すみません。原稿仕上げてアップするのを忘れていました。
毎日暑い日が続いています。全国的にお盆休みに突入しますが、私は何の予定も立てておりません。
巷では、友里もマスヒロさんみたいにランチやB級にシフトしてきて懐が苦しいのではないか、裁判で負けて大きな負債を負うだろう、といった話があるようです。確かに今まではあまり昼食をとっていなかったのでランチのことを書かなかったのですが、最近は昼も食べているので書いているだけであります。確かに苦しい家計ではありますが、夜もしっかり訪問していますのでご安心ください。
去年の8月は「グルメバトル」の原稿で昼夜大変でしたが、今年は9月から再開する「日刊ゲンダイ」のコラム準備くらいですから、結構暇というか楽ですね。
あとここで中間報告をさせていただきたいことがあります。今年初め、新著の話があるとアイデアを募集させていただきました。色々と斬新なプランをいただき、編集者と掲載店の検討に入ったのですが、編集側の都合で一時中断しております。このままボツになるか、復活するか、少なくとも年内の出版はないと思いますので、ここに報告させていただきます。
さて、本日の3店、ランチが2店と日本一予約が難しい鮨屋が1店です。
四川豆花飯荘 新丸ビル
シンガポールにある「四川料理店」の日本進出だそうです。以前フリで13時ころ行って断られたくらい一見盛況のようでしたが、ちょっとした仕掛けがありました。
11時のオープンと同時に店前で待っていた客が入ろうとすると、レセプションのスタッフがいちいち名前と人数を聞いて台帳に記入します。店内は客ゼロなのにですよ。しかもすぐ案内しないで入口の椅子に座らせて待たせるんです。準備ができていないわけではありません、店前に無理に「行列」をつくって人気があるということをアピールする「行列偽装」ではないかと考えます。
店内はかなりの大箱。2800円から5500円くらいまでのコースで、エビチリ、トンポーロ、麻婆豆腐などが出てきます。いずれもディープではない上品な味付け、でも麻婆豆腐も適度に麻、辣がありまして、まずまずでしょうか。
この店の特徴は280円必ずとられて供される「八寶茶」。紅なつめ、クコ、菊花、氷砂糖、百合根、龍眼、ジャスミン茶、プーアール茶の混合で、1メータくらいある長い注ぎ口の急須を振り回すパフォーマンスで注いでくれるのです。勢いよく注がれたお茶はテーブル上へ飛沫がとぶほど。しかし、あの長いものを振り回して、いつか客に怪我人がでるのではないかと思うのは私だけでしょうか。
話のタネに一回は行ってもいいかも。その後に夜も訪問済です。
レストラン大宮 浅草 新丸ビル店
訪問した時期はまだ結構盛況で行列が12時過ぎもできていましたが、現在はだいぶ落ち着いてきたようです。開店とほぼ同時に、デミグラスの限定ハンバーグが売り切れたようで、マスヒロさんと同じタンシチューを頼みました。マスヒロさんは味に深みがないといったマディラソースでしたが、私にはかなり下町チックで味が濃く感じるもの。深みがなくても彼には好みだと思うんですけど、化学調味料が彼には足りなかったんでしょうか。
あら輝 上野毛
非常に久しぶりの訪問です。いつのまにか夜2回転営業になっておりました。一か月以上前に、知人が予約を取ってくれての訪問、結論から言わせていただくとそんなに気合い入れてわざわざ出かけるほどの鮨屋ではありません。
ツマミが7種ほど、握りが10個以上出てきましたが、全員がほぼ同時に右から左へツマミや握りを供されて食べるので、客は養鶏場の鶏みたいな感じです。
星鰈、蒸し鮑、馬糞ウニなど質もそれほどのものではない。酢飯はよく言えば無難、はっきり言えば普通、特徴なくちょっとネバネバしていて、私の好みではない。握りは手数が10手ほどかかっており見た目はいじり過ぎ。洗練さを感じませんでした。
最後の有名なチョモランマ、昔はなかったと記憶していますが、ただの中トロ部分を3個分使った大きな手巻きみたいなもので、質も大したことありません。
ほとんどが常連客なのでしょうか、ネットにもありましたが店内はサロン化していて、客の主人やタネ、握りへの称賛が不自然なほどしつこい。酔いが回り過ぎたのか、「こんなに美味しい鮨は初めてだ、感動した」と突っ伏して涙ぐんでいた男性客もいましたから腰を抜かしました。
このレベルでなんと大げさな。一人2万円弱と昔と比べるとかなり高くなっておりますが、銀座の繁盛店と比べて何ら傑出したものを感じません。
地元の客も結構多いと思うのですが、感動して絶賛している人たち、銀座の「小笹寿し」や「くわ野」、
など有名店へ行って冷静に食して判断したことがあるのか。この店ごと銀座へ持って行ったら、完全に埋没すると私は考えます。勿論2回転営業も挫折するでしょう。
全国から客が訪問するとの話も聞きますが完全な「過大評価鮨屋」。上野毛という「立地の妙」があるだけ、わざわざ一か月以上待って訪問するような鮨屋ではないと考えます。
作成者アーカイブ: tomosato
最近訪問した店 短評編 14
レミーのおいしいレストラン
先週末に映画を2本見てきました。「トランスフォーマー」は予告編とはまったく違って宇宙からの侵略者の恐怖感のないただのロボットとの友情を絡めた少年冒険もの。それなりに時間を楽しめましたが、昔の変身ロボットアニメを見ているようなものでした。
そしてこの「レミーのおいしいレストラン」。映画館内は子供連れが多かったですが、内容はある意味大人も楽しめるというか、飲食店への真面目なメッセージが込められていると私は思いました。
映画評論ではないので内容その他は省きますが、今は亡き天才シェフ・グストーが発する次のフレーズが頭に残りました。
「真の情熱があれば誰でもシェフになれる」。映画では主人公のネズミがシェフになるのですが、私はこの言葉は今の料理業界への問題提起ではないかと考えます。日本だけではないと思うのですが、この業界、「真の情熱」も持っているシェフがなんと少ないことか。換言すれば、「金儲けに情熱を注ぐシェフ」がなんと多いことか。
映画でもグストー亡きあと店を仕切っている料理長(悪役)が、「グストーブランド」を利用して、冷凍食品、中華食品、ブリトーなどのファストフードの販売に血眼になっている様が描かれておりました。アメリカでも儲けに奔りすぎる料理人や経営者が目立っているのでしょう。
最終的には主人公(ネズミ)と準主人公(料理の下手なシェフ)とその恋人が、ネズミと人間のための小さなビストロ「ラタトゥーユ」をオープンしてハッピーエンドになるのですが、ラタトゥーユを食べた超辛口の料理評論家が「料理を楽しむのを忘れていた」と感激した場面は考えさせられるものがありました。
不当な金儲けなどの邪心のない純粋に料理が好きなシェフの料理を食べると心が洗われるということでしょう。この友里でさえ料理を楽しめるようなシェフが増えてくることを期待するばかりです。(実際は私はその場ではたいてい仲間と楽しんで食べているんですけど)
しかし、この映画の監修、吹き替えを石鍋裕シェフが担当、応援レストランとして提携している店の中にクイーン・アリスがあるのは何かの間違いではないか。完全なミスキャストであります。
質を一切無視した多店舗展開を続けるクイーン・アリスグループ。中華、ヴェトナム、イタリアンから最近は日本料理にまで進出し、地方のホテルの披露宴コース料理のプロデュースまで請け負って稼ぎまくっているこのフレンチシェフに、天才シェフ・グストーのいう「真の情熱」があるとは到底思えません。エンディングにある「ビストロ・ラタトゥーユ」とはまったく重ならないのです。
画龍点晴を欠くというのでしょうか、せっかくよいメッセージをもった良質なアニメを造ったのに、配給会社の安易な戦略がちょっと残念でありました。
※芝浦工業大学教授・古川修氏との訴訟経緯ですが、先方の書面がエライ細かく沢山出てきたのでまだ読み切っておりません。近いうちに骨子をアップさせていただきたいと思います。
医者もスポークスマンに成り下がってしまったか
友里は料理人や店経営者の口上を垂れ流す「スポークスマン」として店宣伝に励んでいる自称料理評論家、自称レストランジャーナリスト、グルメライターたちを問題視し糾弾してきました。しかし、まったくの力不足で今尚この「宣伝屋」は飲食業界に跋扈しております。
そして今度は、世間よりもっと尊敬を受ける可能性のある「医師」がスポークスマン化している情けない姿を昨日今日とTVで見てしまったのです。
朝青龍の自宅謹慎問題、連日TVのワイドショーなどで取り上げられ、コメンテーターたちは辛口の批判をしております。自宅謹慎数日で精神的に参ってしまうくらいなら、引退してモンゴルへ帰れとの意見、私も同感なのですが、世には捨てる神あれば拾う神ありというのでしょうか、いやお友達による援護射撃で朝青龍側は巻き返しに必死のようです。
昨日は朝青龍と親しいという神経内科が専門ではない医師が「鬱の一歩手前だから療養のためモンゴルへ返したほうがいい」と自宅謹慎を解くよう世論に訴えておりました。
そして本日朝、TV朝日の独占インタビューということで、朝青龍の主治医と自称する「平石貴久医師」が朝青龍の普段の人となりを話して世間の同情を買おうと画策しておりました。
「実際は気の優しい繊細な青年なんだ。人の噂もすごく気にするくらいだ。私には絵文字入りのメールを送ってくれたりする」とのこと。いかにも本当は好青年であり、反省しているのだから許してやってくれ、みたいな強烈な援護射撃であります。
でも、これって医師として許されるんでしょうか。友里的に斬らせていただければ、平石医師の発言は医師としての「守秘義務違反」であります。自分の患者の病状ではないにしても、精神状態や性格を他人にばらしていいものなのか。医師として仕事上知り得た「個人情報」のはずです。また、昨日の「お友達医師」ははっきり「鬱の一歩手前」と病状を公開していました。これも完全に「守秘義務違反」であります。
医師は患者の都合の悪いことはよく「守秘義務」だからと発言を拒否する場面を見ますが、患者の都合のいいところだけを世間に公開するのはまさに「守秘義務」を盾に取った「自分勝手」、「良いところどり」ではないでしょうか。こんなことをして世論を自分に有利に誘導しようとしている朝青龍側の戦略に非常に憤慨する友里でありました。
だいたいこの平石医師がやっているクリニック、何で有名だかご存知でしょうか。あのやはり悪役でバッシングされている清原選手も通っていたと記憶している六本木の「ニンニク注射」で有名なクリニックであります。HPではなぜか、野球選手のサインボールを飾っているところも載っておりました。どう考えても、「医は仁術」をモットーにしているクリニックとは思えません。「医は錬金術」と言ったほうが似合いそうであります。
しかし、高校出たてのダルビッシュもあの松坂も自宅謹慎に耐えたはずです。数日間で音をあげる横綱なんて、土俵に復帰しても「ノミの心臓」と言われてなめられるだけだと考えます。どんなに「お友達医師連」が援護射撃しても、もう力士生命はある意味終わったも同然ではないでしょうか。






