店評価BLOG

天麩羅

清正もビックリのCP悪い高額店、天ぷ羅政

by tomosato on 5月.28, 2011, 天麩羅

出張での熊本行きを知った読者から「東京の天麩羅に勝るとも劣らない九州一の天麩羅店」と強力に勧めていただいた高額店。博多鮨の実力を思い知らされた直後なだけに、大きな期待を持ってこの4月に訪問してきました。

結論から先に言わせていただくと、東京の高額天麩羅に遙かに劣るともまったく勝らない店でありました。場所は熊本一の繁華街の飲み屋ビル最上階。人の良さそうな主人と女将のわりに無愛想な女性スタッフに違和感を覚えながら、お任せコースがスタートです。

主人と女将が常連客と談笑している中、奥の厨房から女性スタッフが持ってきたのが鯛の真子、玄界灘の鰺(造り)とタケノコの煮物。3皿同時の提供は造り置き見え見えで有り難みなし。出汁は味濃く、鰺の脂も乗りすぎで胸焼けしそうになりました。
続いてゴボウや人参に餅まで入った雑煮とサラダにも仰天。これだけでお腹一杯になってしまう量であります。ツマミは酒飲み用だと主人は力説していたけど、酒がすすまない現実に友里は悩んでしまった。

そして天麩羅のスタートです。薄めの色の天つゆに白味噌出汁(この店だけとか)、パセリ粉、塩、レモンと脇役は豊富でしたが、肝心の天麩羅はポーション、ネタ数とも満足するものではなかった。いやそれ以前の、揚げ技術に大きな問題を感じたのです。
椿油を主体に4種のブレンド油で揚げるという天麩羅、温度が低すぎるのかすべてがベチョベチョでカラッとしておりません。最初に出た海老の足を食べて私の期待は一気にしぼんでしまったのです。すべての揚げ物がネットリしておりり、特にキスは箸で持つと垂れ下がるほどのもの。穴子の時は油の温度を少し上げたようですが、それでも私には物足りない揚げでありました。

高額天麩羅でコース途中に蕎麦が出てきたのにはサプライズ。食してわざわざ天麩羅の途中で出してくるレベルでないと判断させていただきます。
コースの〆を飾るべき掻き揚げがないけど、餅や蕎麦にデザートの西瓜とお汁粉のアシストでお腹は一杯。なぜか別室(茶室)で抹茶を女将から振る舞われて、熊本一、いや多分九州一高い天麩羅体験(2名で2万7000円)は終了しました。

九州一と言われるこの店での経験から私は訴えたい。九州で、高額天麩羅を食べてはいけません。

天ぷ羅 政

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カード手数料を上乗せする店が生き残っていた、京星

by tomosato on 2月.12, 2011, 天麩羅

2011年版ミシュランでめでたく3つ星となった銀座の天麩羅店「七丁目京星」。東京ではお座敷天麩羅の「天一山」に次ぐ高額請求店であります。
客単価は4万円前後、私は諸々の事情で袂を分かって同じ銀座に店を開いた兄の「由松」と共にあまりのCPの悪さに再訪しないと決めていたのですが、驚きの3つ星昇格。検証のため仕方なく訪問したのは昨年12月でありました。電話では、3万円だったコース料金の更なる値上げも通達されたので、それなりの現金を握って入店したのです。

3つ星になったばかりなのにその夜の客は我々を入れて3組と寂しい。
ビールの後、シャンパンを頼もうとしたけどリストがない。女将が数本のボトルを提示するのですが、こちらから聞くまで値段を開示しない姿勢にも唖然。白ワイン含め有名メーカーのワインを高い賭け率で提供する営業に私は腹が立ちました。
シャンパンの最低値が2万5000円。白ワインはシャブリごときで1万6000円とのこと。なぜ天麩羅屋で4万円のドンペリやカリスマ造り手の白ワインをメインとするのか。ワインの値打ちがわかならい成金相手の店と読みました。

天麩羅は海老が6尾と数はあったがどのタネも小さすぎて原価を考えると割高。もちろん味わいも良くありません。特にハゼやキスなど魚はポーションが小さいから火が入りすぎて蒸し焼きのようで食感もなく最悪でした。
何の油を使用しているかは秘密とのことでしたが、こんな天麩羅を真似しようとする同業者がいると思えません。

ワインを諦めて日本酒に専念し、〆の天丼(天茶も可)を食べた後の請求額を見て私は驚いたのです。3名で12万円前後とふんでいたのになんと13万円超え。帰りのタクシー代を残さなければならず、私はカード支払いを選択したのです。
女将は当然のように奥へ一度戻ってから訂正した請求額を提示してきました。その数字は先ほどの額に6%しっかり上乗せされたもの。

今時客単価が4万円を超える店で客にカード手数料を転嫁するセコイ料理人が居るとは思いませんでした。カード手数料の客への転嫁は、どこへ出しても恥ずかしくない立派なカード会社との

契約違反

カード会社のコンプライアンス責任者は、直ちに「七丁目京星」との契約解除を断行するべきと私は考えます。

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移転で主人が丸くなった、よこ田

by tomosato on 1月.22, 2011, 天麩羅

昔から麻布十番では有名だった天麩羅店。主人は「天一」の出身と推測するのは、塩や天つゆ、レモンだけではなく、カレー粉も用意しているからであります。
かなり前に訪問した時、主人が箸を突っ込んできて「このカレー粉で食べろ」と高飛車に指示してきたのに辟易。天麩羅自体も傑出さを感じなかったこともあり、以後は寄りつくことを控えておりました。

今年になって好きだった「楽亭」のクオリティ劣化を仕方なく受け止めた友里、替わりとなる天麩羅屋を開拓するため都内の有名店を再度訪問することになりまして、昨秋久々に再訪したのです。

知人からの情報では、息子さんも揚げ手として働いているとのことでしたが、我々の訪問時は1回転目で客が少なかったからか、主人のアシストに専念しておりました。
しかし天麩羅をどうこう評価する前に、この2回転営業を改めてもらいたいと思うのは友里だけでしょうか。

開始時刻は17時半と20時限定と使い勝手が悪い。お任せコースしかなく1時間半で終わるとのことで、1回転目は18時入店でも良いそうですが、それでも会社帰りには厳しい時刻指定であります。1回転目の客が少なので時刻制限などやめてしまえばと思うのですが、営業的にはうま味があるのでしょうか。

1万円1本のコースは海老が2尾だけ、メゴチやキス、ハゼ、ホタテも小振りや薄身でネタ質は最上に感じません。掻き揚げ(天丼や天茶)までのタネ数は14種ほどで半分は野菜系でしたから、総量的には少なく感じました。
病み上がりだったのでビールや冷酒の飲料が少なかったこともあり、支払いは一人1万数千円と他の高額天麩羅屋に比べて安くあがりましたが、普通の食欲の男性なら追加を頼まなければ物足りない量だったかもしれません。
同じ時間制でも「近藤」と違って予約を入れやすいのが取り柄でありますが、食べログで最高評価の天麩羅であるとは思えませんでした。

ただし店の雰囲気はかなり改善されています。主人も丸くなり、「レモンに塩を2サジ入れろ」との提案はありましたが、以前のような緊張感は消滅しており、どちらかというと好々爺のイメージ。食べログの高評価は天麩羅でなく主人の接客の変化が大きなアシストになったのかもしれません。

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