ボストンに来て3日が経ちました。初めて訪問した地でありますが、こぢんまりした街並でNYやシカゴとはまったく異なる雰囲気。治安も良さそうで住みやすそうです。
ボストンといえばシーフードか。オイスターやロブスターを扱う店が多くありまして、クラムチャウダーもここが発祥の地でありましょうか。
今回ボストンでは、創作アメリカンの店のみを予約しただけであとは白紙の状態で友里は乗り込んだのであります。
現地での店選びでありますが、ホテルのコンシェルジュの紹介はイマイチな経験が多かったので、今回はネットで検索。
店選定で重要視した条件は
現地駐在員(妻も)が美味しいと勧める店
でもこのような情報、頼りにして良いのでしょうか。
昨晩も現地駐在妻が勧める現地人含め超混雑するシーフード店へ行ったのですが、
生牡蠣、ツナタルタル、チャウダー、ロブスターといずれも期待外れ
期待が大きすぎたのかもしれませんが、生牡蠣はまったくの普通味。ツナは醤油系の濃いジャンク味で肝心のツナの味がしない。
アワードに輝いたというチャウダーは貝やジャガイモなど具は無茶苦茶多かったですが、肝心のお味は貝系のお出汁が弱いかなと。NYのグランドセントラルと大差ないかも。
ロブスターもどうってことなかった。
まあ、アメリカで料理に期待するのがそもそも間違いと言われればそれまでですが、その前に友里は根本的な疑問を持ったのであります。
そもそも駐在人って、味がわかる人種なのか
駐在しているからと言って、味がわかる人とは限らないのではないか。それは本国の人も同じ。よく
本場イタリア出身の知人が美味しいと言っていたイタリアン
とかいうブログ情報も見かけますが、本場人といえども味がわかるとは限りません。
簡単ながら説得力ある例を挙げますと
マスヒロさんに真の和食の味がわかるものか
アメリカでマスヒロさんが美味しい和食と言って、それを信じて訪問する賢い外食好きが存在するものなのか。
山本益博氏に限らず、門上武司さんやカオリンも日本人だと思うのですが、彼らのオススメの店でまともな味の店は皆無に近い。味がわからないから、どんな料理でも便宜をはかってくれる店を美味しいと宣伝してしまうからであります。
日本人といえども和食の味がわかるとは限らないということは
本国人でも自国の料理の味がわかるとは限らない
ということ。イタリア人でも大阪人のような嗜好の持ち主が駐在していたら
単に濃い味だけの店はすべて美味しいとなってしまう(しかも安いワインを持ち込めたら最高評価か)
今回のNY訪問では、マスヒロさんが絶賛していた辻調関与のNY和食
Brushstrokeの無茶苦茶に不味い料理
を体験して、この実態を確信したのであります。
このくそ不味い和食店(日本人として和食と自称するのはやめてもらいたい)の短評は、近いうちにアップしたいと思います。あまりにひどい食後感だったので。