焼肉
オコチャマ舌の方限定、よろにく
by tomosato on 5月.15, 2010, 焼肉
「食べログ」などネットで人気の南青山にある焼き肉店。「特選A5和牛を堪能する大人の焼肉」が釣りキャッチですが、大人的なのはダイニング調の内装だけ。肝心の肉はジャンクやファストフードを食べ慣れた人が好むオコチャマ味であります。
ポーション小さく脂(サシ)が入りすぎた、私に言わせると脂の味しかしない柔らかいだけの肉に、タレ味だろうが塩味だろが添加物まみれとしか思えないほど味付けを濃く(しかも甘い)しただけ。
厚切りでも他店に比べると薄いですから、自慢の薄切りなんて問題外。スタッフが仕切る緩い焼き加減も後押しして、調味料の味しかしない柔らか脂焼肉の連続であります。
牛の色々な部位がありますが、どれも肉の味がしない正にオコチャマ舌専門の焼肉店なのです。
そしてこの店の姑息な営業戦略に問題提起です。ほとんどの客は、一見お得に見えるコース料理をオーダーします。
例えばぐるなび限定コース。7000円ですが、突き出しやキムチ、ナムルに、肉刺身の盛り合わせ、そして8種の部位と素麺にデザートと盛り沢山。部位のネーミングも、「並みじゃないカルビ(ロース)」や「シルクロース」と特別な肉のように思わせる巧みさ。
でも出てくるものは各部位一人一切れだけでしかも薄い。刺身も含めてすべて一口で終わってしまうのです。濃くて甘い味付けは、少ない総量を補って少しでも満腹にさせようとする戦略なのか。
2時間の時間制は仕方ないとしても、わずか1時間でラストオーダーとするのはいかがなものか。しかも料理はその1時間ですべて出し切ってくるのです。
つまり、一見お得に見えるコースメニュー(実は総量が少ない)で客を釣るだけではなく、一時間前に追加オーダーをさせて更なる売り上げ増を狙っているのです。1時間も残っているのにオーダーを閉められると思ったら、そしてコースの総量が少なかったら、客は多めに追加してしまうでしょう。
しかも追加肉(単品扱い)も量を考えると値付けは高過ぎです。
柔らかいだけ、脂が多いだけ、量が少ないだけ、味が濃いだけ、すべて(キムチも)が甘いだけ、と実態はまともな焼肉屋の体をなしていない「よろにく」。
飲み物を入れると客単価は1万円台半ばになりますからCPも悪く、オコチャマ舌の人以外は近づかない方が無難です。
行く前から結果はわかっていた、焼肉 小倉優子
by tomosato on 12月.19, 2009, 焼肉
「裏モノJAPAN」という月刊誌から芸能人がプロデュースする飲食店への同行取材依頼を受けて訪問したのは11月のはじめでありました。歌舞伎町の飲食店へ入ったのは学生時代以来かも。居酒屋やガールズバーが入る雑居ビル4階に小倉優子が名前貸しするこの焼き肉店があります。
行列は出来ていませんが断続的に客が入って来て店内はいつもほとんど満席状態。単品もありますがこの店は135品から選べる3129円と150品から選べる3622円の食べ放題が人気です。後者には「国産黒毛和牛」というウリがあります。我々は勿論3622円を選択しました。
しかし国産で黒毛とはこれ如何に?普通日本で育つ黒毛牛は「和牛」と表記されるはず。「国産牛」は主に「乳牛」の表記です。スタッフに確認したところ(思った通り)、黒毛牛と乳牛の掛け合わせ(いわゆるF1種)であることがわかりました。
この店の食べ放題は寿司食べ放題の「雛鮨」と同じシステムをとっています。まずは最初に店側が用意した「盛り合わせ」を食べなければなりません。ミノ、ハラミ、カルビ、鶏などですが、結構量が多くて質が悪いから食べるのが大変。旨みを感じない固いだけの肉の制覇に手間取り、制限時間(120分でオーダーは90分迄)を無駄に消費するだけではなく、お腹も膨らんでしまいます。安い部位の肉を無理矢理食べさせ高い肉(と言ってもF1種)への注文量を減らす高等戦術であります。しかも実質90分しかオーダーできませんから、客は150種あろうが食べられる品数は極端に限定されます。火力が弱く焼くのに手間取り、安い肉はすぐ出てくるのに「国産黒毛牛」はなかなか出てこない。店の思惑通りまたたく間に90分経過してしまいした。
焼肉はタレ主体。当然ですがMSGなど添加物てんこ盛りの味が、旨みのない肉群をカバーすることになります。甘い味付けは肉に限らず、キムチから石焼きビビンバとすべての料理に共通です。
飲み放題(1480円)の生ビールは限りなく発泡酒に近く、どぶろくや日本の焼酎はありましたがワインや韓国焼酎がないのも問題。そして支払いは当然ながらこの食後感で5000円を突破とこの料理ではCP悪すぎ。コリン星人との提携を解消したら一気に集客力を失ってしまうでしょう。





