前から疑問に思っていたことをナルちゃん本田に言いたい。
なぜボケ~とパスがくるのを待っているんだ
今回の試合に限らず自意識過剰の本田、味方からのパスをゴール前中央で受けるのは良いのですが、
ヨロヨロの緩いパスでもボールが来るまで立って待ち続けている
んですね。見ていてイライラしてしまうんです。
ヨロヨロボールが本田に到達するということは、スペースが空いているということ。ド素人の友里としては
自分でボールを迎えに行って、素早くシュートなり味方へパスした方がチャンスは広がる
と考えるのです。
ミラン移籍後評価が激減した理由に、運動量がないというかスピード不足を指摘されていたはず。また若い頃は、仲間から
下手くそなのに態度だけはデカい
と週刊誌などで言われていましたっけ。
昔のFWじゃないんだから、寝そべってボールが来るのを待つなと友里は言いたい。
相手が相手だから本田にボールが到達しましたが、予選で当たる格上相手チームが本気モードでそんなことを許してくれるのか。
かくしてタクシー運転手のいうように、予選の初戦ではコートジボワールに敗退、その勢いを保って予選通過は夢のまた夢となるのではないかと予想します。